2022年03月一覧

宮脇俊三「ローカルバスの終点へ」鹿老渡

宮脇俊三著「ローカルバスの終点へ」の精読企画。1987年から88年に書かれた記述内容が2022年現在どうなっているのかを中心に記していく。基本的に月末更新。今回は鹿老渡(広島県安芸郡倉橋町)。
倉橋町は2005年に呉市に編入されている。当時は呉市営バスが呉駅から鹿老渡までの路線を運行していた。まず呉市営バスが2012年に事業を終了しており、路線は広電バスが受け継ぐこととなった。呉から旧倉橋町に行くバスの終点は本浦の少し先の桂浜・温泉館となっている。この近くに呉市役所の倉橋支所がある。桂浜・温泉館より先は倉橋地区生活バスが鹿老渡を経て当時倉橋町営バスが通っていた鹿島まで通っている。釣土田から添乗員が乗ってきて険路の宇和木峠越えで指図する様子が書かれているが、1995年に宇和木トンネルができて、添乗員の乗車が必要ではなくなったものと思われる。
鹿老渡で氏が宿泊した民宿宮林旅館であるが、現在は宿の営業は行っていないが、日向の藩主が参勤交代の折に宿泊したということで旧跡として残されている。


GSV057.国鉄長野原線太子支線跡(群馬県中之条町)

国鉄長野原線太子支線は1945年に日本鋼管群馬鉄山専用線として貨物営業のみで開業。やがて国鉄に組み込まれ、1961年には旅客営業を開始。1966年に貨物営業が廃止され、1970年には営業休止となる。長野原線本線は長野原駅が終着駅だったが、1971年3月に長野原から大前まで開業、それと同時に吾妻線に名称変更。書類上は太子支線も吾妻線となるが、5月に太子支線が廃止。結局、旅客営業を行っていたのは9年間、貨物営業を含んでも25年間のみの営業期間だった。太子は当時は六合村であったが、現在は中之条町となっている。
ストリートビューでは、日影にあるトンネルから太子駅跡に向かっていく。トンネルの中も車が通れるようにはなっているようだが、ストリートビューのデータはない。廃線から50年以上経っており、その面影というのはほとんどない。知識がないとここにかつて鉄道が通っていたということはわからないだろう。旧太子駅は観光施設として整備されており、入場料200円かかるが、人の姿もちらほらあり、それなりの観光資源となっているようだ。


おうちのこだわりポークカレー

具の内容からも、オーソドックスなポークカレー。量多めで値段安めで味は普通においしいので、万人に勧められるかと思う。84点。
下のおいしそうな写真は無印良品のサイトからの引用です。


春の四国 3日目

今日はまず丸亀の街を歩く。丸亀といえばやはり丸亀城か。まず朝なのにかなり人がいたのには驚いた。江戸時代の天守が残っているということで、まあ人気ということか。丸亀では骨付鳥の一鶴に行こうかとも思ったが、開店前から行列ができていたので、坂出まで行って駅に近いうどん屋に行く。こちらも混んでいたが、待たずに入れた。香川の普段着なうどんといった感じだ。
坂出を少し歩いて、高松に移動する。高松の街中の施設に行こうと思ったのだが、軒並みマンボーで臨時休業になっていた。 そういうわけでコトデンに乗って一宮まで行き、讃岐国一宮田村神社に行く。一宮だけあって風格がある神社である。その近くには第八十三番札所一宮寺がある。
今日は高松で泊。


春の四国 2日目

今日は中村でレンタルバイクを借りて三原村、その後中村の観光地をまわる。去年1月のリベンジになる。朝、店が開いていないというトラブルもあったが、それ以降は問題なく進めた。三原村に行くのは宿毛市平田から入るのが一般的なルートなのだろうが、行きは具同から、帰りは国見に出るというマイナールートを行く。はっきり言って四輪で走るのは困難なような道である。そういうわけで車とは一切すれ違わなかったが、一人走っているおじさんとすれ違ったのにはびっくりした。三原村の主要道路はちゃんと整備されている。ゆずのドリンクを買って飲んだ。
中村ではトンボ自然公園、入田の菜の花、沈下橋(佐田、三里、高瀬)、郷土博物館、不破八幡宮、と行って、昼には鮎の塩焼きを食べる、というわりと観光客なまわり方をした。
中村からは一気に丸亀まで特急で移動する。もっとも高知で乗り換えになる。高知までは2両編成、高知からは4両編成。どちらも指定席に乗ったがだいぶ余裕があった感じ。


春の四国 1日目

今日から四国に出かける。
羽田空港に行くが、今日は和光市からバスに乗って行くことにした。どうせ空いているだろうと思ったら、バス乗り場に並んでいる人がけっこういた。石神井公園始発で、そこから乗っている人は少なかったが、知らなかったのだが予約している人が優先で、いちばん最後に乗ったら、2席空いている場所がほぼないという状態であった。首都高もかなり渋滞したが、設定されている定刻には到着。飛行機も混んでいた。
高知空港に到着。高知は雨だった。もっとも今日の目的地は中村で、今日はほぼ移動日なので、降らないにこしたことはないが、今回の旅の中ではいちばん雨が降ってもいい日ではある。はりまや橋近くの以前に行った店で昼飯を食べて、時間があったので須崎までは普通列車で行く。2両編成だが、高校生を中心にわりと混んでいた。真昼間なのに高校生帰るの早くない?とは思ったが。伊野あたりで立つ人もいなくなる。須崎まで行く人はさほど多くなかった。須崎から特急で中村まで。中村に着いたら雨は止んでいた。今日は中村で泊。


GSV056.袋田の滝(茨城県大子町)

袋田の滝に行ったのは2009年のことだった。その前の日だかに雨が降った影響もあってか、かなりの迫力がある光景を見ることができた。
ストリートビューでは、袋田の滝へ通じるトンネルの入口から滝へ向かっていく。そこまでストリートビューで見られるというのもすごい時代である。当時も今も入場料は300円で値上げしていなかった。第1観瀑台と第2観瀑台があり、第2観瀑台はエレベーターに乗っていくことになる。ストリートビューでも1階、2階の切り替えが可能であり、2階の第2観瀑台からの眺めも見ることができる。ただ、迫力という点では第1観瀑台から見る滝のほうがよかった。当時のことはよく覚えていないが、エレベーターに乗る行列の表示がけっこうあるので、混むときはエレベーターに乗るのにけっこう待つのであろう。あと、滝の有料部分の入口は1ヶ所だけではなく吊り橋経由のもう1ヶ所があることを知る。このルートは当時行った記憶がない。入った口から出たような気がする。吊り橋のほうには滝見茶屋という飲食できる店がある。遠くのほうに、かつ横側からだが、袋田の滝を見ることができるようだ。


牛すじカレー

けっこう名前が直球なカレーである。ただ、言うほど牛すじが入っておらず、具をあまり感じないカレーになっていた。カレー自体はわりとオーソドックスなビーフカレーの味かと思う。82点。
下のおいしそうな写真は無印良品のサイトからの引用です。


GSV055.熱塩駅跡(福島県喜多方市)

国鉄日中線は1984年に廃止された路線で、晩年は朝と夕方しか列車が走らない、日中に走らない日中線などと揶揄された。日中は終点熱塩駅の更に北にある温泉地で、日中から先の米沢まで路線を延ばす計画があったが、頓挫している。鉄道廃止直後は廃止代替バスが運行されていたが、現在はそれも廃止されてデマンドタクシーが運行されている。
ストリートビューでは、熱塩駅跡手前の転車台跡から今は日中線記念館になっている熱塩駅跡に向かっていく。転車台は案内板などはないが、それっぽい形は残っている。開業時には使用されていたが、距離が短く低速だったのでバックで運転しても支障がないということになり、使われなくなったという。途中には踏切の警報機が残されている。熱塩駅舎を使用した日中線記念館は近代化産業遺産認定となっている。


春の静岡 2日目

今日はまず静岡から沼津まで移動する。この電車はたいして混んでいなかった。沼津ではシェアサイクルを借りて、沼津市、清水町、長泉町、三島市を巡る。沼津では千本浜に行った後、沼津港に行き、深海水族館に入る。以前に行ったときはかなりの混雑のようで入るのを見送った経緯がある。この日も混んでいたが、そこまでではなさそうだったで入った。それでもお子様連れを主にかなりの混雑度である。大人1600円、子供800円と入館料はそれなりにするのだが。個人的にはクラゲがいちばん綺麗で感動した。そうなると鶴岡の加茂水族館に行け、ということになりますかね…。柿田川親水公園にも行ったが、以前行った時の方が感動したような、というのは初見だったからか。
三島広小路で自転車を返して三島の町は歩く。やはり徒歩のスピードの方が街を歩くにはいい。都市間移動が主で途中寄り道するのであれば自転車のほうがいいが。三島も三島で人が多い。
三島から帰路につく。熱海までは大した距離ではないのだが、本数がそれほど多くなく3両編成でわりと混んでいた。東海道線、特に神奈川県市部に入ってからは、沿線人口が多いがゆえの混雑である。