4月1日

今日は4月1日ということで、入社式が各所で行われたのではないか。私が入社式に出たのがちょうど今から10年前。あれから10年も経ったのか。あっという間だったと思う反面、いろいろあったとも思う。いずれにせよ、いろいろと思うところはあるわけです。コンピュータ業界も厳しい部分があるが、他の業界に比べればまだましなのかな。この前聞いた話だと、いい人はあぶれていない、あぶれっぱなしの人には理由がある、とのこと。まあ、それを言ってはおしまいなのですが。

社会の端っこで働いている私から、新社会人にアドバイスを贈るとすれば、「失敗を恐れるな」と「人が嫌がる仕事をしろ」ということでしょうか。「失敗を恐れるな」というのは、失敗が許されるのは最初のうちなので、失敗を恐れて経験を積めないということがないようにしたい、ということ。ただし、同じ失敗を何度も繰り返すのはだめ。「他の人が嫌がる仕事をしろ」というのは、自分の存在価値を高めるという意味もあるし、嫌な仕事でも何度もやっていくと慣れて嫌ではなくなるかもしれない、嫌と決めつけてしないのはよくない、ということ。他の人が得意としている分野でそれを上回る得意ぶりを発揮するよりも、他の人が苦手としている分野でそこそこ得意ぶりを発揮するほうが、難しくないと思う。あ、これは私のことか。突出した能力がなくて他の人と比べてちょっと変わっている人の術ということで。