泉北高速鉄道売却問題

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131211-OYT8T00075.htm

大阪府が泉北高速鉄道等を運営する第三セクター「大阪府都市開発」をアメリカの投資会社であるローンスターに売却する意向であることが問題となっている。

大阪府都市開発の売却先としては、ローンスターの他に南海電気鉄道などが名乗りを上げたが、ローンスターが売却額781億400万円を提示し、南海が売却額720億円を提示したということで、大阪府は売却先をローンスターに決めた。しかし、ローンスターが提示した乗り継ぎ運賃の値下げ額が10円だったのに対して、南海が提示した乗り継ぎ運賃の値下げ額が80円だったため、地元は南海に売却すれば大幅な値下げにつながると、大阪府が決めた方針に反発している。

そもそも泉北高速鉄道は南海高野線に乗り入れをしている。一概に外資の投資会社は悪とは言わないが、西武鉄道に対してサーベラスが一時期一部路線の廃線を迫った、という生々しい記憶もある。基本的には南海に売却したほうが後顧の憂いが少ないように思う。単に売却額の多寡だけで決めていいものだろうか。