2008年10月一覧

2008年10月月報

自分が運営している他のサイトの動向です。

自由活動領域II

http://area.free-active.com/

路線バスの旅関東一周の旅第4回を公開した。近日公開予定とか書いておいて結局公開したのは月末近くになる。第5回は来月中に行う予定ではあるが、来月中に公開できるかはわからない。また、放置してあるデラシネ紀行体の方針が決まった。基本的には縮小する予定。これは今年中にはリニューアルをしたい。

政治情報ライブラリ

http://politics.free-active.com/

政治情報ドキュメントの戦後十年の続きでも公開した。解散総選挙が11月に行われるという声もあったが、結局やらないみたいなので、来月は、政治情報データベースはデータの更新くらいを行う予定。


JAL社長「悔しかったらソウルまで飛んでみたら」

JALの西松遥社長は21日の会見で、JR東海がリニア中央新幹線の地形地質調査結果をまとめたことに関連し、「(リニアができると)新幹線と航空機の東京-大阪間のシェアは、80対20から100対0になる」と指摘。「この20%のために5兆円を払うとなると、ものすごい投資だ」と皮肉った。「悔しかったら(新幹線で)ソウルまで飛んでみたら」とも述べた。

http://mainichi.jp/select/biz/news/20081024ddm008020023000c.html

そもそもJRは悔しくないのでは?

「20%のために5兆円払う」という指摘も意味不明。JR東海は飛行機のシェアを奪うためにリニア中央新幹線を作るのではない。皮肉った、と書かれているが、全然皮肉になっていない。

改めて考えてみると、航空会社がとれる戦略の選択肢自体が少ないように思う。その歯がゆさはあるのかもしれない。ただ、この発言は血迷っているような感じを受ける。



田村秀「自治体格差が国を滅ぼす」

私もかねてより人口が集中する自治体と、人口が減少する自治体の差の問題を感じていたので、この本を読んでみたのだが、正直なところ、それほど期待したほどの内容ではなかった。勝ち組自治体として、千葉県浦安市、愛知県豊田市、兵庫県芦屋市、負け組自治体として、北海道夕張市、千葉県木更津市、大阪府西成区、模索する自治体として、群馬県大泉町、三重県亀山市、徳島県上勝町の例が挙げられているが、上勝町の例は私自身よく知らなかったのでためにはなったが、基本的に例が極端すぎて、そこから日本全体の自治体の格差の問題に結びつけていくことが難しい。また、「ある意味では日本の縮図のような県」と銘打って新潟県の例が書かれているが、そこに書かれているのは日本の問題というよりは、新潟県の問題である。この著者は新潟県在住ということでそれを書いたのだろうが、学生のレポートみたいだと思った。最後には、「電気はどこからくるのか」「水はどこからくるのか」と、子ども向けみたいになってくる。問題の着目点はいいとしても、そこからの論の展開がどうも拙い感じがした。

「全国どこの都道府県へも最低三回は行ったし」と書いているが、こういうことをあえて書いている本はあまり見ない。私も全国どこの都道府県へも最低三回は行っている。沖縄県が三回で、あとは四回以上行っている。しかも全て自腹で。

自治体格差が国を滅ぼす  (集英社新書)

自治体格差が国を滅ぼす (集英社新書)


岡山県知事選挙で石井正弘氏が当選

http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/10/26/2008102622043526000.html

石井氏と住宅氏の票差は約57000票。大差というわけではないものの、もう少しのところで、というには票差がある。住宅氏善戦と言っていいとは思うけど。岡山市、倉敷市、早島町では住宅氏が得票数を上回っているが、それ以外の市町村では石井氏が上回った。支持基盤の違いが出たかたちか。

それにしても、テレビで有名な人が出た知事選に比べると報道量が全然違う。


リニア中央新幹線、諏訪・伊那谷ルートは「5分長いだけ」と長野県が試算

http://www.shinmai.co.jp/news/20081025/KT081024ATI090011000022.htm

なんかこの件がらみで当ブログの過去記事がだいぶ参照されているみたいなので、なんか書かねばと思って書いてみる。

リニア中央新幹線計画で、JRが想定する直線のCルートと長野県が要望する諏訪・伊那谷まわりのBルートの差は40キロで、時速500キロで走行すると5分くらいしか違わないと、県が試算したという。カーブで速度が落ちる可能性があるが、その場合も10分も違わないという。

違いが10分あるとして、10分「しか」違わない、と言ってしまっていいのか、という点が気になる。例えば、長野県が道路を作りたい、今まで1時間かかっていたのが50分に短縮されます、という説明をした場合、「10分しか違わない」と返されたらどうするのか。1時間内での10分の違いはけっこう大きな差だと思う。

所要時間の問題もさることながら、建設費の問題もあるし、気象による障害発生のリスクも考えなければいけない。長野県がBルートで作ってほしいというならば、それらの条件を総合的に分析した結果を出すべきだろうが、今のところはただごねているだけである。

そもそも、リニア中央新幹線について、JR東海と長野県の目的の意識が違っているままでいいのかとも思う。JR東海はリニア中央新幹線は今までの鉄道とは全く違った思想で作るということをはっきりと宣言しないと、長野県みたいにおらが町に鉄道を通せ、という声は止まないと思う。私としては、極力政治色を廃して、事業者が合理的だと考えたルートで建設してほしい。


横浜あたりに行く

今日は東京をぐーるぐる回ろうと思ったのだが、起きた時間が遅くなってしまい、結局横浜に行くことにした。ただ、東京はどうかわからないけど、横浜では小雨っぽかったので、ぐーるぐるするには不適切な日ではあったとは思う。

横浜では今年3月にできた横浜市営地下鉄グリーンラインに乗る。できてから半年以上手をつけていなかった。乗客はブルーラインに比べると少ない。ブルーラインとグリーンラインで運転間隔は同じだが、ブルーラインは6両編成の従来通りの規格で、グリーンラインは4両編成のミニ地下鉄。ブルーラインは関内、桜木町、横浜、新横浜と繁華な場所を通る分だけ、乗客が多くなる。ミニ地下鉄は建設費が安上がりで済むということになっているが、グリーンラインの場合明かり区間が多いので、その場所の建設費は変わらないと思う。地下部分はけっこう深い場所を走っているようで、電車を降りてから地上に出る前でかなり上らなければいけない。新しい地下鉄ならそうなってしまうのはやむを得ない部分があるが、横浜郊外でもそういう必要があったのか。よくわからないけど。あと、この路線だと、グリーンラインのうちの二本に一本くらいがブルーラインの横浜方面に乗り入れたほうが便利ではないだろうかとも思った。これも、規格が違うので無理なのだろうけど。


おかしな人

今日、駅前を歩いていたら、いきなり後ろから大声を出している人がいて何事かと思ったら、携帯電話で何か話をしていた。私は携帯電話を知っているので、それは電話で話をしていると認識できるのだが、携帯電話を知らない人がいたら、おかしな人だと思われるだろう。

もっとも、携帯電話にしろ何にしろ、人の背後で緊急時でもないのにいきなり大声を出す人はおかしな人だとは思うけど。


全日空副操縦士が酒気帯びで飛行機の出発が遅れる

http://www.asahi.com/national/update/1023/SEB200810230004.html

出発前の検査で副操縦士から規定を超えるアルコール分が検出されたため、飛行機の出発が1時間半遅れたという。普通、こういう場合は交代要員がいると思うのだが、いなかったのでその副操縦士のアルコール検査を繰り返しやって、規定値以下になったところで出発になったという。もし、2時間やっても3時間やっても規定値以下にならなかったら、それだけ待たせるつもりだったのか。乗客からすれば腹が立つ話だ。

仮に急病になったとか、不慮の出来事のことを考えても、やはり交代要員はおくべきだと思う。飛行機というのは、機材にしても、人員にしても、けっこうかつかつでまわしている感があるのが不安材料だ。あと、全日空は日本航空よりも経営基盤はいいようだが、この前のシステム障害など、細かいトラブルが多いように思う。

もっとも、この副操縦士もプロ意識に欠けているとは思った。8時5分の発のフライトで、12時間以内の飲酒はいけないからと前日の20時に切り上げたというが、現に検査にひっかかってそれが原因で自分の仕事に悪影響を及ぼしてる。38歳だというからそれなりにキャリアはあると思うのだけど。逆にそういうのが慢心につながるということか。


歩きながらタバコを吸う人

歩きながらタバコを吸う人は迷惑だと思っていないのだろうが、タバコの煙が自分のところにこないように煙が出るほうを外に向けて歩いている人は、自分のほうに煙がくるのは困るが、他者に煙がいくのは問題ないと思っているとしたら、身勝手も甚だしい。私が思うに、歩きながらタバコを吸いたい人は、虚無僧が被るような顔をすっぽり覆うようなものを被ってタバコを吸えばいいと思うのだ。そうすれば、煙が外に出て他者の迷惑になることはない。私としても、それを被れば、どうぞ歩きながらタバコを吸ってください、という気持ちになれる。