2010年09月一覧

民主党代表選で菅氏再選

http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY201009140397.html

民主党代表選で菅直人代表が小沢一郎元幹事長を破って再選。キャプションには大差とあるが、国会議員票は菅412vs小沢400、地方議員票は菅60vs小沢40、党員・サポーター票は菅249vs小沢51で、党員・サポーター票で差がついた様相。この党員・サポーター票というのが、衆議院の小選挙区単位で最も得票が多い候補に1票入るという仕組みで、党員・サポーターの票の総数の差はこれほどの大差にはなっていなかった模様。2005年の衆院選で自民党が大勝したり、2009年の衆院選で民主党が大勝したけど、実際の票数の合計の差はそれほど大きくない、みたいなものか。

菅続投で焦点となるとは人事であろう。特に、現役の閣僚の多くが菅支持を打ち出したが、それと関係なく、菅色を出した内閣改造を行うことができるか、ということに注目していこうと思う。


対馬オメガ局

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20100909-OYT8T01040.htm

日本一の高さの建物は東京スカイツリー、その前は東京タワー、だと思っていたら、2000年に解体された、高さ455メートルの対馬オメガ局の電波鉄塔というものがあったらしい。知らなかった。跡地は公園として整備されているが、最近では観光客も減っているとのこと。スカイツリーの建設を期に説明板のリニューアルなどをするという。

スカイツリーがあれほど人気だから、もし現存していれば、対馬でも一二を争う観光地になっていたかもしれないが、モノがなければ、整備してもあまり意味がないようにも思う。せめて、記念館みたいなものでもあればいいのだが。


週末日記-房総

今日は小湊鐵道、いすみ鉄道に乗ってきた。

五井駅で房総横断記念乗車券を買う。1600円。小湊鐵道五井からいすみ鉄道大原まで途中下車可能の片道乗車券である。小湊鐵道は3両編成だったが、いちばん後ろは貸切車両で、実質2両編成だった。ほどほどの乗車率。車掌が常務していて、最初のほうはかなり仕事が多くてたいへんそうだった。すなわち、必要性があるということだ。地元っぽい客は、上総牛久で降りる人が多かった。観光客っぽい客は、養老渓谷で降りる人が多い。養老渓谷を過ぎるとだいぶ客数が減っていく。終点、上総中野でいすみ鉄道に乗り換える。小湊鐵道、いすみ鉄道に乗る機会はあったが、上総中野まで来る機会はなくて、9年ぶりの訪問になる。ここでは写真を撮る人が多かった。

いすみ鉄道も上総中野から乗る人は二桁いたが、大多喜で降りる人が多く、乗ってくる人は少なかった。地元の人の利用数は一桁に過ぎないようだ。いすみ鉄道はワンマン運転をしている。

小湊鐵道は東京から養老渓谷までの観光路線という側面があるからいいのだが、いすみ鉄道は、首都圏からは近いものの、沿線にこれといったもののなく、周辺人口も少ないのでたいへんだと思う。最近ではムーミンで特徴を出しているようだが、それもなんだかなぁ、と思う。基本は地元に必要とされているか、か。


宿泊予約サイトの話

旅に出ることが多い私だが、泊まるところはさほどこだわっていなくて、基本的には私的な二大チェーン(東横イン、スーパーホテル)が多いが、それがない街に泊まる場合は、るるぶトラベルで探すことが多い。以前は旅の窓口を使っていたが、楽天に買われてしまったので使わなくなった。るるぶトラベルも一応ポイント制度があって、ポイントが貯まると割り引かれる。

なんだかんだでインターネットで宿泊予約は便利。予約確認のメールが返ってくるから確実だし。ビバ!インターネット!


新設される東根市立さくらんぼ小学校校名変更へ

http://www.asahi.com/national/update/0909/TKY201009090440.html

アダルトサイトの名前に使われているにかかわらず、さくらんぼ小学校という名前はどうなの?と思いますがね。ここまで大きく報道されてしまったら、変えざるをえないだろうけど。小学校の名前をPRに使おうという発想としか思えないし、その結果が「さくらんぼ小学校」では登校拒否をおこしたくもなる。

それにしても、「楽しみを奪わないで」「後から入って来たのはおまえらだ」というメールが届くようになった、というのもすごい話だ。「さくらんぼ第二小学校」にすればよかったのか。ある意味、さらにやばい。


鹿島鉄道廃線跡バス乗車&茨城空港訪問

先月の29日に開業した鹿島鉄道の廃線跡を利用したバス専用道を通るバスに乗って、今年3月に開業した茨城空港に行く、を敢行した。

まずは石岡駅まで普通列車に乗っていく。石岡駅で降りた人は多くて、その中に茨城空港行きのバスに乗る人はいるのではないか、と思ったが、いなかった。既に乗っていた2人と私の3人で石岡駅からの乗客である。他に途中で乗り降りした人が数人いたが、結局のべで5人、茨城空港まで乗ったのは私ともう1人の2人だけだった。

石岡駅前のバスターミナルは、報道では石岡ステーションパークという名前で呼ばれていたが、実際は今までとそれほど変わりはなかった。変わっていたのは、茨城空港行きのバスの案内が貼ってある程度か。石岡駅を出てすぐに線路をまたいですぐに鹿島鉄道跡地のバス専用道に入る。バス専用道にはバーでふさいであって、バスが直前まで行くとバーがあがる仕組みだ。こういうのにもコストがかかるわけだが、今までなかった仕組みを持ってくるのだから、ある程度の対策は必要か。鹿島鉄道跡地は、南台のあたりは住宅地だし、あとは国道355号線に近い場所を通っていくので、バス専用道を走るので住宅地などから離れている、ということはない。石岡南台駅の跡地はホームらしきものが残っていたが、他の駅は痕跡らしきものは見あたらなかった。まだ工事している箇所もあって、バス停などはこれから整備されるものと思われる。

四箇村駅でバス専用道が終わる。その先は草むらになっていた。国道355号線に入って、途中小川駅に立ち寄る。小川駅は小さなバス待合所くらいしかない場所だった。その先の小川中央のあたりが旧小川町の中心部で、そのあたりはそれなりに賑わっていた。そこからずっと進んで、茨城空港に着。

バスの客は少なかったが、茨城空港の駐車場に停まっている車の数は多かった。ターミナルビルにも人が多い。フードコードのようなレストランも客がいっぱいだ。ちょうど私が空港に着く少し前の12時に韓国・仁川空港から来た飛行機が着陸したということで、いちばん賑わっている時間帯なのだろうが、活気があることには間違いなかった。13時に空港行きの便が離陸するということで展望デッキに行ってみる。見物客が多くて、200人くらいはいたと思う。ただ、この展望デッキには偏光ガラスを使っていて見づらいようにしてある。なんでそんなことをしているか帰って調べてみたところ、自衛隊百里基地のほうが見えないようにするためらしい。展望デッキなのに展望できないという状態。

帰りはつくばセンターまで行くバスに乗る。乗客は3人だけだった。このバスは大きなバスで、バス専用道は通らない。この時間帯でも国道355号線では流れが悪くなることがあり、国道6号線との合流点では何回か信号を待った。この合流点を避けられるだけでも、バス専用道の価値はあるのだろう。千代田石岡ICから桜土浦ICまでは高速道路に乗る。つくばセンターまで行って、後は、つくばエクスプレス、武蔵野線、東上線経由で帰宅。

バスはやはり利用客が少ないのが心配。すれ違ったバスの客数も少なかった。仮に小川駅まで延伸しても利用増効果は皆無であろうし。平日の通学・通勤時間帯はまとまった乗客があるのだろうが、そうでない時間帯の減便が懸念される。茨城空港はあのあたりでは目新しい施設が少ないので、当分の集客効果はあるのだろうが、それも時間が過ぎればなくなるであろう。本来の飛行機を飛ばすという施設という意味に戻ると、なんだかんだで自衛隊の基地と併設しているということがネックになってきていると思う。スカイマークの神戸便や、中国の春秋空港の上海便など。なかなか難しい構成の空港だな、というのが率直な感想。


高校生クイズの思い出

昨日、高校生クイズの放送があったんですね。

私が高校生だった頃、クイズブームみたいなものがあって、私の友人がペーパークイズを作って、それを友人らに解かせて順位をつける、というようなことをやっていた。私はそれほどクイズにはまっていたわけではないが、一応それに参加していたりした。高校生クイズも2年、3年のときは北海道予選に参加した。2年のときは1問目、3年のときは2問目の○×クイズで敗退した。で、3年のとき、同じ高校のクイズグループに所属した人(私の友人の友人でそれほど面識はなかった)がなんと全国大会に出場。あまり特色のない学校だから、校長は喜んでいた。しかし、ぶっちゃけた話、普段はあまり冴えない人で、テレビ的にも使いづらかったのか、ベスト10まで勝ち残ったにも関わらず、いちばん取り上げられたシーンは、チーム内で言い争いをしているシーンであった。


民主党代表選が告示

読売新聞の、菅、小沢陣営の総決起集会参加者リストがすごい。

◇菅氏総決起集会

◆衆院◆

渡部恒三〈14〉、岡田克也〈7〉、土肥隆一〈7〉、鉢呂吉雄〈7〉、細川律夫〈7〉、池田元久〈6〉、玄葉光一郎〈6〉、仙谷由人〈6〉、前原誠司〈6〉、安住淳〈5〉、荒井聰〈5〉、末松義規〈5〉、中川正春〈5〉、石毛えい子〈4〉、生方幸夫〈4〉、加藤公一〈4〉、小宮山洋子〈4〉、笹木竜三〈4〉、長妻昭〈4〉、牧野聖修〈4〉、阿久津幸彦〈3〉、泉健太〈3〉、菊田真紀子〈3〉、近藤洋介〈3〉、篠原孝〈3〉、田嶋要〈3〉、田村謙治〈3〉、高井美穂〈3〉、津川祥吾〈3〉、津村啓介〈3〉、手塚仁雄〈3〉、寺田学〈3〉、長島昭久〈3〉、松本大輔〈3〉、稲見哲男〈2〉、小川淳也〈2〉、城井崇〈2〉、郡和子〈2〉、中川治〈2〉、藤田一枝〈2〉、本多平直〈2〉、三谷光男〈2〉、村越祐民〈2〉、柚木道義〈2〉、若井康彦〈2〉、阿知波吉信〈1〉、井戸正枝〈1〉、稲富修二〈1〉、小原舞〈1〉、大西健介〈1〉、岡田康裕〈1〉、柿沼正明〈1〉、金森正〈1〉、神山洋介〈1〉、川越孝洋〈1〉、工藤仁美〈1〉、黒岩宇洋〈1〉、小山展弘〈1〉、後藤祐一〈1〉、斉木武志〈1〉、斎藤勁〈1〉、阪口直人〈1〉、柴橋正直〈1〉、高井崇志〈1〉、高橋昭一〈1〉、高邑勉〈1〉、竹田光明〈1〉、玉木朝子〈1〉、仁木博文〈1〉、橋本博明〈1〉、花咲宏基〈1〉、平山泰朗〈1〉、藤田大助〈1〉、藤田憲彦〈1〉、三村和也〈1〉、矢崎公二〈1〉、谷田川元〈1〉、山尾志桜里〈1〉、山崎誠〈1〉、山田良司〈1〉、湯原俊二〈1〉、吉川政重〈1〉

◆参院◆

江田五月〈4〉、小川勝也〈3〉、岡崎トミ子〈3〉、小川敏夫〈3〉、福山哲郎〈3〉、芝博一〈2〉、白真勲〈2〉、林久美子〈2〉、藤末健三〈2〉、前川清成〈2〉、蓮舫〈2〉、相原久美子〈1〉、石井一〈1〉、大河原雅子〈1〉、風間直樹〈1〉、金子恵美〈1〉、今野東〈1〉、徳永久志〈1〉、中谷智司〈1〉、松浦大悟〈1〉、石橋通宏〈1〉、田城郁〈1〉、難波奨二〈1〉

◇小沢氏総決起集会

◆衆院◆

羽田孜〈14〉、赤松広隆〈7〉、田中真紀子〈6〉、東祥三〈5〉、海江田万里〈5〉、川内博史〈5〉、小林興起〈5〉、滝実〈5〉、平野博文〈5〉、山岡賢次〈5〉、黄川田徹〈4〉、中山義活〈4〉、伴野豊〈4〉、松野頼久〈4〉、三井辨雄〈4〉、吉田公一〈4〉、市村浩一郎〈3〉、奥村展三〈3〉、小泉俊明〈3〉、神風英男〈3〉、鈴木克昌〈3〉、高山智司〈3〉、中塚一宏〈3〉、中津川博郷〈3〉、仲野博子〈3〉、樋高剛〈3〉、松木謙公〈3〉、松宮勲〈3〉、山口壮〈3〉、笠浩史〈3〉、青木愛〈2〉、石関貴史〈2〉、太田和美〈2〉、岡島一正〈2〉、梶原康弘〈2〉、古賀敬章〈2〉、階猛〈2〉、辻恵〈2〉、橋本清仁〈2〉、福田昭夫〈2〉、松崎哲久〈2〉、宮島大典〈2〉、渡辺浩一郎〈2〉、若泉征三〈2〉、豊田潤多郎〈2〉、若井康彦〈2〉、金子健一〈1〉、村上史好〈1〉、渡辺義彦〈1〉、萩原仁〈1〉、岡本英子〈1〉、玉城デニー〈1〉、菊池長右エ門〈1〉、畑浩治〈1〉、川島智太郎〈1〉、福嶋健一郎〈1〉、三輪信昭〈1〉、石原洋三郎〈1〉、石井章〈1〉、空本誠喜〈1〉、笠原多見子〈1〉、木村剛司〈1〉、高野守〈1〉、田中美絵子〈1〉、相原史乃〈1〉、岸本周平〈1〉、川口浩〈1〉、高橋英行〈1〉、石森久嗣〈1〉、高松和夫〈1〉、熊谷貞俊〈1〉、石田三示〈1〉、三宅雪子〈1〉、小野塚勝俊〈1〉、水野智彦〈1〉、野田国義〈1〉、佐藤夕子〈1〉、中後淳〈1〉、中野渡詔子〈1〉、黒田雄〈1〉、小林正枝〈1〉、松岡広隆〈1〉、大谷啓〈1〉、加藤学〈1〉、橘秀徳〈1〉、大山昌宏〈1〉、柳田和己〈1〉、坂口岳洋〈1〉、矢崎公二〈1〉、菅川洋〈1〉、皆吉稲生〈1〉、奥野総一郎〈1〉、和嶋未希〈1〉、向山好一〈1〉、山本剛正〈1〉

◆参院◆

輿石東〈3〉、田中直紀〈3〉、森裕子〈2〉、広野允士〈2〉、前田武志〈2〉、平野達男〈2〉、主浜了〈2〉、中村哲治〈1〉、佐藤公治〈1〉、室井邦彦〈1〉、牧山弘恵〈1〉、外山斎〈1〉、谷亮子〈1〉、川崎稔〈1〉、安井美沙子〈1〉、藤田幸久〈1〉、米長晴信〈1〉、相原久美子〈1〉、一川保夫〈1〉、大久保潔重〈1〉、行田邦子〈1〉、武内則男〈1〉、姫井由美子〈1〉、田城郁〈1〉、小見山幸治〈1〉、平山幸司〈1〉、横峯良郎〈1〉、藤原良信〈1〉

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100901-OYT1T00966.htm

推薦人名簿も。

【菅氏】

▽衆院 渡部恒三〈14〉、岡田克也〈7〉、土肥隆一〈7〉、鉢呂吉雄〈7〉、玄葉光一郎〈6〉、藤村修〈6〉、前原誠司〈6〉、中川正春〈5〉、野田佳彦〈5〉、長妻昭〈4〉、牧野聖修〈4〉、菊田真紀子〈3〉、岡本充功〈3〉、藤田一枝〈2〉、井戸正枝〈1〉、金森正〈1〉、山尾志桜里〈1〉

▽参院 江田五月〈4〉、北沢俊美〈4〉、岡崎トミ子〈3〉、白真勲〈2〉、林久美子〈2〉、蓮舫〈2〉、大河原雅子〈1〉、石井一〈1〉

【小沢氏】

▽衆院 赤松広隆〈7〉、海江田万里〈5〉、川内博史〈5〉、中山義活〈4〉、伴野豊〈4〉、松野頼久〈4〉、三井辨雄〈4〉、小泉俊明〈3〉、笠浩史〈3〉、太田和美〈2〉、岸本周平〈1〉、田中美絵子〈1〉、野田国義〈1〉、皆吉稲生〈1〉、村上史好〈1〉

▽参院 田中直紀〈3〉、岩本司〈2〉、大久保勉〈2〉、那谷屋正義〈2〉、前田武志〈2〉、川崎稔〈1〉、武内則男〈1〉、谷亮子〈1〉、外山斎〈1〉、米長晴信〈1〉

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20100901-OYT1T00576.htm

代表選前には、鳩山前首相が全面対決を回避しようとする動きをしていたが、ここで双方が妥協してなんとなくそのまま菅首相、という流れこそ不幸なのではないだろうか。鳩山前首相の賞味期限切れ感が際だつだけだった。ここは堂々と選挙をして代表を決めるべきであろう。

菅氏を支援する人に中に、現職閣僚が多くいるのが気になる。菅首相は9月の代表選後に大幅な内閣改造を行うとして、自分が首相に就任したときには、ほとんどの大臣が鳩山内閣から留任する形となった。鳩山内閣の失敗の責任をとるべき大臣たちの多くがそのまま残っているわけだが、この状況で支援を受けた大臣を代表選後に変えることができるのだろうか。一部の大臣だけ変えて、ほとんどはそのままにするのではないだろうか、という疑念が消えない。菅首相の一連の発言を見ると、自分の考えを述べるというよりは、状況にあわせて発言を行っているだけ、というように感じられる。

一方の小沢氏だが、長所と短所がはっきりした政治家なのだと思う。一般的な人気のなさは否定できない。個人的には一定の評価をうけるべき政治家だと思うのだが、それを取り巻く人がどうもよくないというか、いい人を遠ざけてしまうのか、まあ悪い人も遠ざかっているが、そういう傾向はある。組閣して、小沢グループ、旧自由党の主立った人たちがこぞって入閣するようだと目も当てられないと正直思う。