GSV098.十三湊(青森県五所川原市)

十三湊は中世に栄えた湊である。安東氏の治世下で隆盛を極めたが後に衰退している。ただ近世に入って弘前藩下で若干復権はしたそうである。
ストリートビューでは、十三湖に浮かぶ中島から十三湖大橋を渡って十三湊遺跡に向かっていく。中島と本土は歩道橋でつながっていて一般車両は通れないが、関係車両や障害者が乗車する車両は通れることになっている。中に市浦歴史民俗資料館が入っている市浦地域活性化センターの前に車が停まっていた。歩道橋は木道となっており、車がぎりぎり一台通れるくらいの幅である。県道沿いには駐車場と商店がある。南に下って十三湖大橋を渡るとしじみラーメンの店があるが、ここは民宿・食事処ののれんが掛かっているとおり泊まることができる。十三の街に入ると県道が狭くなった。十三神社を過ぎたあたりで県道から脇道に入る。少し進むと「中世十三湊の町屋跡」と書かれた看板があった。ただし、現在にそこにあるのは畑だ。あと、まわりにあるのは林、人家も多少はある。過去の隆盛は感じられない。