2011年03月一覧

花見自粛論

なんか、花見を自粛すべきという意見が出ているよう。私個人としては一般的に言われる花見はあまり好きではない。そもそも人が多いところが好きではないし、特に夜となると寒いし、そういう環境で酒とか飲みたくないし、暗いからよく桜が見えないし。

ただ、やりたい人は自分の責任でやればいいとは思いますね。警備とか仮設トイレとかのリソースが被災地に向けられているという事情があるようだから、そういう手間をとらせない範囲で。なんかそこまで制限するのはどうかと思う。被災者の気持ちを考えて、というような意見を言う人はいるが、地震が起きなくても、飢えた人や恵まれない人というのは世界中にいるわけだし。もちろん日本にも。そうなると一生自粛しなければいけなくなる。やりたい人がこぢんまりとやればいいと思います。


通勤で持っていくカバン考

通勤電車が間引かれて混んでいる。

それで思うのは、なんで通勤で持っていくカバンを肩掛けにしないのだ、ということだ。というのは、カバンを手で持つとそれだけで手が一つふさがる。それでつり革などを持つと手が完全にふさがる。その体勢を堅持するというのであればそれでいいが、たいていの人は携帯電話などを持って見たりする。そうなると手が足りない。そうなると人はつり革をあきらめるのだが、ふらふらして危なくなる。カバンに手をとられなければ問題ない。

網棚に載せるという方法もあるが、個人的にはセキュリティ的によくないと思っている。絶対忘れないというのであれば人の好き好きで決めればいいが、私としてはその保証は全く持てない。基本的に、荷物を網棚に載せることはない。

スタイルの問題で肩掛けカバンを敬遠するものわかるが、私は実をとって肩掛けカバンを使っている。


オール電化の功罪

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110323-OYT1T00569.htm

「オール電化住宅」の普及で、この3年間で東京電力管内の電力消費能力が原子力発電プラント2基分にあたる約200万Kwが増えたという記事がある。

その一方で、地震に見舞われた仙台では、電気の復旧が早く、ガスの復旧が遅れたことでオール電化でよかったという声もある。しかし、今夏に東北電力管内でも計画停電が始まり仙台市も範囲内となると、また別の評価が生まれるのだろう。

「オール電化は火を使わないから安心」というのが宣伝文句であったが、私個人としては、人間として火も使えないようになったらお終い、という気持ちがあった。そういうわけで、私はまわりにオール電化を勧めるようなことはしていない。

私としては計画停電になってもガスと水道は止まらない、という安心感はあった。高層住宅だと水道も電気を使って回しているから、それでオール電化だとライフラインがほとんど絶たれてしまうことになる。今後、電力消費を抑えていくかという方法に議論が発展していく流れになると(もっとも、そうならない可能性もあるが)、オール電化も厳しくなっていくのだろう。


12の知事選が告示

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110324dde018010062000c.html

今日、12都道県の知事選挙が告示された。分けてみるとこんな感じ。

現職vs共産系
福井、鳥取、島根、徳島、佐賀、大分
相乗新人vs共産系
福岡
現職vs共産系vs無所属
奈良
民主系vs自民系vs共産系(vs無所属)
北海道、三重
その他
東京、神奈川

岩手は震災の影響で選挙を延期。北海道は現職が自民系、三重は全員新人。東京は現職を自民が推すが、民主は新人を支持、他にも共産系や元宮崎県知事など多数の候補者が立つ。神奈川は自民、民主、公明が同じ新人を県連レベルで推薦。別の新人をみんなの党などが推薦。共産系も出馬。福岡は

まあ、半分くらいが実質現職の信任投票のようになってしまっている。今回知事選を行う県は元々鉄板な県が多いこと、減税日本やXX維新の会が勢いづいているがそれらの勢いが限定的であること、民主党が一時期やったように積極的に地方選挙闘争をするような状況でないこと、あたりが原因か。

なお、投票日は4月10日。


プロ野球開幕をめぐる問題

当初、3月25日に開幕する予定だったプロ野球だが、地震の影響を受けて、パシフィック・リーグは早々に4月12日への開幕延期が決定、セントラル・リーグは予定どおり開幕する方針だったものの、強い批判を受けて、3月29日に開幕が延期することになった。

私個人としては3月25日に開幕することは問題ないと思う。ただし、それには条件があって、地震の影響を受けていない地域で試合を行うこと。試合開催地の振替に間に合わないようであれば延期もやむなし、という考えである。特に関東地方を本拠地とする球団が多いわけであるが、関東地方は計画停電が頻繁に発生するくらい、電力が切迫している。しかも、電車の本数も制限している状態で、ナイターであれば、電車がいちばん混む夕方の時間帯に観客が電車で移動してくることになる。単に球場で電気を使う以外の影響があるわけだ。

そういう事情から、文部科学省も、東京電力・東北電力管内以外での試合の実施、もし行う場合でもナイターは避けるようにという通達を出した。これはまったく正しい。それを受けてパ・リーグは開幕後、関東ではナイターの試合は行わないようにするようだが、セ・リーグは4月3日まではナイターを避けるが、5日以降は「減灯ナイター」と銘打ってナイターを行う方針を打ち出した。

4月5日以降になったら状態がよくなっているかはわからないが、少なくとも交通機関が影響を受けているような状態で、減灯するにしてもナイターで野球の試合をするのは理解に苦しむ。4月5日からは東京ドームでナイターの3連戦がある。このあたりに「球界の盟主」読売ジャイアンツの意向があるかと勘ぐってしまう。(ちなみに3月25日からの3連戦も東京ドームで試合があった、25,26日がナイターで、27日がデーゲーム)

4月5日に状態が回復していればいいのだが、そうでない場合は現方針を見直すべきであろう。あと、3月29日~4月3日まで横浜で6連戦があるが、これは静岡でやればいいのではないか。静岡に移転するとかしないとか言っていたし。静岡は中部電力管内なのでとりあえず電力の心配はない。まあ、急には無理かもしれないが。


日記(3月16日~3月18日)

3月16日(水)

朝は平時より1時間くらい早く出勤する。東上線は混んでいたが、その後乗ったJRはさほど混んでいなかった。JRはほぼ平常通りに回復している。

帰りは16:00~17:30という短い時間帯で志木まで電車が行くということで、早退する。「成増~志木 16:00~17:30」という書き方をしていたので、池袋発はもう少し早いのかと思ったが、池袋発16:01が一番電車だった。池袋の時点は混雑していたものの進むにつれ人が減っていった、のだが、成増で大量乗車。人がいっぱい乗ってきて圧死するかと思った。和光市でも電車を待っている人は多かったが、そもそもほとんど乗れない。志木から先は22:00にならないと電車は通らないのだが、車内のアナウンスも「見通しが立っていない」という曖昧な内容である。志木に着いてから、その先の電車がないことで途方にくれているような人を見かける。ホームページには情報が掲載されているのだが、インターネットをしない人への情報伝達がうまくいっていないように思った。

この日は計画停電があって、私の自宅でも18:20から停電となった。家に帰って急いで家事をしたが、夕食をとっている間に停電になってしまった。夜の停電だと真っ暗なのが難である。うちはガスや水道は使えるが、高層住宅でオール電化だとたいへんだろうなとは思う。22:00までという予定でだったが、20:30に停電が終わった。

3月17日(木)

この日は電車の本数は減らしているものの動いているということで、平時よりも少し早いくらいの時間の電車に乗る。思ったよりも混んでいなかった。ようやく通常通りの勤務時間になるかと思っていたのだが、電力が不足して停電が発生する可能性があるということで、17時くらいに強制的に帰宅をする羽目になる。これに関しては職場であきれるようなことがあったのだがそれは置いておくとして、仕方がないので帰宅する。他の会社もそういう感じのようで、電車はかなりの混雑だった。結局、停電はなかった。

3月18日(金)

ようやく平常通りの勤務時間になった。ただ、私の場合は今のところ朝の電車が混んでいないだけであって、人それぞれで事情が異なるので、基本的には全首都圏的に時差出勤をすべきだとは思う。帰りは上福岡まで電車が動いている状態で、準急と普通が交互に出発するような感じになっていて、普通川越市行きに乗る。やはり和光市で乗ってくる人が多い。東京メトロは比較的平常と変わらず動いているのに対し、東武鉄道はだいぶ本数を減らして運行としている事情によるものである。


みずほ銀行のシステムが3日連続でトラブル

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110317/358435/

みずほ銀行のシステムが15日から3日連続でトラブルが発生しており、ATMが停止する事態にもなっているとのこと。夜間バッチが終わらず振り込みが未処理になって、オンラインシステムも立ち上がらず、ATMなどにも影響がでたという。

大量の振り込みが発生したということで、地震の義援金の振り込みが影響している可能性が高いが、まだそうであると確定はできていないようだ。原因も特定できていないようで、今週はほぼこのままで、三連休でなんとか解決して、週明けには平常化というシナリオを描いているようだが、まだ予断を許さないという。

とりあえず必要がないのであれば、完全に平常化するまではみずほ銀行を利用しないほうがよさそう。


日記(3月12日~3月15日)

3月12日に帰宅してから、今日までの日記です。

3月12日(土)

帰宅後、関係者に連絡をとったり、インターネットで情報を集めたりした後、2時間くらいしか眠っていなかったので、眠りにつくことにする。5時間くらいは寝たか。この日は特に何もする気がおきず。起床後買い物をして、ご飯を作って食べて。その後は、インターネットでの情報集めが中心となった。

3月13日(日)

遅めの時間に起きて、一日中家にいるのも何なので池袋に行ってみる。電車はそれほど混んでいなかった。街はそれなりに賑わっていたが、原発での事故を知らせる号外を配っていて、それを持っている人が多かった。実は来週末に東北(主に青森)に行くつもりだったのだが、この状況ではさすがに無理ということでキャンセルをした。切符も払い戻しをしたかったのだが、みどりの窓口はたいへんな行列。東北新幹線は止まっているはずなのだが、それを知らせるような貼り紙もなく、案内の人もおらず。急ぎではないので、とりあえず保留としておく。他にも前々から買うつもりだったものを買いにビックカメラに行った。ここは普段よりも空いているように感じた。

帰って晩ご飯を食べた後に、輪番停電をするというニュースが飛び込んでくる。その計画を聞こうと思ったが、なかなか詳細な情報が伝わってこなかったり、伝わっても混乱を招くようなものだったり、全貌がだいたいわかった時点で明日は電車が動くのかという疑問が沸いたり、明日の6時20分から行うというが本当にそんな急にやるのかと思ったり、なんとも言えない戸惑いを覚え、本当は早く寝たかったのだが、なかなか寝られない状態となった。

3月14日(月)

で、翌日。本当は早く起きるつもりが起きたら普通の時間だった。ただ、朝起きてみると東武東上線が10時まで動かないということで、結局出勤できないということになった。地震翌日から胸のあたりが痛く、新座市のあたりは停電があるから停電のない職場近くの整形外科に行こうと思っていたのだが、その計画もご破算である。ただ、6時20分からの輪番停電は取りやめという報を聞いて、新座市の病院でも大丈夫かと思い電話をかけたら電気が通じているうちは大丈夫、ということで行ってみた。レントゲンをとってもらったがこれといった異常は見つからず、湿布と痛み止めの薬をもらう。病院を後にして、志木駅を覗いてみる。電車はもう動き出したようだが、人が東武トラベルのあたりまでいて、改札口に近づけないような状態だった。どうも入場規制を行っているようで、人を誘導する声が聞こえてきた。その後で、ついでにと近くのスーパーに行ってみる。ちょうど開店間際だったが、行列ができていた。1、2分だが並んで入店。パンや米は既に欠品していた。一昨日、昨日と買い物をしているし、それほど買うものはないのだが、まわりの人がペットボトルの飲料や保存できる食べ物などを買い込んでいるのを見ると、自分もいっぱい買わなければならないのではないか、という感覚になっていく。が、今日の夕食に食べる程度のものを買っておく。それにしても、教科書で見たオイルショックの光景みたいだった。レジへの行列も長いものだった。

自宅のあたりは昼頃停電があるということで、この時間を昼寝にあてたが、結局停電は行われたかったようだ。この日もごはんを家で作って食べた。明日は東上線が6時20分まで動くということで、それに備えることにした。

3月15日(火)

この日はちゃんと4時に起きた。納豆ごはんを朝食とし、始発列車に乗るべく出かける。朝早くから大混雑だったら嫌だなと思ったがそれほど混雑はしていなかった。おそらくいつも程度であろう。池袋から山手線に乗るものの、こちらもそれほど混んではおらず、新宿で座ることができた。職場の最寄り駅に着いたが、朝早すぎるのでファミレスで時間をつぶす。その後駅に戻って、来週乗るつもりだった東北新幹線の切符の払い戻しを行う。無手数料で払い戻せた。職場には早めに行くことになったが、けっこう早めに来る人は多かった。この日は16時に帰りましょう、ということに急遽なったのだが、東上線の志木まで行く列車が18時半にならないと動かないということで、17時過ぎくらいまで職場にいて、早めに夕食をとって、18時半くらいに池袋に行ってみる。そうしたら、すごい人。そして運転本数も思った以上に少ない。これはだめだとJRに乗ろうとしてもやはり人が多くて思ったように列車に乗れない。いろいろさまよった挙げ句に、始発列車でそれなりに運転本数があった西武鉄道に乗ることにした。西武鉄道もさすがに混んでいたが、石神井公園くらいで空いてきた。バスに乗るとか考えたが、結局王道だと思う、秋津から新秋津まで行って武蔵野線乗り換え、というルートをとる。武蔵野線は運転本数が二割になっているという情報だったが、それほど待つことなく乗れて、それほど混んでもいなかった。東上線は乗れないだろうとうことで、新座で降りてそこから歩いて帰った。結局我慢して東上線を待ったほうがよかったような気がする。行きは万全を期したが、帰りが反省が多い日であった。


名古屋市議選で減税日本が第一党に

http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011031302100041.html

関東地方に住んでいる者にとってはそれどころではないというのが正直なところだが、昨日名古屋市議選の投開票が行われて、減税日本が第一党になった。民主は大幅に議席を減らし、自民、公明、共産は微減。ただし、公明は全員当選。

減税日本も落選者は出たが、もともと単独過半数を目指して無理矢理立てた感があり、公明などの堅い政党の存在を考えても、これくらいが全体の中での相対的な実力値なのだと思う。ただ、投票率があまり上がらなかったことが、公明党の助けになったとも考えられる。もう少し投票率が高ければ違った結果になったかもしれない。民主とか、候補者を立てたけど一人も当選できなかったみんなの党とか、今まで無党派層の支持を頼みにしていた政党の票が減税日本に入った様相だ。特にみんなの党は惨敗で、自身以上の非既成政党が存在することで自政党の存在がかすむ、ということが如実になった。

この余勢を駆って減税日本が全国的に進出していくのが。ただ、個人的には愛知の限られた地域でやっているうちが華で、全国的にやってもリソースは分散されるし、あまりうまくいかないのではないかとは思っている。


九州新幹線鹿児島ルートが全線開業

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/231282

九州新幹線鹿児島ルート(一応、長崎ルートにも配慮して)が昨日全線開業した。本当であればこれが昨日のトップニュースになったはずなのだが、一昨日起きた地震の影響で報道も少なめ。開業にあわせた行事も中止されたものもあるという。

博多から熊本の所要時間が半分以下になるというからインパクトが大きいと思う。実際に熊本から福岡まで新幹線で通勤、通学するような事例も増えるだろう。もっともそのことでストロー現象が起こる懸念もある。

基本的には新幹線の整備は必要だと思っているけど、そのことで在来線がJRから切り捨てられることもある。この開業ではなかったけど、東北新幹線の延伸では東北本線の八戸-青森が青い森鉄道に移管された。そういうことも考えて総合的に地域の交通網について考えていく必要があると思う。