藤田合同タクシーが突然運休

http://www.asahi.com/articles/ASG5V647CG5VUUHB00T.html

藤田合同タクシー、と言っても、この場合は藤田合同タクシーという会社が運行している路線バスのことである。矢板市内を中心に運行しているのであるが、その路線バスが突然運休になったという。その路線の一つが東武矢板線跡を走る路線となっている。東武矢板線は新高徳から船生、玉生を経て矢板までを結んでいた。そのバスには5年前に矢板から乗ったことがあるが、矢板高校まで乗る高校生はそれなりにいたが、その後は私ともう一人だけしか客がおらず、もう一人も玉生で降りていき、あとは私の貸し切りとなった。

結局、もう経営は立ちゆかないという結果の今回の件のようだが、結局地元の自治体が尻ぬぐいをせざるを得ないのだろうから、運行が続いている段階で自治体が当事者意識を持って路線維持に向けた取り組みをしていかなければいけないのだろうと思う。

矢板から矢板高校、西船生へはしおや交通というバスも運行しているので、新高徳から矢板方面へ利用する人に不便が生じているということになるのか。藤田合同タクシーとしおや交通の関係については「矢板無料バス事件」とか、真偽は不明だがWikipediaの過去版とかを見ると、いろいろあったように伺えるが、もともと経営環境が厳しい中で、そういう経営が最適化できないような要素が絡んで、よりいっそう疲弊していったという面もあったのかとも思う。

(追記:2014/6/13)

本件の続報。6月2日~5日は塩谷町と日光市が無料のバスを矢板駅・新高徳駅間で運行し、6日からはしおや交通の路線バスとして同区間を運行することになった。当面、期間は1ヶ月間で今後については調整中とのこと。