2012年07月一覧

緑の党結成

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012072902000073.html

「再生可能エネルギーで雇用を生み、即時原発ゼロを目指す」と宣言、「脱原発を実現する上で信頼できる既成政党はない」とのことである。

基本的には、真剣に即時的な原発ゼロを目指すのであれば、そういう意見を同じにする政治勢力が選挙協力をして、衆院選、参院選に当たるべきだと思う。しかしながら、実際のところは、各勢力がめいめいに訴えている感がある。「脱原発を実現する上で信頼できる既成政党はない」とまで言われると、たとえば社民党などは立つ瀬が無いところだろう。前々回の参院選で9条ネットが参加したときも似たような感じであったが、9条ネットの得票数が少なかったため、既存の革新政党に与える影響は少なかった。今回はどうなるだろうか。

結局のところ、みどりの会議→みどりのテーブル→みどりの未来→緑の党、という系譜、ということになるのだろうか。緑の党という名前を使うタイミングとしては今が最適だとは思うが、今のところ、知名度が高い人物がいるわけでもなく、これまでの似たような政党の実績から勘案するに、緑の党が日本である程度の勢力になる青写真は見えない、というのが正直な感想である。


夏の東北旅行 5日目

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今日が最終日である。

基本的には帰るだけなのだが、午前中は旧白根市のあたりに寄ってみた。新潟からJRで矢代田まで行って、そこからバスに乗る。中心部はさすがに旧市というだけの規模はあった。帰りは加茂までバスに乗った。

そこから延々と普通列車を乗り継いで帰る。18きっぷ利用者をおぼしき人は若干いたが、ピーク時ほどではないだろう。席はだいぶ空いていたし。


夏の東北旅行 4日目

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今日は横手から新潟まで移動する。主に移動。

昼食は山形でそばを、夕食は米坂線車内で米沢駅の駅弁「牛肉どまん中」を食べる。米坂線に乗るのは久しぶりだったか、以前は青くて古い車両だったが、今はJR東日本の非電化区間でよく走っている緑の車両になっていた。小国まで乗る高校生は多い。そこから先は静かになった。


夏の東北旅行 3日目

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今日の最初の目的地は平泉である。数年前の夏、行こうと思ったものの最高気温35℃という暑すぎで行くのを断念した経緯がある。今日は最高気温28℃で夏にしては涼しい、平泉日和だ。

平泉駅に荷物を預けて中尊寺まで歩く。8時半に開くというので、7時50分頃に平泉に着く列車に乗って、ゆっくり歩いていったが、坂道なんかがあって、思ったよりも時間がかかった。8時半から開くのは金色堂であって、本堂はその前から参拝できる、と思う。金色堂は資料館のような讃衡蔵とあわせて拝観料700円なのだが、それだけの価値があると思う。まさに奥州藤原氏の象徴といえる建物だ。なお、金色堂自体が大きな建物の中に匿われていて、その中は撮影禁止となっている。その後、毛越寺に行く。ここは立派な庭がある。遣水は平安時代の唯一の遺構とのことである。今日は水が流れていなかったが。観光客はそれなりにいたが、平日だし、午前中だしで、これでも少ないほうなのだろう。

個人的には安易な世界遺産認定をよしとしていないのだが、実際に来てみると平泉は世界遺産の価値があると判定されてもいいかな?とは思った。あと、中尊寺も毛越寺も管理・運営する人の数が多い。観光客が落としていくお金で人を雇い、地域の雇用を促進しているということなのだろう。

平泉を後にして花巻に移動する。花巻といえば4年前、マルカンデパートの大食堂に行こうと10時のデパート開店直後に行ったら大食堂は10時半開店で行けず、ということがあった。今回、満を持して昼時より少し前に行ってみる。デパートはそれほど客がいないのだが、大食堂のフロアに行ってみると、思わぬ人の数。混んでいた。でも、大食堂の名に違わない広い食堂なので、座れないということはない。懐が深い食堂だ。マルカンラーメンとソフトクリームが名物だというが、ラーメンだと暑いので、マルカンランチとソフトクリームを頼んだ。マルカンランチは沖縄のAランチのような、フライ、ハンバーグ、オムレツがメインのランチだった。そしてソフトクリーム。作法どおりに割り箸で食べる。それにしても量が多い。これだけ食べてもまだあるのか、という感じだ。さすがに休憩が必要になってくる。体はそうでもないのだが、館内の温度が高いようで、どんどんソフトクリームが溶けていく。だいぶ食べて、手で持って普通のアイスクリームのように食べるも、ここからの量が普通のアイスクリームの量だよな、というくらいのレベルだった。昭和っぽい雰囲気とあわせて、ここまで来てよかった。

花巻から北上経由で、横手まで行く。途中、ほっとゆだで温泉に入った。ここに入るのは三度目か。地元の人等が数人いた。列車の発車時刻を信号機で知らせるのが特徴的だが、私が見た限りだと信号機は点灯しなかった。

横手で横手焼きそばを食べた。

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夏の東北旅行 2日目

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今日はまず仙石線に乗って石巻まで行く。部活っぽい団体がたくさん乗って辟易したが、彼ら彼女らが宮城野原で降りると、静かになった。松島海岸で代行バスに乗り換える。仙石線は高城町~陸前小野まで不通区間になっているが、代行バスは松島海岸~矢本で運行している。高城町から代行バスを走らせていない理由は、高城町駅前にバスをつけるスペースがないからかと思っていたが、高城町駅が業務委託駅で駅員が不在になる時間帯があるというのも関係しているのかもしれない。代行バスの乗り継ぎの取り扱いをするのに、駅員がいないと何かと困ることがある。松島海岸駅、矢本駅、両駅とも直営駅である。代行バスは1台で運行。十分余裕がある程度の乗客数だった。手樽駅ですれ違った代行バスは2台運行だった。途中、時間調整などもしながら、矢本駅に到着。なお、仙石線の復旧は2015年になるという。まだ先の話だ。

石巻の街を歩いてみたが、石巻駅のあたりはわりと地震の爪痕のようなものは感じなかったのだが、海側はそれが生々しく、特に南浜町のあたりは「街が消えた」としか言いようがないような状態だった。一方で、高台にある集落は昔と変わらなさそうな感じで、少しの場所の違いでかなり被害の状況が違うということを目の当たりにした。

仙台-石巻間の輸送について、JR仙石線は1時間に1本で代行バスを乗り継ぐ必要があるのに対し、高速バスは30分に1本で直通だから適わない。ただ、JRも本数は少ないが、小牛田まわりでノンストップで仙台に直通する列車を運行している。

時間があったので渡波まで行って折り返す。渡波では女川方面に行く代行バスに乗り継ぐ人が多かった。小牛田経由で一ノ関まで行って今日は泊。仙台から来た一ノ関行きは、4両編成の半分を小牛田で切り離すという運用でそこそこ混んだが、瀬峰で降りる人が多かった。


夏の東北旅行 1日目

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今日からしばらく東北を旅する。

まずは、大宮から新幹線に乗って郡山に行く。「東北フリー乗車券」という切符があってそれが使えればよかったのだが、利用する日の7日前に買わなければいけないということで、旅程が決まったのが直前だったのでそういう切符を買うことができず、結局、北海道&東日本パスを買うことにした。7日間有効で、JR東日本、JR北海道、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行、富士急行の普通列車が乗り放題という切符である。今回はほぼ普通列車に乗る予定なので、この切符にした。それでも、途中までは新幹線を使うということで、えきねっとでトクだ値割引の切符を買う。

郡山からは普通列車を乗り継いで、仙台まで行く。青春18きっぷのシーズンになってはいるが、それほど混んではいなかった。

今日は仙台で泊。仙台といえば牛タンということで、牛タンを食べた。


Tポイント、医薬品購入データを販促活動に利用

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http://www.asahi.com/national/update/0717/NGY201207160032.html

TSUTAYAなどを運営している、カルチュア・コンビニエンス・クラブのポイントカードサービス「Tポイント」が、会員が買った医薬品の購入データを、会員に十分な説明をしないままに販促活動などに使っていることがわかったという。

まあ、そういうことはあり得る話だろうなとは思っていた。私は基本的には個人情報を提供するポイントカードサービスを利用することを控えている。以前、紙にスタンプを捺すだけのポイントカードサービスが、個人情報を提供するポイントカードサービスに切り替わったときには、そこの店のポイントカードサービスを使うことをやめている。ただ、Tポイントは元々レンタルサービスの会員カードで、そうなると個人情報を提供することには必然性はあるが、そこから様々な店で使えるようになっていった、という点では、特殊な例に入るのかもしれない。

ちなみに、以前はTSUTAYAを使っていて会員証を持っていたが、10年くらい前からすっかり使わなくなった。その当時はTポイントではなかったのかな。それからすっかり縁遠い存在だ。


国民の生活が第一

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新座市長選関連のエントリが続いたので取り上げていなかったが、小沢一郎元民主党代表を中心としたグループが民主党を集団離党し、今月の11日に「国民の生活が第一」を結成した。

個人的には、このグループが袂を分かって別の党を結成したほうが、わかりやすくていいと思っていたので、ここまで引っ張ってはきたが、新党を結成したこと自体については評価したい。

「国民の生活が第一」という名前がアレという声もあるが、選挙情報サイトを運営している身としては、略称を「生活」としたことで他と被っていないし、まあ別にいいかな、と。ただ、党名に助詞が二つも入っているのはどうなのかという気持ちもある。もっとも、将来的には(具体的に言えば衆院選前までには)新党きづなと一つになるだろうし、そのときに別の党名になるという見方もあるのだと思う。

参加メンバーを見ると、今まで小沢氏と行動を共にしていた人たちが入っていなかったりして、そのあたりの関係はどうなっているのか、よくわからない。当選一回の議員が多いとも思う。衆院選のことを考えると、自力で小選挙区で勝てる議員も数人程度ではないか。次の選挙後には大幅に議員数が減っていそうではある。あと、前の衆院選で比例下位で当選した議員は、次の選挙では小選挙区に転出することになるのかもしれない。

大阪維新の会と連携するという話もあるようだが、TPPで意見が異なるので難しいのではないか。また、国民の生活が第一に大阪選出の議員が多いので、大阪維新の会としても、大阪の選挙区を公明党やみんなの党に譲るのはまだ許すにしても、これ以上は譲れないのではないだろうか。

結局、大阪維新が大々的に選挙に参加してくると仮定すると、民主・国民新/自民・公明/大阪維新・みんな・(公明)/生活・きづな・減税/共産/社民/幸福、くらいの対立軸ができるということか。


今日の市長選(120717)

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朝、志木駅南口。先日行われた市長選で敗れた田中幸弘氏と平松大佑氏がそれぞれ一人で挨拶をしていた。平松氏は配布物を配っていた。


昨日行われた新座市長選挙を振り返る

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新座市長選挙は現職候補の大勝という結果に終わった。そういうわけで、新座市長選挙を振り返ってみたい。

須田健治候補について

引退の意向から一転、土壇場で出馬を決めて、保守地盤もだいぶ他候補に流れていたと思うのだが(地元の会社でも他候補のポスターが貼ってあるところが多かった)、底力というべきか、前回よりも2300票近く票を増やし、見事に六選を決めた。二位、三位の田中候補、平松候補が獲得した票を上回る票を得たということで、対抗馬の票が割れたことに助けられた、とは言えないだけの票を得たと思う。ただ、他のどの候補も決め手に欠いたというのは確かで、そういう点に助けられた面はあると思う。

選挙活動は前回よりも出遅れていた。ただ、組織のテコが入ってからの爆発力は大きかったのだろう。

田中幸弘候補について

前回と同じ次点とはいえ、7800票近く票を減らし、前回は当選した候補と200票以下の差だったのに、今回は10000票以上も差を離された。完敗と言ってもいいだろう。かつて同じ会派だった平松候補と票が割れたという面もあるのだろうが、仮に田中候補と平松候補で一本化できたとしても須田候補には及ばなかった。個人的には、前回の市長選からここまで表だった活動をしていなかったので、私は今回の市長選には立候補しないのかと思っていた。本来ではあればいちばん周到な準備をできる立場にあったと思うのだが、そういう様子は見られず、それがこの結果に現れたとも考えられる。

前回は民主党(柴崎、佐原、中村)+語る会(高邑)の市議が支持したが、今回は市民と語る会(高邑、木村、塩田、立川)の市議が支持したようである。ただ、高邑、木村の両市議は積極的に活動していたようだが、塩田、立川市議は目立った活動をしていなかったように見受けられた。立川市議は選挙ウィークの金曜日に反原発デモに行っている。もっとも、私が見えないところで活動していたのかもしれないが。

あと、市長選の多選批判が表立っていて、自己のアピールに欠いていた面もあった。現職と一騎打ちであればそういう戦略もありだが、今回みたいに多くの候補が立候補している場合、そういう戦略は効果が薄いと思う。もっとも、多選批判された現職は前回よりも票を伸ばしている。

平松大佑候補について

私などから簡単に見えやすいインターネットを使った活動という面では、平松候補がいちばん周到にすすめていたと思う。ブログ、Twitter、Facebookの連携、Google AdWordsの利用など、教科書どおりのインターネット活用だ。ただ、教科書どおり過ぎて、こなれたツールとして利用できていないと感じる面もあった。もともとインターネットの世界に明るくないのかもしれない。多選批判よりも政策で勝負という方向性はいいのだが、その政策も選挙公報など見ると、味の薄いコーヒーみたいでいまいちパッとしなかった。(もっとも、どの候補も選挙公報に書かれている内容はいまいちで、決め手に欠く印象を受けた。)あと、選挙ポスターも五候補の中ではいちばんいまいちだったと思う。

嶋野加代候補について

立候補表明はいちばん早く議長経験者とはいえ、前述の三者が市議選でトップ当選の経験がある中で、嶋野候補は市議選ではいつも中位~下位での当選ということで、こういう結果に落ち着いたのだと思う。もともとは、自民党などの組織のバックアップを受けられることになっていたのか、裏側のことはよくわからない。自民党のポスターが貼ってあるところに、嶋野氏のポスターと立て看板があったのが、撤去されて衆院選予定候補の豊田氏のポスターを貼りだした、という遷移を見ると、何かあったのだろうとは感じる。やはり現職の多選批判をしたわけだが、翻って立候補を決めた須田候補への当てつけのようにも感じた。

小鹿伸衛候補について

前回と同じく、市議を引退した人を候補に持ってきた。ただ、個人的には前回の保坂さんはいい候補だったと納得できたが、今回は単に余っている人を持ってきたように感じた。共産党は直に引退しそうな市議が多数いるので、当分はこのモデルを繰り返していくのだろうか。主張の内容も、消費税、反原発とか市政にはおおよそ関係がないような内容が主だったように見えた。現職がすすめる都市高速鉄道12号線の延伸についてまっとうな批判ができる唯一の勢力だと思っていたのだが、そういう主張がなかったのは残念である。単に自分たちの主張がしたいがために市長選に参加したような感じで、共産党の候補として前回の選挙よりも票数が2/3以下になったのも当然のように感じた。

投票率について

36.59%で、前回の34.46%よりは上がった。三連休の中日で下がるのではないかとも思ったが、これは多候補が立候補した正の側面と言うべきか。地域別に見ると、新堀、栄が投票率が低いのだが、それぞれ、駅で言うと清瀬・東久留米、大泉学園・朝霞を使う人が多く、新座市の選挙の情報に触れる機会が少ないことが影響しているのであろう。本ブログのコメントでもそのような情報を頂いた。これは新座市の構造的な問題だと思う。

総括

本選挙の争点は何だったのか、ということを考えると、いちばん目立った争点は結局多選の是非だったように思う。多選批判するにしても、数字や具体的で市民が同意できるような弊害をあげていくのではなく、印象を述べているだけという感があり、上滑りしている印象を受けた。現職が積極的に進めている都市高速鉄道12号線の延伸は争点になり得ると思っていたのだが、他候補はそこを積極的に取り上げずに、あまり争点にならなかったのは残念である。