埼玉県知事選は上田清司氏四選

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150809/k10010184181000.html

埼玉県知事選は久しぶりに現職vs共産系の事実上信任投票ではない選挙戦となったが、結果的には現職・上田清司氏の圧勝となった。

現職は国会議員時代から知名度があったし、その後知事を十年以上しているのだから、知名度は申し分がない。それに対抗する候補者はといえば、県民的には知られていないおっさんたちである。はっきり言って勝てる候補ではないだろう。共産党はそれでもいいのかもしれないが、自民党は、最初に名前が出ていたお医者さんもどうかと思うが、無名の元官僚を立てて、自民王国と呼ばれる県で党が最大限のバックアップをすれば勝てるのだろうが、埼玉のこの状況では勝てないだろうと。本気で上田知事を追いやるのであれば、知名度がある国会議員が議員を辞めて立候補するくらいのことはしなければならなかったと思うが、そこまでの覚悟はなかったのね、という話である。

前回の選挙の共産党系候補だった原富氏は約17万票の得票数だったが、今回の選挙の共産党系候補である柴田氏は約22万票の得票数であった。また、柴田氏が長年勤務していた新座市と、ふじみ野市では、自民党系候補の塚田氏よりも柴田氏のほうが票数が多かった。塚田氏は自民党が強い地域でも上田氏に水をあけられ、浸透できなかったことがうかがえる。