工人舎SH8KP12A

SH8KP12Aを買って1週間くらい経つので、その使用感を書く。

なんといってもサイズが小さい。これはいいことばかりではなくて、その分キーボードのサイズも小さいからタイピングがしにくい。なんとかタッチタイピングができる程度。ただ、これは慣れである程度で解消できると思う。コンピュータ技術者の中にはキーボードにこだわりを持つ人がけっこういるが、私はそれほどこだわっていないので、その点はなんとかなりやすいと思う。

あと、起動が遅い。これはOSがWindows VISTAがインストールされていることにも原因があるのだが、スイッチを入れてから自由に使えるようになるまで2分くらいはかかっている。志木を出るときにスイッチを入れたら、使えるようになったときには朝霞台に着いている。スリープにしておけば起動に時間はかからないが、バッテリの持ちに不安があるのでできれば電源は切っておきたい。ところでスリープモード時の電池消費量ってどれくらいなのだろう?

さらに、バッテリが3時間くらいしか持たない。無線LANを使うともっと短いと思う。バッテリ1本では絶対に1日持たない。2本でも若干不安がある。バッテリはパソコンの生命線なのでへたってきたら即買い換えたほうがいいだろう。

以上、不満点を書いてきたが、それは買う前にだいたいわかっていたことなので折り合いはつく。逆に書くと不満点はこれくらいか。このパソコンのいいところはタブレットPCとしても使えるところか。たとえば外で地図を見たいという場合、ノートパソコンの形で見るのとタブレットPCの形で見るのとでは、タブレットPCの形で見たほうがいいし、傍から見ても自然である。タッチパネルも使えるし、画面左右のボタンやポインタも使えるので、そのときに応じた使い方ができる。シチュエーションにあった使い方を覚えれば、かなり使いやすくなると思う。

ワンセグ放送の受信機能も使えるが、自宅で使ったら満足に見られたのがNHKとテレビ埼玉だけで、あとはTBSとテレビ朝日がなんとか見られる程度。東京池袋のサンシャイン60で見たら、一切受信できなかった。あくまでもおまけの機能として考えたほうがいいか。

ネットワークは普通のLAN、無線LAN、Bluetoothが使える。ノートパソコンのネットワークについてはまた改めて書くが、無線LAN、Bluetoothについては、BIOSの設定を変更した上で、本体前部のスイッチをONにしなければ使えない。私はBIOSの設定は変更したのだが、スイッチについてはONにせず、それで無線LANが使えない(デバイスが認識しない)ので、もしかして初期不良かと思ってしまい、注文したバッテリを取りに行ったときに店の人に問い合わせてしまった。メーカーに電話してみるということになり、その前にホームページでFAQを確認したら、そのことについての記述があり、さらに説明書をよく見たら載っていた。申し訳ない。

OSがWindows VISTAであることについては不満の声が挙がっているが、Microsoftががんばって作ったOSなんだからそう言うな、と思いつつも、やっぱりXPのほうがいいとも思ったり。ただ、標準でついているMahjong Titansがおもしろい。新しいパソコンを買うと最初だけゲームにはまるというのはいつものことだ。

メインマシンとして使うパソコンとしてはお薦めしないが、サブマシンとして外でばしばし使うパソコンとしてはなかなかだと思う。