沖縄VACATION2日目

今日は宿で原付を借りて与那国島をまわることにする。実は公道で原付に乗るのは初めてだ。免許を取った時に講習で1回乗ったきりだ。はじめてのーバイク-。借りたはいいのだが、原付を前に何をしていいのかわからなくなってしまう。パソコンを目の前にして何もできなくなるおじさんみたいだ。宿の人に初歩中の初歩を教わる。その後、エンジンがなかなかかからない。「無理でした」と返そうかと思ったほどだった。何度かやってエンジンがやっとかかる。動けばこっちのもので、少しならし運転をした後は問題なく乗ることができた。自転車は得意なので、原付独自の感じさえつかめれば大丈夫だった。

与那国島、結論から言うと、いい島だ。私が泊まった久部良から南まわりで島をまわっていく。まず、公道に馬がいて驚く。与那国馬という馬だろう。馬といえば神経質というイメージがあるのだが、車が来ても怖がっていない。まずは、比川にあるDr.コトー診療所のロケ地に行く。入館料300円で、ドラマもほとんど見たことがないし、それほど入る価値はないかとも思ったが、与那国島の地域発展に貢献する意味でも入ってみる。与那国の南側の道路は本当に景色がいいところで、走っていても楽しい。与那国最東端の東崎は最西端の西崎よりも景色がよかった。牛や馬なんかも道沿いに普通にいる。乳牛は子供の頃に見慣れているが、いるのは肉牛なので、またその違いが新鮮だ。肉牛、体が締まっている。与那国町役場がある祖納で魚汁の定食を食べる。昼時だから混んでいると思ったが、そうでもなかった。このあたりで働いている人は、家でお昼ご飯を食べるか。原付を6時間借りて、どうせ時間が余るだろうと思っていたが、ほぼ時間を使い切った。与那国島を堪能した。

与那国島は、祖納、久部良、比川の集落以外にほぼ人家がない。ここまで集中しているのは特徴的かなと思った。各集落には小学校が残っているのも、いいなぁと思った。今回は天気がよくて本当によかった。雨が降っていたら回れなかっただろう。島内はの道路はけっこう起伏があって、自転車で回るのはたいへんだと思う。ここ自転車で行っていたら泣きそうになっていた、と思う箇所が何箇所かあった。しかし、自転車で回っている強者もいた。原付は楽だった。でも、自宅の近くとかでは乗りたくない。与那国島は本当いいところなので、人生に絶望した人は、中央線の線路に行く前に与那国島に行ったほうがいいと思う。

名残惜しくも与那国を離れ、石垣空港に飛ぶ。9割くらいの搭乗率だった。あっという間の30分で到着。石垣空港からバスで中心部に行く。石垣は与那国と比べるとやはり都会だ。石垣に着いて、まず郷土料理を食べる。最近はアルコールはたしなまないことにしているが、けっこう疲れたので石垣の地ビールを飲んだ。