2012年12月一覧

第46回衆院選結果の政党別考察-「第三極」編

日本維新の会

54議席。比例区では民主党を上回ったが、小選挙区では地元大阪と元たちあがれ日本→太陽の党の現職の堅い2議席しか取れず、結果的に第三党となった。それでも準備不足が懸念されながらここまでの議席を取れたのは善戦と言えると思う。

当初は350人の候補者の擁立を目指していたが、思うようにはいかず、元太陽の党の候補者を含めて約半分の172人の擁立となった。太陽の党と合併したことで、当初日本維新の会が大事にしていた政策にぶれが生じたことも否定できない。また、うるさ型の所属議員もいるわけで、そういう面々を党本部がハンドリングできるのか、という課題もあるかと思う。選挙後に石原、橋下の共同代表制に移行したが、党の形自体がまだ固まっていない中で、どういう党運営をしていくのかが注目される。

みんなの党

18議席。小選挙区では元からいた現職は全員当選。民主党から移籍した現職は全員落選(一人比例復活当選)。議席は倍増したわけだが、日本維新の会との連携が不調に終わり、候補者を取られたりして、結局議席は1/3と、後から来た日本維新の会に追い越されたという印象はある。ただ、一時期の党内不和が顕在化したときよりは党勢が好転したのかなと思う。今回は比例名簿登載者不足で得たはずの議席を失うことはなかった。そこは大きな成長だ。

日本未来の党

9議席。嘉田滋賀県知事を代表とし、国民の生活が第一と、減税日本+亀井山田、みどりの風の一部の議員で選挙前にできた政党だが、はっきり言って準備不足、浸透不足で、一桁の議席に終わった。元生活が7議席、亀井静香、阿部知子で、計9議席。元減税日本、みどりの風は一人も当選できなかった。比例順位を巡っての不協和音が表沙汰になったりするなど、党としてのまとまりも欠き、今後の展望はなかなか難しそうだ。

新党大地

1議席。一時期、新党大地・真民主という名前だったが、結局、選挙前に新党大地に名前が戻った。今回民主党との選挙協力は行わずに小選挙区で候補を多数擁立したが当選には至らず、結局比例で1議席といういつもの結果になった。北海道の小選挙区を大地、みんな、未来、アイヌ民族党で候補を振り分けたのは考えられたものなのだろうが、結局自公を利する結果になった。


第46回衆院選結果の政党別考察-既存政党編

自由民主党

294議席。近畿で日本維新の会に食われたという面はあるが、大勝と言っていいだろう。結局のところ日本の政治の対立軸の一つとして自民vsそれ以外というのはあって、それ以外が分裂した結果自民が利したという点はあると思う。自民党が日本の政治のデファクトスタンダードになっている現実を思い知らされた格好だ。旅行から帰ってきて「やっぱり家がいいよね。」と思う人が多いとも言えるか。

今回、ベテラン議員の引退が相次いだ一方、新人議員が113人も当選するなど、だいぶ人が入れ替わっている。それがいい方に出るか、悪い方に出るかは一つの注目点であろう。

公明党

31議席。小選挙区は全員当選し、全体議席も前々回の衆院選の水準に戻った。特に書くこともないが、北海道10区を自民から譲ってもらった格好で今後それがずっと続いていくのかは気になる。

民主党

57議席。惨敗。比例では日本維新の会の後塵を拝している。小選挙区で勝てる候補の多さで辛うじて維新よりも全体議席数を上回った格好だ。北海道で全敗というのはちょっと衝撃的だった。選挙の準備に怠りがなかったというとそうでもないし、党内の意思統一も含めてどこかちぐはぐな印象を受けたが、沈む組織というのはそういうものか。

民主党は政権交代という目的があって、それを果たしてそして終わったわけだけど、今後新たな党の目的を再設定しないことには党の再興にはならないと思う。また議席の過半数をとって政権の中心を担っていく、というのは難しいかと、個人的には思う。

国民新党

1議席。0議席になるかと思ったが、なんとか1議席を死守した。ただ、来年の参院選で政党要件を失う可能性は高く、そうなると党の存続は難しいのではないかと思う。

日本共産党

8議席。前回9議席で、比例近畿で1議席減らした格好だ。目標の議席倍増は絵空事としても、この微減はなかなか微妙な結果だ。これ以上上がることはないが急激に落ちることもない、という評価になるか。今回、ほとんどの小選挙区に候補者を立てたが、元地方議員ならまだしも、ほとんど知名度がない党職員を立てても意味を感じないし、毎回候補者が代わる選挙区などはそもそもやる気があるのかと疑いたくもなる。

社会民主党

2議席。前回5議席で半分以下になった。比例は九州でのみ1議席獲得で、前回とっていた東北、南関東、近畿では議席を獲得できなった。主力だった辻元、阿部の両氏は党を離れ、重野幹事長は病気で立候補断念と人材も枯渇しているような状態である。前回比例での得票率は4.3%だったのが、今回は2.3%になった。2%割れとなると政党要件の喪失ということも現実味を帯びてくる。来年の参院選の結果によっては余命3年という現実を突きつけられることになる。


嘘ブログ

芸能人がペニーオークションで安価で商品を得られることができたというブログに書いた記事が嘘だったということで今、話題になっている。「嘘ブログ」という、そのまんまな言葉で呼ばれている。

ペニーオークションが話題として取り上げられた当時もこの記事はどう見ても怪しいだろう、ということは話題になっていたが、今になってペニーオークションの業者が逮捕されて、改めて注目が集まっている格好だ。正直、あの記事で騙されるのもどうかと思うし、ペニーオークション自体どういうものか確認して当ブログの記事にもしたが、はっきり言って怪しいものだった。

さて、芸能人が嘘ブログを書くにあたって謝礼をもらったというようなことが書いてあるが、私としては幾ばくかのお金よりも、人に頼まれたから書かざるを得なかった、というのがあると思う。やはり人付き合いが大事な業界なのだろう。

なお、逮捕されたペニーオークション業者は商品自体用意していなかったらしい。明らかに詐欺である。


第46回衆院選投開票

だいたい下馬評どおりに自民党が圧勝。公明党も復調。民主党は激減。日本維新の会が伸長し、みんなの党は倍増に近いとはいえ10議席台、日本未来の党は激減。

細かいことは後で書くとして、これだけ脱原発が焦点と言われていて、脱原発を掲げる政党が全議席の10%にも満たないというのはどうしたものかと。民主党でも脱原発のキーパーソンである菅直人や鉢呂吉雄は小選挙区では落選と、脱原発が民意とは何だったんだ、という印象。

なお、投票率は59%前後と戦後では最低の水準になるという。


今日の衆院選(121215)

朝、志木駅南口。日本維新の会の青柳仁士候補とスタッフが配布物を配るなどの活動をしていた。候補者本人は名前がかかれたたすきをしていた。

明日が投票日となります。


今日の衆院選(121214)

夜、志木駅南口。日本維新の会のスタッフが配布物を配っていた。ロータリーのほうには日本維新の会の車が停まっていた。近くで青柳仁士候補本人らしき人が誰かと話しをしていた。私が通ったときは20時を越えていたので、20時まで車の上で演説をしていたものと思われる。


今日の衆院選(121213)

朝、志木駅南口。民主党の神風英男候補がスタッフとともに配布物を配るなどの活動していた。

夜、志木駅南口。やはり、民主党の神風候補がスタッフとともに活動していた。わりと大所帯での活動だった。


今日の衆院選(121212)

朝、志木駅南口。自民党と共産党が揃って活動していた。エスカレーターの前では自民党の豊田真由子候補と共産党の笠原市議が配布物を配って活動、他にも両党のスタッフが活動していた。共産党の工藤市議もいた。

夜、志木駅南口。幸福実現党の人が車の上で演説をしていた。知らない人であるが、比例区から立候補している候補者だろうか。他にも幸福実現党のスタッフが配布物を配るなどの活動をしていた。


今日の衆院選(121210)

朝、志木駅南口。自民党の豊田真由子候補が、配布物を配って活動していた。男性のスタッフが旗を立てるなどの設置作業をしていた。

夜、志木駅南口。またも豊田候補が活動をしいてた。今度は一人で活動していた。


今日の衆院選(121209)

夕方、北朝霞駅南口。この日は17時45分から自民党の小泉進二觔氏が来るとのことだった。私が通ったのは17時10分くらいだったが、既に待っている人がいて、ロープを張るなどの準備が行われていた。周辺では自民党のスタッフが配布物を配っていたが、公明党のスタッフも比例候補が載っている配布物を配っていた。

志木駅南口では共産党のスタッフが活動をしていた。若かったので民青同盟の人たちか。小野市議もいたようだ。