東北の旅 1日目

3月11日に東北地方を中心とした大地震が発生し、大きな影響を及ぼした。その直後の三連休に東北を旅行する予定だったのだが、当然ながらこれはキャンセルとなった。6月になって、JR東日本はJR東日本といくつかの第三セクター線が一日一万円で乗り放題、というJR東日本パスを売り出した。また、とある状況が変わり、当初の目的を達するためには三連休に行くよりは平日一日を旅行日に費やしたほうがいいということになった。そういうことで、今日、明日、明後日、と東北を旅行することにした。

まず茨城県の常陸太田に行った。常陸太田駅の周辺が新しくなって、日立電鉄の旧常北太田駅が撤去されていた。なかなか味のあったのだが、実のところ放置状態であり、機をみて撤去されたのは当然の結果なのだろう。太田から大甕までバスに乗る。JRで戻ればロハだが、それくらいはお金を落としていきたい。大甕駅の近くから乗る人もいたりで、それなりに乗客はいた。

大甕からいわきに出る。普通と特急に乗ったのだが、普通は日立で降りる人が多く、磯原から乗った特急は空いていた。いわきに着いて平の街を少し歩いてみたが、わりと平常通りに戻った感じだ。もっともこのあたりの平常をよく知らないので、多少の落ち込みはあるのかもしれない。沿線の風景も、地震の影響を感じさせたものは、屋根にブルーシートをかけている家が目立って見えたくらいなものか。あと地震の影響を色濃く残すものと言えば、いわきから常磐線を北に進む列車が久ノ浜止まりになっていることか。そこから先の復旧のめどはたっていない状況だ。

いわきから郡山に出て、郡山から新幹線で北上する。午前中は混んでいたらしい新幹線も午後になるとそうでもなかった。八戸からが去年の12月に開業した新規開業区間ということになる。初めて乗る。ほとんどの区間がトンネルで見える景色も曖昧な感じの風景ではある。七戸十和田で降りる人もなからいた。八戸から新青森まで乗って、JR再完乗と相成った。新青森はまわりには何もないとは言え、物産館のような施設を併設していて、人もいたが、夜だったので閉まっている店もあった。まあ、道の駅みたいと言ってしまえばそれまでだが。

新青森から普通列車に乗って弘前に行って、今日は弘前で泊。