収賄容疑で逮捕された阪上善秀市長

宝塚市の市長は2代続けて収賄容疑で逮捕されている。前市長の逮捕を受けて7人が立候補して選ばれた市長がまた逮捕、というのはいやはや。

阪上市長は大学卒業後、原健三郎・元衆院議長(故人)の秘書になった。「20代で市議、30代で県議、40代で国会議員、50代で大臣、60代で総理大臣」。そう書いた紙を天井に張り、寝る前に見つめていたと自ら周囲に語っていた。

一時期までは、ほぼ計画通りにキャリアを積み重ねた。75年に27歳で宝塚市議に初当選。2期務めた後、35歳で兵庫県議に。96年に49歳で衆院議員に転身し、01年には53歳で小泉内閣の内閣府政務官に就任した。「趣味は選挙」と、集会などで支持者に公言してはばからなかった。

http://www.asahi.com/national/update/0220/OSK200902190121.html

とあるわけだが、国政選挙に限って言えば、1996年は当時新進党の小池百合子氏に負けて比例で復活当選。2000年は保守党に移った小池百合子衆議院議員とのコスタリカで比例単独立候補で当選。2003年は自身が小選挙区で立候補したものの民主党公認の新人に敗れ、比例復活もかなわず落選。2005年は小池百合子氏が東京の選挙区に移るも、別の候補者が自民党公認になり、自身は無所属で立候補して落選、と、選挙が趣味どまりで終わっていた感じもある。その後宝塚市長選挙に立候補して当選したので、宝塚では支持があったのかもしれない。

市長になりたての公共料金滞納問題の発覚以降、阪上市長に対する報道について触れる機会が私はなかったのだが、逮捕されたからということもあるのだろうけど、逮捕後に阪上市長に関する記事を読むと、[これはひどい]タグをつけたくなる。なるべくしてなったという感じだ。次の市長には、少なくとも逮捕されないような人を選んでほしいと思う。