2008年07月一覧

三連休の北東北3日目

私は鹿角市に来たわけだが、このあたりは十和田八幡平国立公園の域内である。さて、かつてかの三井理峯さんは「国立公園は麻薬・暴力団の隠れ蓑」と断じていた。三井さんは後生掛温泉でひどいめにあったことを選挙公報で訴えており、NHKが大層誰でも行きたくなるような宣伝をしたと言っていたが、私は三井さんの話を聞いて後生掛温泉に大層行きたくなってしまった。

鹿角花輪駅から八幡平駅までJRで行って、そこからバスに乗ることにする。八幡平頂上行きのバスに乗る。鹿角花輪駅から来たバスには誰も乗っていなかったが、ここで私を含め二人乗る。途中から何人か乗ってきて、いよいよ後生掛温泉に到着。バス停から少し歩くことになる。

外来入浴は400円。思った以上に清潔感がある、風呂も何種類か種類があって楽しめる。旅館宿泊者を含めけっこう客はいたようだが、浴場はそれほど混んでいなかった。個人的には腹の立つようなところではなかった。確かにオンドル大部屋をちらっと見たが、フェリーの二等船室のようで、受け付けない人には受け付けないだろうなとは感じた。ちなみに個室もある。ホームページを見た限りではそれほど高くはない。名物の黒たまごを食べたが、これは中身は普通のゆでたまごだった。

帰りは田沢湖方面に抜ける。鹿角から乗ってきたバスが八幡平頂上で折り返して田沢湖行きになるようだ。後生掛温泉から四人ほど乗った。先客もけっこういた。有名な玉川温泉、新玉川温泉でけっこう人が乗ってくる。ほぼ満席になった。

せっかくなので田沢湖で途中下車して、田沢湖駅からは秋田へ向かう。東京行きの新幹線に乗る人は多かったが、秋田行きに乗る人は少なかった。ここは空いていたら座れる例のあれだったのだが、全然問題なく座れた。

秋田から東京まで新幹線で一気に帰る。新幹線は満席。そらそうよ。ツアー客なんかも乗っていた。大曲で進行方向が変わるので、秋田から大曲までは進行方向の逆向きに座るというのが慣例になっているようだ。みんな逆向きに座る鉄道というのも、世界にもあまり例がないのではないだろうか。いや、あるかもしれないけど。

三連休パスを久しぶりに使ったが、やはり指定席4回は少ないように思う。無制限にしろとは言わないが、1日2回で6回くらいはほしいところだ。あと、雨が降らなかったのは幸いだった。東北地方は明日から雨のようである。


三連休の北東北2日目

今日はまず八戸から特急つがるに乗る。朝早い時間にしては八戸から乗る人が多くて驚いたが、自由席を3両つないでいることもあってか、だいぶ余裕があった。野辺地で下車して大湊線に乗り換える。以前大湊線に乗ったときは1両編成で大混雑ということがあったのだが、今日は2両編成だった。それでも、青森方面から来た客を受けて立つ人が出るほどに混んだ。

恐山に行くために、下北で降りる。これが大量下車、この人たちが皆バス乗り場に向かう。バス乗り場には臨時の切符売り場ができていた。そこで切符を買う。知らなかったのだが今日は恐山で大祭が行われていて、臨時便も多数出ているようだ。明らかに1台では乗り切れないと思っていたら、続行便も出るようだ。2台体制で下北駅を発車した。ちなみに佐井行きのバスも停まっていたのだが、こちらもけっこう混んでいた。

恐山に行くのは9年ぶりのことである。そのときは下北から田名部まで下北交通に乗って、むつバスターミナルからバスに乗っていった。下北交通が廃線になったので、下北駅が恐山行きバスの始発点になったのだが、むつバスターミナルにも停まる。そこでも多数の人がバスを待っていた。2台を以てしても乗り切れないだろうと思っていたら、むつバスターミナルから続行便が出た。このあたりは豊富なノウハウがあるのだろう。恐山には当然自家用車でもタクシーでも行けるが、バスで知らない人同士が乗り合わせて行った方が、「らしい」感じがする。「念仏車」という妖怪みたいな名前のバス停があった。あと、以前来たときは冷水でバスを停めて水を飲むというイベントがあったのだが、今日はなかった。混んでいるからか、それとももうやらなくなったのか。

恐山は大祭ということで、駐車場に車がいっぱい、人もいっぱい。こういうイベントのタイミングでは来るべきではなかったとも思った。しかし、駐車場やバスは混んでも、恐山という場所の懐は深い。現世とは思えない景色を目の当たりにして、やはり来てよかったと思った。日本三大霊場の一つと言われているが、他の高野山や比叡山はわりと人が作ったものが表に出ているのに対して、恐山は自然と霊場の要素が強くあったところに、人が少し手を加えた、という感じがする。ここにいて何も感じないような、感性のない人が来ても仕方がないとは思うが、やはり日本でも有数の訪れる場所であると強く感じた。

イタコの口寄せに長い行列ができていたが、そのあたりで救急車で運ばれていく人がいた。一部始終は見ていないからわからない。本当は昼ご飯でも食べていこうかと思っていたのだが、今日の人の多さを考えて予定より一本早いバスに乗る。と言っても、臨時便なので予定にはなかったバスなのだが、帰りは1台で足りていた。

時間があるので田名部中心地で降りる。まさかりプラザという施設のレストランで昼食をとる。ホタテフライ定食。なんか青森、岩手に来るとここぞとばかりにホタテを食べているような気がする。おいしいし、安かった(800円)。田名部の街を歩く。、松木屋という古いデパートに入ってみる。ゲームコーナーのゲームが20円だった。格闘ゲームとか、クイズゲームなどがあった。あと、むつ来さまい館という、いかにも金がかかっていそうな施設に入る。「電力立地地域対策交付金事業」で作った施設らしい。全てを書かなくても何の見返りかはわかると思う。下北を紹介する展示があって、ちゃんとあの発電のPRコーナーもあった。

田名部からJRバスに乗って大湊駅まで行く。乗客は少なかった。大湊駅で列車を待っている人が多くてびっくりした。下北から乗る人は多いが、大湊から乗る人はさほどいないと思っていたのだが。下北方面からやってきた列車が折り返し青森行きになる。おそらく下北から乗ってきたと思われる人が何人かいたが、そのまま車内にとどまることは許されず、一回改札を抜けなくていけないようだ。当然ではあるが。大湊の時点では半分くらいの座席が埋まって、下北では大量乗車で立つ人もいた。この列車は青森行きではあるが、野辺地で20分以上停まる。弘前行きの特急列車が先行する。それに乗ることにする。野辺地から八戸行きの特急に乗り換えた人は多かったようだ。

弘前から普通列車を乗り継いで鹿角花輪に行く。今日はここで泊。なんだかんだで花輪に泊まるのは3回目だが、いつも同じホテルに泊まっている。だいたい路線バスの旅がらみで泊まっているのだが、あとは盛岡からの高速バスで1回来ており、JRに乗ってくるのは初めて。大館で買ったとりめしをホテルで食べる。おいしかった。


三連休の北東北1日目

今日から三連休なので三連休パスを使って北東北を旅する。

まず新幹線に乗って盛岡に行く。朝一の臨時のはやてに乗る。おそらく満席だ。朝早くて睡眠時間が足りていないので、パソコンで少し作業をした後は眠りに入る。少し眠ったら仙台に着いて、もう少し眠ったら北上だった。北上から盛岡までは十数分。早い。

盛岡から花巻に行く。花巻と言えばマルカンデパートだ。マルカンデパートの大食堂でソフトクリームなど食べようと思っていたのだが、デパートは10時開店なのだが、大食堂は10時半からだった。がーん。10時半だと、後の旅程に影響がでる。まあ、たいして必然性のない旅程ではあるのだが、いろいろ考えて大食堂で何か食べるのはやめることにした。デパート自体は古かった。

花巻から新花巻まで行って、新幹線に乗る。盛岡で昼食をとってさらに北進と思っていたら、地震があったという。最初はIttemiaのコメントで教えていただいたのだが、待合室のテレビでもそれを報じていた。東京行きの新幹線が普通に出発して、特に遅れているという案内もないので、影響はないのかと思った。で、ホームに行ったら案内放送がかかって、八戸行きの新幹線が20分ほど遅れているという。そんなに遅れているのかよ。二戸まで行って久慈行きのバスという予定だったのだが、この接続時間が短い。JR盛岡駅の駅員に問い合わせたり、JRバス東北の営業所に電話したりしたが、基本的な対応としては、よその会社のことは知らないということ。同じJRグループなのにと思わず激高してしまったが、JR二戸駅に電話して、接続をとるということを確認した。基本的に、スムーズに連携をとれるような体制をとっていないことが問題だと思う。新幹線からバスに乗り換えた人は多かった。バスは20分遅れで出発。途中から乗ってくる人には申し訳ないと思ったが、人口閑散地域を走ることもあってか、途中から乗ってきたのは1人だったと思う。

久慈から八戸線に乗る。八戸線に乗るのは久しぶり、久慈で乗り換えたことしか覚えていない。実質初めて乗る路線だ。結局、鮫から混み出した。

八戸ではほたて丼とせんべい汁を食べる。ほたては三陸の名物だ、というより私の好物だ。せんべい汁は八戸の名物ということで食べたみたが、まあ一回食べたからいいかなと思ったり。


冨原亮道議の件

以前、このブログで冨原亮道議がサミット反対のデモ行進に憤るという記事を書いたが、7月8日のサミット反対のデモ行進の記事をさっくり消して、Wordpressの設定も変えたようだ。13日には「更新作業すっかりご無沙汰しておりました。早く携帯からの更新をマスターしなければと思っています。」とだけ書いている。一度載せた文章を何の断りもなく丸ごと削除する、らしい。一応、件の記事はスクラップを取っているのだが、全文をここで転載、ということはしない。私としては許すまじと思っているわけではないが、一度取り上げたことなので、こういうこともあったということをメモしておく。

ちなみにはてなブックマークの該当部分のリンクも貼っておく。


今日の東上線(080717)

今日は仕事の都合でまず渋谷に行く必要があって、渋谷といえば副都心線だと思い、副都心線に乗るつもりで駅に着いたのだが、ちょうど6時52分発の志木始発の普通列車が来るタイミングだったので、それに乗ってきた。それに乗ると池袋から山手線の始発列車に乗れて、それに座っていって渋谷に着いた。後で知ったのだが、副都心線は西武池袋線の人身事故の影響で、池袋~渋谷間の折返し運転になっていたようだ。危ない。

それにしても、西武池袋線の人身事故の影響で、池袋~渋谷間の折返し運転になる、というのはよく考えれば変な話だ。ダイヤの乱れを最小限にしようということなのだろうが、副都心線が池袋と渋谷の間を行ったり来たりしてもあまり意味がないのではないか。西武線が人身事故で和光市方面の運行もしないというのはどうも納得できない。


新座市長選挙をふりかえる

新座市長選挙が現職候補の辛勝という結果に終わった。新座市長選挙を候補者に焦点をあててざっくばらんにふりかえってみる。

須田健治候補について

須田候補を支援した早川忠孝衆議院議員のブログから。いきなり人の文章を引用で申し訳ないが。

なんの実績もなく、それほどの活動もしていないのに、キャッチフレーズだけが一人歩きし、有権者を惑わせる。

経験や実績、本人の資質、そんなものが通用しにくい時代になった。

http://ameblo.jp/gusya-h/entry-10115998204.html

これからは多選というだけで、大変なハンデを負う、ということを改めて知った。

どんなに有能でも、どんなに実績を上げても、そして、どんなに市民の信望があっても、都市化の傾向が強い地域では、市民は一定の時期にトップの交代を求めるもの。

そう覚悟する必要がある。

http://ameblo.jp/gusya-h/entry-10115998204.html

早川議員のブログは、認められるべきものが社会や環境が原因で認められないと嘆くような文章が多いのだが、確かにそういう側面もあるにせよ、認められないのはそれなりに確とした理由がある。

早川議員が指摘したとおり、「多選はよくない」というムードが現職を苦しめたことは確かである。そのムードを煽ったのが「それほどの活動もしていない」と評された人なのだろう。ただ、ムードを押しのけるだけの実績をアピールできていたかというとそうではなかった。このあたりは当初今回の選挙に立候補するつもりがなかったということもあるのだろうが。

今回吉田県議系の市議(と勝手にカテゴライズさせてもらうが)が中立の立場をとったようだ。また、元民主党県議の当麻よし子所沢市長が支援していたみたいだったり、他にも幅広い支援を集めていたみたいで、そういう意味では現職の王道選挙を戦ったとも言える。しかし、それでその票差だから何ともいやはや。

田中幸弘候補について

惜しかったと言えばそれまでだが、その立ち位置がよくわからず迷走している感すらあった。最初は民主党所属であることを押していたと思うのだが、民主党からいい返事がもらえなかったときが境になったかはわからないが、民主党の色は消えていった。その一方で共産党と手を組もうとするものの、結局決裂。確かに数あわせを考えれば共産党と手を組んだほうがいいが、市議時代に田中氏らと共産党で反須田で共闘していたならともかく、過去はさておき選挙だから手を組みましょうというのは個人的には感心しない。勝つためであればなりふりかまっていられないという意見もあるだろうが、そういうのはいつかは破綻するものである。出馬表明も挑戦者であれば真っ先にすべきだったと思う。現職須田氏、大島氏に次ぐ三番目というのは、かなり早くから(ゴールデンウィーク前から)活動してだけになんとかならなかったのだろうか。私は部外者なので実情はわからないけど、外から見てそう感じた。

候補者中でいちばん若いということもあってインターネットによる活動も積極的だったが、これがSEOをあまり考えていないようだ。また、細かい話になるが、意見を募るフォームの年齢の項目が、20代、30代、40代、50代、60代、70代~、しかない。19歳以下の選択肢がない。まさか選挙権がない人は意見できないというわけではないと思うが。このあたりは社会調査の基本だろう。

保坂フミ子候補について

共産党が独自候補を擁立したのはよかったと思うが、得票数が6000票台。これは共産党の基礎票のままではないか。それでいて、配布物に「健闘」と書かれていたり、新聞には「目標の得票数」などと書かれていた。巷では共産党が人気だという声もあるが、やはり共産党に多くを期待するのは酷だなと思った。

大島素美子候補について

謎だった。


太田光・中沢新一「憲法九条を世界遺産に」

爆笑問題太田光と宗教学者中沢新一による対談を中心に構成されている。対談はどうしても内容が散漫になったり、脱線したりしてしまうものだが、憲法九条という明確なテーマを定めている本書もその例外ではない。太田光がボケるのはそれが役回りだからいいのだけど、中沢新一(実はこの人のことはよく知らないのだが、大学生の頃に中沢新一の兄を名乗る人に会ったことがある)もボケに回って、ダブルボケで話が締まらない。中沢が太田に歩み寄って話をしようとしているのだが、それがすべっている感じがした。大事なことを話しているようで、実はあまり価値がないような本、と言うべきかもしれない。

憲法九条を崇拝の対象にするのはどうにも理解できない。単なる法律ではないかと思う。日本という国は島国で攻めるに難く守るに易い、外国との交戦経験も少ない、さらに人の命の価値というのは過去に比べるとあがってきている(多産多死から少産少死)上に、戦争をして得るものというのは過去に比べると相対的に少なくなり、むしろ失うもののほうが多くなってきている、という現状から戦争はしない、どうせしないのであれば法律に「戦争は放棄します」と書いておいたほうがいいよね、くらいに私なんかは考えているのだが。

憲法九条を世界遺産に (集英社新書)

憲法九条を世界遺産に (集英社新書)


「iPhoneが欲しくない」と言える

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/14/news073.html

一連のiPhoneをめぐる報道を見ているとFever(熱病)と呼ぶにふさわしいように思える。確かにiPodなんたらが売れているのを見ると、iPhoneも売れるのだろうとは思うけど、私も含めて大部分の人はあまり興味がないのではないだろうか。ただ、「iPhoneが欲しくない」と言う意味がないから言っていないだけで。サイレントマジョリティと言うやつか。

個人的にはiPhoneそのものよりも、ソフトバンクモバイル&Appleの販売戦略に感心した。携帯電話端末の販売がここまで取り上げられることは今までなかったと思う。ブランド力を最大限に活かした販売戦略はえげつない部分もあるにせよ、他のキャリアも少し見習ったほうがいいのかもしれない。


今日の埼京線&東上線(080714)

朝、東上線に乗って池袋に着いたまではよかったのだが、そこから埼京線に乗ってからが最悪だった。池袋で長時間停車した後、新宿までは行ったものの運転打ち切り。ブレーキが故障したらしい。後続の列車に乗り換えてくださいというから乗り換える。9号車に乗っていて、向かいのホームに来た車両に乗り換えようとしたら、正面に停まった車両が10号車で女性専用車だった。非常時に女性専用も何もないと思うが、特にアナウンスもないので、9号車まで移動して乗り込む。なんとか乗れたという感じだ。結局、故障した車両はずっと停まったままで、後続の列車の運行に影響が出たらしい。

JR東日本は車両故障が多いと思う。保守に金をかけていないのではないか。経費削減のつもりなのかもしれないが、結果的に現場と客にしわ寄せがきている。

帰りは池袋から東上線の急行で帰る。19時28分発でけっこう混んでいた。和光市に停まって「地震の為現在安全確認を行っています。」というアナウンスが流れる。乗っていて全然地震は感じなかった。5分くらい停まって運転再開する。家に帰って知ったのだが、この地震は誤報だったらしい。なんじゃいな。


今日の市長選(080714)

朝、志木駅南口。保坂候補、朝賀市議、小野市議が配布物を配っていた。また、田中候補が挨拶をしていた。

昨日の話だが、既視感のある色のTシャツを着た人が二人、「センキョ」と書かれた旗を自転車にくくりつけて走っていた。ちょっと微妙な行動ではあった。