第八回私撰流行語大賞発表

私撰流行語大賞とはその年に流行した言葉を私が勝手に決めるものです。なんと2000年から毎年続いております。過去の私撰流行語大賞もあわせてどうぞ。

大賞:「マー君、神の子、不思議な子」
今年のパ・リーグ新人王である田中将大投手を評して野村克也監督が放った一言。数々の至言を残している野村監督だが、この言葉についてはまずリズム感がいい。そして、内容があまり良くなくても勝ち星につながる、そういうものを持っている田中投手に対してまさに言い得て妙な言葉である。
社会部門:「ビリーズブートキャンプ」
あれだけ騒がれたわりには本家のほうでは選ばれず。ビリーが来日してくれないからだろうか。外国の人が考えたダイエット方法がこれだけ日本に広まるというのはすごいと思うのだが。見てるだけならおもしろいけど、本気でやるのは勘弁してほしいと思った。
社会部門:「違うよ。全然違うよ。」
マーク・パンサーが始めたビジネスはマルチ商法なのでは?という指摘を否定したときに用いた言葉。最初は煽りすぎでは?と思ったが、噛みしめてみるとぐっとくる言葉だったので選んだ。
スポーツ部門:「F1グランプリ弁当」
今年のF1グランプリは富士スピードウェイで行われたが、観客輸送などの不手際が問題となった。そして、「F1グランプリ弁当」というキャッチーな名前の弁当が1万円で売られていた。他の食べ物も軒並み高めに売られていたのだが、F1会場で物を売る店が主催者側に払うお金がだいぶ高かったとのこと。
国際部門:「I’m Not A Plastic Bag」
Anya Hindmarchが売り出した「I’m Not A Plastic Bag」と書かれたエコバックを買い求める人が、日本だけではなく世界的に殺到した。ここのブランド鞄は高いが、このエコバックは手頃な値段だった。エコロジーの精神としては無駄な生産をやめるべきで、このエコバックを売ることがそれにつながったのかははなはだ疑問だ。Plastic BagでないBagはそこらじゅうにあふれている。
IT部門:「Ittemia」
IttemiaというGPS携帯電話を使ったスタンプラリーサービスが個人的には大ヒット。Ittemiaの目的地に行くことを「行ってみあう(Ittemia-u)」(「行ってみよう」の調子で)と個人的に勝手に呼んでいるが、世間一般ではこのサービスの評価をほとんど聞かない。あんまり流行っていない?