緑の党結成

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012072902000073.html

「再生可能エネルギーで雇用を生み、即時原発ゼロを目指す」と宣言、「脱原発を実現する上で信頼できる既成政党はない」とのことである。

基本的には、真剣に即時的な原発ゼロを目指すのであれば、そういう意見を同じにする政治勢力が選挙協力をして、衆院選、参院選に当たるべきだと思う。しかしながら、実際のところは、各勢力がめいめいに訴えている感がある。「脱原発を実現する上で信頼できる既成政党はない」とまで言われると、たとえば社民党などは立つ瀬が無いところだろう。前々回の参院選で9条ネットが参加したときも似たような感じであったが、9条ネットの得票数が少なかったため、既存の革新政党に与える影響は少なかった。今回はどうなるだろうか。

結局のところ、みどりの会議→みどりのテーブル→みどりの未来→緑の党、という系譜、ということになるのだろうか。緑の党という名前を使うタイミングとしては今が最適だとは思うが、今のところ、知名度が高い人物がいるわけでもなく、これまでの似たような政党の実績から勘案するに、緑の党が日本である程度の勢力になる青写真は見えない、というのが正直な感想である。