市川宏雄「山手線に新駅ができる本当の理由」

品川~田町間にできる山手線新駅について書かれた本。同地の近くまで通勤しているので読んでみることにした。2012年に書かれた本なので、まだ上野東京ラインが開業していないなど、古くなっている部分もあるが、新駅についての基礎知識が書かれているので、それについて識ることができるのはいい。ただ、この新駅だけで本を一冊作るとなるとどうしても蛇足な部分が出てくるなとは思った。本書の中で、品川駅港南口や汐留の開発を成功しているとはいえない、と断じていることは評価できる。汐留はあまり行ったことはないが日本テレビという核があるだけましかなと思う。品川駅港南口はよく行っているが、はっきり言って街づくりに失敗していると思っている。どうも港区の旧芝区域の新しい街はどこも魅力に欠けているように感じる。本書では山手線新駅周辺の街づくりはそんなことがないようにという期待をしているが、個人的にはその二の舞、三の舞になる可能性もあると危惧している。