瀬戸内島めぐり 1日目

昨夜、横浜から夜行バス「DREAM SLEEPER」に乗って福山までやってきた。「DREAM SLEEPER」は去年10月にも乗っている。定刻より少し早めに福山に着。

福山からJRで三原に行き、三原から船に乗って生口島の瀬戸田まで行く。かつては瀬戸田町であったが今は尾道市になっている。瀬戸田には耕三寺という有名な寺があってここを見て回るつもりもあったのだが、バスやら船やらの時刻を見て旅程を組み立ててみるとここでの時間がとれず、今回は外側から見えるところだけ見るだけになった。時間が早くても寺くらいは見られると思ったのだが、寺の敷地自体が9時にならないと開かないようである。

瀬戸田から因島の市役所があった土生までバスで行く。このバスは終始客が私一人だけだった。寂しい。途中赤崎という場所で数分間停車する。ここは生口島と因島を結ぶフェリーの乗り場になっていて、自動車でも橋を渡るより料金が安いということが売りになっているのだが、日曜日は全便運休となっていた。土生の菓子店でははっさく大福を買った。因島産のはっさくが入った大福である。思いの外はっさくが瑞々しかった。

土生港から今治行きの芸予汽船の船に乗る。因島土生から、上島町の四島、今治市に入って伯方島、大島と結んでいく船だ。土生から乗ったのは4人である。私以外の客は弓削までで降りていった。弓削で10人くらいが乗ったが、いかんせん乗客が少ない。来年1月から減便するというが、やむを得ないことなのだろう。私は伯方島の木浦港で下車。伯方といえば、伯方の塩、ということで伯方の塩ラーメンを食べる。有名人の色紙がいっぱいあった。このあたりで特徴のある店となるとこの店、ということになるのだろう。

木浦から歩いて、尾浦港まで行く。ここから大島の宮窪港行きの船が出ているのだが、時刻表と看板しかなく、待合所もない船乗り場で、近くに船が泊まっているからまだいいものの、少し不安になる。乗ったら乗ったで、古いのは仕方がないにせよ、船室の四方が覆われていて外から遮断された空間になっていて、なんか異様である。途中寄港する鵜島から乗ってきた子供が二階に昇っていったのでそういうのもありかと思ったが、降りたとき見てみると、普通ここには昇らないような、というような場所であった。実際に来てみないとわからないものである。

宮窪港から歩いて村上水軍博物館に行く。入館料300円相当の施設と言うべきか。東国の山育ちの私としては、西国の海の知識が希薄なので、そういう知識を補えたのはよかった。

その後、村上水軍博物館から更に歩いて友浦港に行く。ここから芸予汽船の今治行きの船が出ている。もっともこの友浦というところは閑散としたところで、バスの接続もよかったりよくなかったりする。宮窪港に船をつけたほうがいいと思うのだが、事情があるのだろうか。そういう不便なところだからか、乗降者は私のみ。その前からの乗客も10人程度だった。

今日は今治から少し離れた壬生川で泊まる。今治から西条のあたりで宿を探したら、壬生川にけっこう安くてよさそうなところがあったのでそこに泊まることにした。

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