旅が台無しになる恐れもある

http://www.asahi.com/life/update/0724/007.html

台無しという言葉の響きの恐ろしさには、甘美なものさえ感じる。台無し、台が無し。

要するに、JR東日本のインターネット予約サービスであるえきねっとは、JR東日本の駅でしか切符が受け取れないという話。事業者側にして見れば当たり前だと思うことも、利用者側にしてみると納得がいかないという事例の一つか。

他社の駅で受け取れないのであれば、他社の切符は買えないようにしたほうがいいとさえ思うが、それでは不便すぎる。マルスがJR全社共通のシステムなのに、インターネット予約サービスは会社ごとでばらばらというのが問題なのか。分割民営化の弊害と言うべきか。

えきねっとで予約した切符を全国の駅で受け取るのは無理があるとは思うが、名古屋、京都、新大阪くらいの大きな駅に発券端末を置けば、まだ救われる人がいるのではないだろうか。ただ、えきねっとだけではないが、インターネットを使った切符の予約システムというのは、脆弱というか、使っていておっかない感じがする。余裕を持って使うべきだと思う。