MP3プレイヤー退化論

私が使っているMP3プレイヤーが壊れてしまった。具体的にはすぐにパワーオフになるという現象が発生するようになった。聴く曲を変えようとするとパワーオフ、聴いている途中パワーオフ。そういうわけで、新しいMP3プレイヤーを買おうと情報を集めた。私がMP3プレイヤーに望む要素は以下の三つ。

  • 乾電池で動く(≒専用の充電器不要)
  • 直接USBポートに接続できる(=USBコード不要)
  • Windows標準のエクスプローラでファイルをコピーできる(=専用アプリケーションが不要)

私がいちばん最初に買ったRio500は乾電池で動くという要素だけを満たしていた。コードが必要という点はそれほど不便ではないものの、専用アプリケーションが必要という点はかなり不便だった。その専用アプリケーションがかなり使いづらかったのだ。有志の人が作ったフリーソフトを使うようになってだいぶ便利なったが、やはりエクスプローラでファイルをコピーできるのがいい。次に買ったCREATIVE Muvo TX FMは上の三つの要素を全て満たしていた。それで不満もなく使っていたのだが、壊れてしまっては仕方がない。

上の三つの要素を満たすMP3プレイヤーを探したのだが、私が探した限りではそんなものは存在しなかった。まず、乾電池で動くというプレイヤーはほとんどない。ほとんどが内蔵の充電池で動く。そこを妥協しても、残りの二つの要素を満たしていないMP3プレイヤーが多い。若者に人気のiPodなんて一つも満たしていない(はず)。こんなもの買うかー。私としては最近のMP3プレイヤーは過去に比べると退化しているように思うわけだ。

そういうわけで、乾電池では動かないけど、専用の充電器は不要、残りの二つの要素は満たしている、というMP3プレイヤーを買うことにした。パソコンのUSBポートにさしておくことで充電される。充電器が不要なことはいいとして、私が乾電池で動くことにこだわるのは電池が消耗したときの交換の利便性を考えてのことで、そういう意味では同義ではないのだが、まあ仕方がない。詳しいことは後日書くつもり。