アメーバブログID/パスワード流出事件で逮捕

http://mainichi.jp/select/biz/it/news/20100317dde041040006000c.html

今年の1月にアメーバブログのID、パスワード約450件と、関連情報を記したExcelファイルが流出する事件があった。すっかり忘れていたが、その事件で元ホリプロの契約社員が逮捕されたとのこと。記事には「無線LAN悪用」とあり、ご丁寧に無線LANの解説までしてあるが、本質的な問題はそこではないだろう。焦点は以下の点だと思う。

一覧表は内部管理用だったが、サ社の社員が09年8月に仕事上のやり取りをするため岡田容疑者に送信したメールに誤って一覧表のファイルを添付していたという。

普通、一からメールを送るとき、添付ファイルをつけるべきではないのに、間違って添付ファイルをつける、ということはしないと思う。添付ファイルがついているメールを間違って転送してしまう、ということはあるかもしれないが。かなりの機密情報だからパスワードくらいはつけるべきだろうが、まさかついていかなったのか。それとも容疑者が知っているパスワードが通ったのか。そもそも、そういうExcelファイルが何故普通に読める状態で存在したのか、いろいろと疑問点はあるのだが、逮捕によってこの件は幕引きなのか。ホリプロが謝罪しているが、組織の責任という意味ではサイバーエージェントのほうが責任が大きいように思う。もっとも、裏では方々に謝っていそうではあるが。