YATSUI FESTIVAL! 2018  2日目

今日も行きましたやついフェス。今日は13時半頃着いて、昨日と同じ20時半頃までいた。
フルで観たのは以下の5組。

サニーデイ・サービス

いちばん大きいO-EASTでやって、かなり前の方で観られた。もう20年選手で、ベテランという域に達しているが、古い曲をやっても、古さを全然感じずに、今のキャリアにはまった感じでいいものだな、などと聴いていたのだが、「セツナ」では荒ぶった演奏で圧倒し、その後でトリの「サマー・ソルジャー」という構成にやられてしまった。この2曲を聴いただけでも今日は来た甲斐があったと思った。MCはなくストレートなプレイであった。

RAM RIDER

RAM RIDERはCDも持っているのだが、HARLEMというクラブ然としたハコでDJプレイを観るということ自体初めてである。ビールを飲みつつわりと後ろの方でリラックスして観ていた。基本的に歌も音源が流れているのだが、たまに本人が歌っていた。曲の合間というのがないので、ノンストップリミックスを聴いている風である。前のほうの客はけっこうノリノリであったが、客層はわりとロックフェスの客と差はなかった。

MONO NO AWARE

4人組のバンド。ちょっと懐古調な部分もある不思議な音楽で、一筋縄ではいかない感じ。他のバンドとの差別化は図れているのだろうが、どこまでマスに広がるのか、広げることを目指しているのか、とは思った。O-WESTで演ったが、それなりには埋まっていた。

春ねむり

今日は先日行われたワンマンで買った春ねむりTシャツを着ていたくらいには目当てにしていた春ねむり。一段高い場所の先頭に陣取れたので、かなり見やすかった。やはりパフォーマンスは圧巻。声でのパフォーマンスレベルという点ではかなりの高さと評価していいと思う。三つ編みで地味めなビジュアルとのギャップも、初見の人はまた驚くかもしれない。今日は春ねむりが楽曲提供しているアイドル東京女子流がゲストで登場。東京女子流は同日の別の時間に出演しているのでこれはまあ自然なことだろう。東京女子流のメンバーに入れるというように言われて手で×を作る春ねむりの表情もなかなか見所だった。「ロックンロールは死なない」と更に「せかいをとりかえしておくれ」という客が参加できるアンセムでの盛り上がりもよかった。

ニガミ17才

clubasiaはキャパ300のハコなのだが、入場制限がかかったらしい。最初4人がお立ち台に立って登場。その後、4人が定位置で演奏したり、リズム隊が演奏している中、フロントマン2人がフリーダムに動いたりと、かなり楽しいステージであった。テクニカルとフリーダムががっちりはまっているという印象。そしていろいろな武器があって、それが客を飽きさせない。最後なのでこちらも弾け気味でいった。

その他

水中、それは苦しいはほとんど最後まで観たのだが、ニガミ17才のために離脱。去年も観たが、やっている曲は去年とほぼ一緒だと思う。ただ、今年は広いO-EASTのサブステージということで、オーディエンスの量が多い分の盛り上がりというのはあったかな。あと、お笑いは、浅井企画のイワイガワ→流れ星→どぶろっくの流れだけ観た。3組ともけっこうウケていて、自分もけっこうおもしろいと思ったが、特に流れ星はまわりにいる人が大丈夫かなというくらいゲラゲラ笑っていた。
ちょっとだけ観たのは水前寺清子と打首獄門同好会。水前寺清子は365歩のマーチを歌っていた。打首はまた独特な盛り上がりであった。
今年も楽しめたやついフェスだが、おそらく動員は落ちているのだと思う。昨日は川崎でもわりと大きめな音楽イベントがあったりして、フェス乱立の時代においては、その運営もなかなか厳しいのだろうが、個人的には現状維持で続けてほしいものである。