日本維新の会と太陽の党が合併

http://www.asahi.com/politics/update/1117/OSK201211170029.html

11月13日にたちあがれ日本の改称というかたちで発足した太陽の党であるが、17日に日本維新の会と合流するかたちで解党することが決まった。日本維新の会の代表には太陽の党の石原共同代表が就任し、橋下代表は代表代行に、またもう一人の太陽の党の共同代表だった平沼氏は国会議員団代表に就任した。

これには一言で言えばびっくりである。政党名を改称してすぐに解党という例は今までにないのではないか。場当たり的なのか予定されていたものなのか、確かなことはわからないが、減税日本との合併→白紙、の流れもあわせて見ると、やはり場当たり的なものなのかなと思う。

また、日本維新の会は、衆院選公認候補を発表しているが、この中にもともとたちあがれ日本から立候補を予定していた選挙区に別の候補を立てている。すなわち、そのあたりの配慮がされていないわけだが、その候補者はどうするつもりなのだろうか。個人的にも情報を集めているが、なかなか表に出てきていなくて、気になるところではある。

個人的には日本維新の会としてもっともらしく参加国会議員を選出してきたのは何だったのか、という感想。それだけ石原氏とやりたいのであれば、日本維新の会として石原氏を一本釣りしたほうがよかった。

その石原代表だが、比例東京ブロックから単独で立候補するという。間違いなく1位だろうから当選するだろうが、小選挙区から立たない首相候補というのもねぇ。個人的には小選挙区から立って自民党候補を相手に戦う、というのを見たかったが。

ちなみに、太陽の党はたちあがれ日本が名称変更してできた組織なので、政党存続期間を算えるとなるとたちあがれ日本と太陽の党を一つとして考えるわけだが、太陽の党単独で政党存続期間を考える場合、史上最短なのではないかという話が挙がっていた。おそらく現時点での史上最短は公明新党(1994年12月5日結党、10日解党)になるかと思う。ただ、公明新党の場合は新進党と合併することを見越して作られた政党であることは注記しておく。