須磨学園が「制携帯」制度の導入を検討

http://sankei.jp.msn.com/life/education/090621/edc0906212007000-n1.htm

神戸市の須磨学園中学・高校が学校が支給する携帯電話を生徒に使わせる構想を検討しているとのこと。この学校はコンピューター関連出版会社「アスキー」創業者でもある西和彦氏が学長を務めているとのこと。その時点で…と思ったが、この学校は西一族が経営しているらしい。西和彦氏が学園長ということは、生徒達はインターネットの現実などを経験者から学ぶことができるのであろう。うらやましい。

で、「制携帯」制度であるが、“なりたい自分になる”という教育理念を支えてくるWindowsファミリーを、携帯電話の分野まで広げよう、という思惑があるのではないか。いいようにカスタマイズされた端末を配るということになると、「メールの内容を見られる」レベルの話では収まらなくなる。携帯電話の使用とか小さな話ではなく、情報統制の実験場になりそうな予感。そういう懸念を解消するためにも、学園側はシステムの仕組みを完全にオープンにする必要があるのではなかろうか。