GSV073.谷瀬の吊り橋(奈良県十津川村)

谷瀬の吊り橋は、かつては日本一長い歩道吊り橋であった。八木新宮特急バスに乗った際、近くのバス停である上野地バス停である程度停車するので、その吊り橋を見たことはあるが、渡ったことはない。それなりに観光客がいた記憶はある。
ストリートビューでは、上野地から対岸の谷瀬までまで吊り橋を渡って向かっていく。上野地バス停も細かい部分は覚えていないが、細い道に面したところに狭いバスを停める場所がある。家の玄関がすぐ迫った場所にある。平らな土地が少ない場所であることが窺える。少し五條側に行ったところに谷瀬の吊り橋がある。無料ではあるが、案内人のような人が二人もいる。繁忙期には一方通行になっていて、戻ってくるバスの運賃が100円とのこと。「危険ですから一度に20人以上はわたれません」の表示がある。その向かいにはGoogleマップのスポット名では「谷瀬の吊り橋転落死亡者慰霊地蔵尊」とあるお地蔵さんがある。が、現場には特にその案内はない。吊り橋はかなり狭く、すれ違うのはたいへんそうである。観光客は二輪車での通行禁止となっているが、地元の人は別に禁止されていないようである。ただ、今はわりと近くに谷瀬橋が架かっているので、あえて吊り橋を渡る必要はないのではないだろうか。10年前の記事だと高齢者がバイクやシニアカーで渡ったり、自転車で渡ったりしていたとのことではあるが。あと、橋の近くにある喫茶たにせが、国道から見たら普通の喫茶店と思ったら、吊り橋に向けた展望的なつくりになっていて、よく考えているなと思った。渡った先にも案内人がおり、吊橋茶屋という店もある。上野地側にも駐車場があるが、谷瀬側にも何台か停められる駐車場がある。谷瀬の集落は少し離れた場所にある。