神戸市営地下鉄海岸線が10年連続の赤字

総事業費2350億円を投じて阪神大震災後の01年に開業。「復興促進の起爆剤」と期待され、当初の需要予測では1日平均約14万人の利用客を見込んでいた。ところが、初年度は3万4446人、08年度も4万1660人と予測の3割程度に低迷。市は10年度も約4万5千人程度と予想し、赤字額を算出した。

http://www.asahi.com/national/update/0131/OSK201001310005.html

で、年間60億円の赤字とのこと。

この前書いた福岡の七隈線もそうだけど、ミニ地下鉄程度の需要しかない路線は、どうしたって経営状態は厳しくなると思う。三宮からハーバーランドまでは周辺に観光施設もあるが、JR、阪神、神戸高速鉄道が並行して走っているため、神戸市内で完結している海岸線には人が流れてきにくい。ハーバーランドから新長田だとそれほど需要がないのだろう。阪神大震災のせいにしている面もあるようだが、震災がなくてもそれほど状況は変わらなかったのではないか。