2009年09月一覧

五島・九州の旅 2日目

今回、福江島は原付を借りてまわることにした。福江島には五島バスが通っているが、結論から言うと路線バスで島を短期間で観光するのは難しいかなと思う。

原付は昨日のうちに港前のレンタカー会社で借りておいた。24時間で3000円。その家の子だと思われる「お手伝いしたい年頃」の小学生くらいの女の子が「安い」とか言っていたが(そういうことを口に出しちゃうところが子供だなと思う)、私もこれは安いと思う。さて原付で福江島を一周するわけだが、福江島というのは意外と広い島である。日本で11番目に広い島だという。ベストテンに入っていないというのがまた罠である。そういうわけで、早め早めで朝6時に出かけることにした。起きたときはまだ日が出ていなかったのだが、出かける頃には日が出た。

ルートとしては、朝福江を出て、富江→大瀬崎→玉之浦→荒川→三井楽→岐宿→福江。で福江で昼食。福江から堂崎→岐宿→二本楠→明星院→大浜まわりで福江。また時間があったので、福江空港→鬼岳→鐙瀬→福江で終わり。結論から言うと時間には余裕があった。

福江島の観光地として挙げられるのが大瀬崎であるが、灯台まで行くのはたいへんだった。灯台までの道は蜘蛛の巣が張っていたので、あまり行く人はいないのではないかと思う。灯台が近くに見えるところまで行って引き返してきた。実際はそこまで行かなくても展望台から景色を見れば充分だと思う。車がたくさん停まっていたのでさすが観光地かと思ったが、これは鳥かなんかの撮影に来ていた人だった。

五島といえば教会がたくさんあることで知られているが、私はキリスト教の素養がないので、教会めぐりをしても、別の宗教の言葉だがまさに「馬の耳に念仏」である。信仰心の厚い人がするのであれば意味はあるだろうが。それでも井持浦教会には行ってみたが、ちょうど神父さんがお話をされているところで、熱心な信者の方が熱心に話を聴いていた。それを見てちょっと私とは世界が違うなと率直に感じた。

明星院もガイドブックには載っている名所であるが、行ってみたら中に人がいてお話を聞かせていただける。これも、歴史や宗教の知識がない人にはよくわからないと思う。こちらについては私も全く知らないわけではないので、いくつか質問もさせていただき、興味深いお話も聞かせて頂いた。

堂浦から岐宿に行く道は、途中から道を間違えたのではないかと思うような道になる。そこでガソリンの残りが空くなってきていることに気がついた。岐宿に行けばガソリンスタンドがあるだろうと思い、実際あったのだが休みだった。その後、進んでいく中でガソリンスタンドはあるのだが、どこも休み。確かにレンタカー会社の人に福江以外ではガソリンスタンドがあまりないとは聞いていたのだが、あっても休みということまでは思いが及ばなかった。確かに、離島のガソリンスタンドは休日は休むということが多いのだ。結局、福江の郊外のガソリンスタンドで給油した。

福江も他と同じように郊外に大型店舗があって、ここは混んでいた。中心部の店はやはりあまり賑わいがない。夕方中心部の食料品店に行ってみたが、中にある肉屋などは店を閉めたようだった。あえて買うならこういう店、ということで、ここでパンとジュースを買った。


五島・九州の旅 1日目

今日から5連休である。そういうわけでいつものことながらどこかに出かける。

志木駅から羽田空港行きのバスに乗る。高速道路が混んでいるのではないかと思ったが、それほどでもなかった。羽田空港から発つ便はさすがに満席が多かったが、鹿児島行きは空席があるようだった。私が行くのは長崎。経営危機が伝えられるJALに乗ったが、乗っている分にはあまり関係ない。

長崎空港から長崎まではバスで出る。長崎に着いてすぐにトルコライスの老舗の店に行く。まだ時間は早かったせいか混んではいなかった。普通においしかった。その後、大浦のほうに抜けてグラバー園に行ってみる。長崎は何度か来たことがあるが、いつも観光地を一、二カ所まわるという感じだ。石橋電停からグラバースカイロードという斜行エレベーターに乗っていく。ただ、私と乗り合わせたのは地元の人だけだった。このあたりは住宅街で、長崎は坂の街だから、こういうエレベーターは住民にはありがたいだろう。グラバー園にはそれなりに客がいた。古い洋館があった。グラバー園の出口の前にお土産コーナーがあるのは、だいぶ前に行った孔子廟と同じである。あと、出口を出たところに日刊セイケイの事務所らしき建物があって、ちょっと異様な外観だった。ちょっとおもしろかったけど。

今日の最終目的地は五島福江島である。福江に行くにあたって、最初は長崎空港から飛行機に乗っていこうと思った。しかし、長崎空港に着くのが9時50分で、長崎空港から福江空港に飛ぶ便の出発時刻が10時10分である。これは間に合わないと思うべきだろう。次の便は14時台で、4時間も空港で待つことになる。そこで長崎から船に乗っていくことにした。長崎であれば時間を使うことができるし。とにかく離島に行くときは安全策で行ったほうがいい。長崎からジェットフォイルに乗るが、これも予約しておいた。行ってみたら、全席満席だという。ただ、キャンセル待ちしていた人がけっこう乗ってきた。全員乗れたのかもしれない。

明日は福江島をまわるのでその準備をいろいろと。あと、五島に来たらということで五島うどんを食べる。汁がやけに熱かった。あと、汁が甘い感じがした。五島牛が入っているというので五島牛も食べたことになる。


自民党総裁選が告示

http://www.asahi.com/politics/update/0918/TKY200909180105.html

谷垣禎一、河野太郎、西村康稔の三氏が立候補を届け出た。谷垣氏は過去にも総裁選に立候補したことがある。いわばベテラン。河野氏と西村氏は同じ年齢で40代。河野氏は今までもわりと型にはまらない言動で知られている。西村氏は傀儡呼ばわりする声も一部にあるが、谷垣、河野の両氏では納得しにくい党内右派の受け皿という面もあるだろう。

世代間対決というように捉えられているが、個人的には調和を望むか、変化を望むかという選択ではないかなと思う。今回の選挙は地方票の割合が占めるわけだが、河野氏だと「自民党をぶっ壊す part2」という解釈になってしまうのではないか。衆院選で負けてうちひしがれているときに、大きな変化を望むのだろうか。2005年の衆院選で民主党が負けて前原代表に変えたら更に駄目になったの二の舞にならないか、という不安はありそうな感じがする。とはいえ、谷垣氏だと民主党の失策を待つ状況に追い込まれそう。西村氏はそんなに知名度がないし、唐突に出馬という感なので、地元兵庫はともかく全国的な支持にはならないのではないか。

実際のところ、総裁が誰になるかというよりは、総裁の下で一致団結して党再生にあたれるか、が問題になってくると思う。また足の引っ張り合いだと、党再生は遠のくだろう。


JAL国内7空港から撤退検討

http://www.asahi.com/business/update/0916/TKY200909160161.html

経営再建中の日本航空が神戸、静岡、松本、広島西、丘珠、奥尻、粟国の7空港から撤退することを検討しているとのこと。このうち粟国は既に別会社に運航が引き継がれている。できたばかりの静岡空港から撤退するのは注目だ。川勝静岡県知事は、「県と日本航空が交わした覚書は、搭乗率を上げ、利用を促進するための覚書であり、その精神に反する。」と言いつつ、搭乗率保証制度については「覚書は法的なものなので尊重しないといけない。一方で、双方の合意があれば変更できる」とも言っている。ちょっと虫が良すぎではないか。

やはり「利用促進にがんばっているから撤退しないで」と言っても、数字が出せなければだめなのだろう。松本、静岡あたりは、余程肩入れしないと空港を残すことすら難しくなっていくかもしれない。


鳩山由紀夫内閣発足

http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY200909160190.html

今日、鳩山由紀夫民主党代表が内閣総理大臣に選ばれ、内閣閣僚名簿が発表された。

役職 氏名 過去の主な所属政党 閣僚歴
総理 鳩山由紀夫 自民、さきがけ 無し
副総理 国家戦略 経済財政 科学技術 菅直人 社民連、さきがけ 有り
総務 地方主権推進 原口一博 新進、国民の声 無し
法務 千葉景子 社会 無し
外務 岡田克也 自民、新生、新進、国民の声 無し
財務 藤井裕久 自民、新生、新進、自由 有り
文部科学 川端達夫 民社、新進、友愛 無し
厚生労働 年金改革 長妻昭 平成維新の会 無し
農林水産 赤松広隆 社会 無し
経済産業 直嶋正行 民社、新進、友愛 無し
国土交通 前原誠司 日本新、さきがけ 無し
環境 小沢鋭仁 日本新、さきがけ 無し
防衛 北沢俊美 自民、新生、新進、太陽 無し
官房 平野博文 無し
国家公安委員長 中井洽 民社、新進、自由 有り
金融 郵政改革 亀井静香 自民 有り
消費者 少子化 食品安全 男女共同参画 福島瑞穂 無し
行政刷新 公務員制度改革 仙谷由人 社会 無し

民主党内の「実力者」を揃えた、更に言えば党内バランスに配慮した内閣という印象だ。平均年齢は自分で計算したら60.7歳だった。麻生内閣が58.2歳だったそうなので若干上がっている。世襲政治家は少なく、親が国会議員なのは、鳩山、赤松、中井の三氏のみか。閣僚経験がある人が少ないのも特徴的。もっとも、野党だったのが今回与党になったのだから仕方がないのだが。鳩山総理自体閣僚経験がないわけだが、このあたりは菅副総理が支えていくのか。

内心期待できる人もいれば、危なっかしい人もいれば、何故この人が?という人もいるが、全てはこれからの結果で評価することにしましょう。


リアルタイムでの発信が当たり前の時代

リアルタイム旅行記について考えていたのだが、今ではブログ(モブログ)とか使ってリアルタイムで旅行の報告を伝えるのも当たり前になっている。まとまった文章ではなくても、ブログやTwitterで旅先での出来事を発信するなんて、多くの人が普通にやっていることだろう。でも、そうなったのはつい最近のことだ。10年くらい前はブログもTwitterもなかった。インターネットのサイトはあったが、主に静的なコンテンツをFTPでアップロードする、という感じだった。そういう状況でリアルタイム旅行記を公開していた事例として、掲示板を使って公開しているというのをいくつか目にした。掲示板を自分しか書き込みできないようにして、そこにテキストを載せていくという要領だ。通信方法も今に比べるとだいぶ限られていたから、本当に一部の人がやっているという印象だった。

それも今は昔話である。やはり携帯電話の普及と高機能化が大きいと思う。当時も携帯電話はあったが、電話以外の通信機能といえば、ショートメールくらいなものだった。カメラがついているなんてあり得ない。何で携帯電話にカメラをつけるの?という具合だったと思う。十年一昔というが、時代の流れを感じる。


イチローが大リーグ新記録の9年連続200本安打

http://www.asahi.com/sports/bb/TKY200909140057.html

これは素直に祝福したい。アメリカではあまり大きく取り上げられていないみたいだけど。記録に並ぶ選手として名前が挙がっているのが、100年前の選手だったりする。それだけアメリカの大リーグの歴史は長いということだけど、その歴史に名前を残したというのはやはり偉大である。

イチローのことを嫌いという人もけっこういるようだが、私は好きな選手である。すばらしい結果を出している選手は称賛されるべきだし、私としてはイチローのキャラクターについてもかなり好感を持っている。基本的にはプロフェッショナルに徹しているということ。それゆえに態度が気にくわないとか反感を覚える人もいるのだろう。もっとも、100%の人に支持されるなんてあり得ないことだ。比類なき結果をだすためには、まず自分が信じた道を突き進んでいくことなのかな。


週末日記-群馬・山梨

昨日は群馬に行った。私は群馬県出身ということになっているが、西吾妻で群馬県でも端っこのほうなので、群馬全体のメインストリームからは外れているなという実感はある。ところで、中之条では最近シュッキーというものを売り出しているようだ。高崎でも売っていた。買わなかったが。昨日は雨が心配だったのだが、自分が外にいる時間はそれほど雨に降られなかった。小雨程度で済んだ。志木駅から家に着くまでがいちばんひどく雨に降られた。

今日は山梨まで行ってきた。久しぶりに都留に行く。都留に鎌倉というレストランがあって、実は自分が都留に来て初めて外食したレストランなのだが、そこに久しぶりに行ってみることにした。閉まっていたら困るので、一応インターネットで検索しみてたら、ハンバーグがおいしい、と書いてあった。ここでハンバーグ食べたという記憶がない。最近、ハンバーグには二種類ある。おいしいハンバーグとおいしくないハンバーグである、という具合にハンバーグについては興味を強く持っている。この店ではよくカレーを食べていて、けっこう独特な感じのカレーでまた食べようと思っていたのだが、ハンバーグがおいしいと言われてはハンバーグを食べないわけにはいかないだろう。店の外には「都留カレー」という幟が立っていた。あとで調べたら都留をカレーの街にしようと動きがあったようだ。全然知らなかった。それでもやはりハンバーグを食べる。1000円超えていたので、住んでいた頃は食べなかったのではないだろうか。評判通りおいしかった。そしてやはり他の店にはない独特な感じがする。

久しぶりに都留の街を歩くが、変わっているところ、変わっていないところがあった。細かい点を書いていくときりがないので書かないが、私が住んでいた下宿は健在だった。牛角があったのにはびっくりした。牛角と福多(知っている人は知っているラーメン屋)が隣どおしというのはちょっとシュールだ。都留文科大学構内にも入ってみる。他の大学に行くこともあるのだが、やはり都留文科大学の開放性は他にはない特長で、それは変わっていない。これはずっと保っていてほしいものだ。

富士急行に乗ったのだが、最初乗ったのが富士登山列車という最新の車両で、次は普通の4両編成の車両で、最後に乗ったのがトーマス列車とは名乗っているが古い2両編成の車両だった。2両だとやはり混む。だんだん悪くなった。


大野伴睦のエピソード

1964年、山本幸一衆議院議員による大野伴睦衆議院議員の追悼演説から。ちなみに、山本幸一と大野伴睦は同じ選挙区(岐阜1区)で、前者が社会党、後者が自民党所属。

大野さん、かつて共産党の野坂参三氏が中国を訪れるため、あなたに旅券交付の口添えを依頼した際、何人かがこれに異論を唱えました。しかし、あなたは、「何を言うか、野坂君が中国に行ってもこれ以上赤くなるはずがない」と言われたと聞いております。まことにあなたらしく、この寸言人を説破する力強さは他に及ぶものがありません。(拍手)

当時国交がなかった中国に行きたかった野坂参三が大野伴睦を頼って中国に行くことができた、というようなことがあったという話は知っていた。実はこの話のソースをずっと探していたのだが、別の共産党の要人の話だと勘違いしていてなかなか見つからなかった。あと、原文は私の頭の中に残っていた文章よりもストレートだった…。今こういう発言したら何かと問題にされるけど、当時は特に問題視されなかったのだろう。大野伴睦のような器の大きい政治家は現在にはいないが、現在の空気が器の大きい政治家の培養を阻害している、という面も否定できないかと思う。


携帯電話とパソコンをつなぐ

この間新しい携帯電話CA002を買ったのだが、パソコンと接続することを考えた。今まではそういうことはしていなかった。というのは、CA002のmicroSDカードがひじょうにとりづらい場所にセットされているのだ。今までは、たとえばパソコンで作った文書をネットワークを介さずに携帯電話に持っていきたいと思った場合、miniSDカードを使ってやりとりしていたのだが、新しい携帯電話ではそういうことが困難になる。そこでケーブルを使って接続することを考えた。

auの純正品のケーブルがあるようでそれを買うつもりだったのだが、auショップでも量販店でも取り寄せるのに1~2週間かかると言われた。遅くとも来週末には使う予定だったのでそれでは困る。なんでそんなに時間がかかると思ったのだが、量販店の人にサードパーティの製品があるということを教えてもらった。パソコンと通信できて充電もできるという要件を満たしている。値段も純正品より安い。品質はどうなのかはわからないが、すぐ買えることはいいことなので、それを買ってきた。そもそも、純正品を売る気があるのだろうか。

ドライバを入れたりいろいろ試行錯誤して、何とかメインマシンでの接続に成功した。充電、LISMOを使った音楽ファイルの登録、microSDカードにあるファイルのI/Oができることを確認した。携帯電話で転送モードを選択して、LISMOを使う場合は、データ転送モードか高速データ転送モード、microSDカードのファイルを操作したいときは外部メモリ転送モードにすればいい。このあたり、モードを設定しなくても何でもやってほしいのだが、そういうわけにはいかないのだろうか。

携帯電話で音楽を聴くことは、音楽プレイヤーの電池が切れてしまったときなど、稀にある。非常用音楽プレイヤーとして重宝する。そういえば前の携帯電話もLISMOを使って一度だけパソコンとケーブルでつないで転送したのだろうが、よく覚えていない。CDからりっぴんぐしなければいけないので、基本的にめんどうくさいことだけは確かだ。