伊豆大島に行く

ここ数年、行く行く詐欺になっていた伊豆大島にようやく行くことになった。

東京竹芝桟橋から夜行の船に乗る。特2等という寝台の席に乗ることにした。インターネット割引で5450円なので、ビジネスホテルに泊まるのと同程度である。出航よりだいぶ早く着いてしまったが、フェリーターミナルの奥のほうにある待合室はわりと広かった。

船はさすがに混んでいた。自転車を積んだ人が多いのは、今日伊豆大島で自転車のなんかのイベントがあるからとのことだった。特2等はコンセントがついていてスマートフォンの充電ができるようになっていた。

大島に到着。着いたのは岡田港だが、今日バイクを借りる店が元町港の近くにあるので、バスで元町港まで移動する。早朝に到着する船に元町方面、波浮港方面、三原山方面に行くバスが接続している。元町方面にバスは混んでいたが、他二方面は空いていた。早朝便は岡田港に着くことになっているが、昼間の便は気象状況で岡田港か元町港かどちらかに泊まることになる。具体的には気象的に問題がなければ元町、問題があれば岡田になるようだ。元町は大島町の中心でありまわりに店などが多い。岡田はそうでもない。元町に着いたほうが具合がいいのだが、今日は風が強いということもあってか、岡田港となった。

さて、元町でバイクを借りてまずは三原山に直行する。三原山に上って火口まで行く。道は舗装さているが、登山なのでたいへんだった。登山でかいた汗を大島温泉ホテルの温泉で流す。9:00までということになっているが、9:00までに出なくてはならない、ということである。なんとか、8:20頃に着けたのでゆっくり入れた。

温泉に入った後は大島公園に行く。椿資料館が入館無料ということで入った。椿の匂いをかぐことができる。更に、動物園も入園無料である。けっこうな種類の動物がいる。有料にしても客が少ないので無料にしているのか。

大島公園から南下して、大島裏砂漠に行く。定義上、日本にある唯一の砂漠がここ大島にある大島裏砂漠だというのだ。アフリカなどにある砂漠などとは違うものではあるが。一応、道路から先は車は乗り入れられないということになっているが、車が入った跡があるし、地元の人などは手前まで車で乗り入れているようだ。バイクだったら問題なさそうだったが、一応道路脇にバイクを停めて歩いて行った。三原山ほどではないが、それなりに歩くことになる。

あとは、波浮港あたりを見たり、地層を見たり、ソフトクリームを食べたりして、バイクを返す。

大島は元町近辺を除くと食事をとれるところが極めて少ない。まあ、離島なんてそんなものだが、思ったよりも観光地っぽさがなかった。波浮港展望所近くの店でラーメンを食べたが、それがベストチョイスに近かったと思う。あと、自転車で伊豆大島を回るのは辛いと思う。これも離島なんてそんなものなのだが、思ったよりもアップダウンが激しかった。こちらはバイクなので問題なしであるが。元町港から岡田港までバスに乗る。思ったよりも混んでいなかったが、荷物が大きい人が多いので、一人で二席使わないとままならない感じである。

この時間は出航ラッシュであるが、私が乗るのはいちばん遅い時間の熱海行きの高速船である。バスの時間があわないので1時間以上待つことになる。べっこう寿司などを食べたりしていた。熱海行きは乗客は多かったが、私の隣は空いていた。熱海港から熱海駅までは遠いので、接続する直行バスが出ている。こちらはほぼ満席だった。

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