堀江社長が総選挙に出馬か

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050816AT3L1605I16082005.html

自民党 meets 堀江社長.ということだ。この報道でLivedoorの株価があがったらしい。

他にも、自民党は参議院比例区みたいな擁立の仕方をしているのだが、今回の選挙で地方組織がダメージを受けて、衰退の道を歩んでいるように思える。

有名人を落下傘で立候補させると、無党派の有権者にはある程度浸透するかもしれないが、地方組織に浸透するとは思えない。堀江社長が自民党の地方組織の人に頭を下げまくるだろうか。これが公募で選ばれたようなまったく無名な人だとやらざるを得ないのだが、なまじ有名人だと、組織の力を借りずに当選できると思い、軽視しがちだ。そうすることによって軋轢が生まれる。

あと、現制度だと、民主党みたいに比例区と小選挙区で重複立候補して、小選挙区で落選しても、比例区で復活当選するようにしたほうが、議員として地域で活動できることによって次回の選挙で小選挙区での当選の公算が高くなる。人材も集中投下できる。(ちなみに重複立候補をしなくて失敗したのが1996年総選挙の新進党だと思うがまあそれは別の話)にも関わらず、比例単独で有名人を立候補をするという。比例単独での立候補連続回数を党として制限しているというのに。

あと、自民党と公明党との微妙な関係。公明党は郵政民営化法案に賛成してそのことを主張しているが、郵政民営化に反対した議員を支持しないかというと、それは地方の事情によるらしい。たとえば山梨2区は前職は郵政民営化法案に反対して、自民党も「刺客」を擁立しているが、公明党は前職のほうは応援するのではないかと思う。創価学会は昔からの関係を重視するのではないかと。

私が思うに、「造反」組でもっとも盤石なのは山梨2区。堀内富士急行はやはり強いよ。他にも岡田ジャスコとか麻生セメントとか、それに比べると堀江Livedoorは福岡市との縁はそれほどないからなぁ。仙台あたりだとまだよかったかもしれないが。

しかし、堀江社長。自身のブログで「選挙があると工事とかが遅れて迷惑だ」とか書いていたのに。