北海道と京都の衆議院議員補欠選挙

昨日、衆議院議員補欠選挙が行われた。

北海道5区は自民vs野党統一候補の一騎打ちという構造。自民党の候補が12000票くらいの差をつけて当選した。前回の衆院選は自民(131394)>民主(94975)+共産(31523)=(126498)で、今回は自民(135842)>野党(123517)で、野党側に若干の票の散逸はあるが、数字的には似ている。一応、前回は新党大地が民主党を支持したが、今回は自民党を支持したという違いがある。そういう意味では野党共闘はある程度の成果はあったのではないかと思う。候補者や選挙区によって野党共闘が馴染むところ、馴染まないところがあるので、杓子定規で何が何でも野党共闘というのはどうかと思うが、部分的に戦略的な連携をとるのはありだろう。ちなみに、前回もそうだが、自民党は千歳市と恵庭市で強くて、そこでだいぶ差をつけて勝っている。候補者の質云々という話も挙がっていたが、普通にすれば勝てる選挙である。当選後の仕事ぶりで次の選挙の結果も変わってくるだろう。

京都3区は自民党議員の議員辞職が機となったということもあって、自民党が不戦敗で前回比例復活当選した民進党の候補が当選となった。対抗馬はおおさか維新の会の候補だったのだが、前回の衆院選では維新の党の候補が自民vs民主の対決に埋没しており、今回も存在感を示すだけの票数は獲得できなかった。全国展開しているおおさか維新の会、市議選レベルでは当選者を出しているが、国政選挙となると大阪以外で結果を出すのは難しいのではないか。