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ニートに代わる名称「レイブル」を提唱

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120111/20120111022.html

マイナスイメージの強い「ニート」に代わって「レイブル」という名称を広げようという動きがあるとのこと。新名称を提案したNPOのサイトから。

【レイブル】とは・・・

late bloomer (レイトブルーマー)の略。「遅咲き」の意味。「ニート=就労も通学もしない怠け者」といったイメージに偏りがちですが、ニートのなかにも就労意欲があり、働こうと行動している若者がたくさんいます。彼らを前向きな名称で呼ぶことからはじめました。また、米国などの海外では、卒業後すぐに就職せず、さまざまな経験を積む若者を見守る文化があります。「いつか必ず花が咲く、希望のある言葉」として「レイブル」を掲げ、「寛容な社会によって生きにくさのある若者が減っていけば」という思いから名づけました。レイブルは、ちょっとした理解やサポートで、職業的自立と企業貢献を充分に実現できる若者です。まずは、レイブル応援プロジェクト「大阪一丸」の取り組みを知っていただき、レイブルたちの実態にご理解・ご支援をお願いいたします。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120111/20120111022.html

まず、レイブルが「レイトブルーマー」の略というところから理解しなければいけないのか。

東国原知事時代の宮崎県で「限界集落」はイメージが悪いから「いきいき集落」と呼ぼう、という提案をしたのに似ている。また、昔、なにわ小吉が描いたマンガで、腐りかけの食べ物はおいしいけどイメージが悪いから「本領発揮期間」と呼ぼう、とあったのにも似ている。もっとも、マンガのほうはギャグだ。マンガじゃないほうもギャグっぽいけど。

そもそも”遅咲き”ということにしていいのか、というのもある。いつまでたっても咲かないのでは、と言うのは残酷なのかもしれないが、むしろ、中途半端な希望のほうが長い目で見ると残酷な結果を生み出したりする。今のありのまま自分に折り合いをつけて生きていくしかないと思うんだよね。


2011年新語・流行語大賞が発表

http://www.asahi.com/national/update/1201/TKY201112010504.html

大賞は「なでしこジャパン」。まあ、順当ではないか。他に選ばれた言葉は、

  • スマホ
  • どじょう内閣
  • どや顔
  • 帰宅難民
  • こだまでしょうか
  • 3.11
  • 風評被害
  • ラブ注入

やはり、半分くらいは震災関連から出てきた言葉。「風評被害」は別に今年に限らず何かあれば必ず出てくる言葉だと思いますけどね。そして「ラブ注入」はいよいよ消えるフラグか。

ところで、

「帰宅難民」の代表として表彰式に登場した千葉県在住の会社員小川裕子さん(36)は「一番怖かったのは津波だった」と振り返り、東京湾岸にあるイベント会場で約30人の同僚と一緒だったため、「一人ではないという気持ちがありました」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/1201/TKY201112010504.html

何故、小川裕子さん?


高岡蒼甫とセシウムさん

俳優の高岡蒼甫がTwitterで、「8」(フジテレビ)を見ない、韓国のTV局かと思う事もしばしば、という内容でフジテレビ批判をしたことが話題になった。その後の展開はともかく、最初は韓国関連のプログラムを多く放送するフジテレビに対する批判だったわけだが、批判された側のフジテレビを擁するフジサンケイグループの産経新聞、産経スポーツでは「高岡蒼甫、嫌韓ツイートで事務所退社」という見出しで報じている。メディア側で対立軸をずらしているようにも感じる。

テレビ、マスメディアというものは自分が善であるということを前提としている。そうでなければ、報道の説得力が生まれない。そこで自分に矛先に向いた際に、その矛先を逸らそうとする。そこで、高岡・高岡支持層vs韓流・韓国、となればしめしめだ。

そういった中、今日起きた、東海テレビが番組の中で「怪しいお米」「汚染されたお米」「セシウムさん」という不適切な表示を放送した件。それが、岩手県産のお米のプレゼント当選者発表のフリップに書かれていたのだからたちが悪い。どう考えても責任は逃れられない。この落とし前はどうつけるのか。

東海テレビはフジテレビ系列というのはちょっとこじつけな感があるが、テレビ、マスメディアの本質というのはもっと探られてしかるべきだと思う。


美容室経営会社がグルーポンを提訴

http://www.asahi.com/national/update/0629/OSK201106290052.html

美容室経営会社がグルーポンのクーポンを大量に発行して赤字が出て「説明が不十分だった」ということで損害賠償を求める訴えをしたとのこと。

クーポンビジネスではグルーポンなどのクーポンサイト運営会社は損をしないようにできている。クーポンによるサービスを提供する会社は、集客を見込めるというクーポンサイト運営会社の説明に従って自社のサービスなり商品なりを格安で提供するクーポンを発行するわけだが、基本的に集客が目的であり採算は度返しになる。千客万来とは言っても、コストを超えた儲けにならない客ばかり来ても困ってしまう。よってクーポンの発行枚数の調整が重要になってくるのだが、このあたり想像だけどはクーポンサイト運営会社がなるべく多くの枚数を発行するような提案をするのであろう。その提案に従ってしまった結果赤字になってしまったのだろう。

クーポンビジネスも最初は目新しさがあったので受け入れられたが、こうなってくるとそろそろ終わりなのかと思う。通常、店と顧客の二者がいればいいものの、クーポンサイト運営会社という第三者が間に入ってくる。ここも収益を得るわけだから、ある程度のひずみはどうしても生じてくるだろう。しかも、グルーポンは今はわからないが、一時期は毎月50~60人が入社していて、急成長であるものの地に足がついていない感は否めなかった。

私個人としては、クーポンも利用しないのであまり関係はないのだが、あるビジネスの興亡という点では興味深いかな、と。


東京電力計画停電打ち切り、夏も実施しない方向

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/08/news052.html

3月28日を最後に実施されていなかった計画停電。当初は4月末までというような発表だったが、以降は原則として実施しない方向に。夏も原則不実施の方針を掲げた。

結局、私が体験した計画停電は一度だけだった。基本的に自宅にいることが少なく、職場は東京23区内で計画停電が実施されなかった。それでも、通勤電車は計画停電のために変則的なダイヤになったりで、多少なりとも影響を受けた。

夏も実施せずに徹底的な節電で乗り切るというが、それがうまくいくかどうか。現時点で試算している供給量も何もトラブルがなかった場合に供給できる量だろうし、何かトラブルが発生すれば無計画停電の危機にもなるかもしれない。どちらにせよ何らかの影響をあると見ておいたほうがいいだろう。


オール電化の功罪

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110323-OYT1T00569.htm

「オール電化住宅」の普及で、この3年間で東京電力管内の電力消費能力が原子力発電プラント2基分にあたる約200万Kwが増えたという記事がある。

その一方で、地震に見舞われた仙台では、電気の復旧が早く、ガスの復旧が遅れたことでオール電化でよかったという声もある。しかし、今夏に東北電力管内でも計画停電が始まり仙台市も範囲内となると、また別の評価が生まれるのだろう。

「オール電化は火を使わないから安心」というのが宣伝文句であったが、私個人としては、人間として火も使えないようになったらお終い、という気持ちがあった。そういうわけで、私はまわりにオール電化を勧めるようなことはしていない。

私としては計画停電になってもガスと水道は止まらない、という安心感はあった。高層住宅だと水道も電気を使って回しているから、それでオール電化だとライフラインがほとんど絶たれてしまうことになる。今後、電力消費を抑えていくかという方法に議論が発展していく流れになると(もっとも、そうならない可能性もあるが)、オール電化も厳しくなっていくのだろう。


みずほ銀行のシステムが3日連続でトラブル

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110317/358435/

みずほ銀行のシステムが15日から3日連続でトラブルが発生しており、ATMが停止する事態にもなっているとのこと。夜間バッチが終わらず振り込みが未処理になって、オンラインシステムも立ち上がらず、ATMなどにも影響がでたという。

大量の振り込みが発生したということで、地震の義援金の振り込みが影響している可能性が高いが、まだそうであると確定はできていないようだ。原因も特定できていないようで、今週はほぼこのままで、三連休でなんとか解決して、週明けには平常化というシナリオを描いているようだが、まだ予断を許さないという。

とりあえず必要がないのであれば、完全に平常化するまではみずほ銀行を利用しないほうがよさそう。


大学入試問題投稿事件その後

http://www.asahi.com/national/update/0304/OSK201103040040.html

大学入試の試験時間中にインターネットに試験問題が投稿された事件の容疑者が逮捕されたけど、この記事を見ると、特に席をたつとか工夫することもなく、自席で単にばれないように携帯電話を見ていただけっぽい。これだとさすがに試験監督に落ち度はなかったとは言えないのではないか。

この事件で騒ぎすぎという人もいるけど、ここまで大きな騒ぎになるということが、今の日本において大学入試が人生を決める上で大きなイベントになっているということの証左ではないだろうか。あと、試験時間中に試験の問題を外部の人に聞く、という、今までの一般的な常識として考えられている範囲をはみ出たことが実際に行われたわけで、その場合は過剰なまでにそこからはみ出した人を叩く人がいるのが今の日本の現状だと思う。

しかし、この調子だと、今までばれずに似たようなことをしてきた人はいそうだね。これほど騒ぎになって、捕まった人を本当に恨んでいるのは、その手のことをしようと思っていた人かもしれない。


東京スカイツリーの高さが600メートルを突破

http://www.asahi.com/national/update/0301/TKY201103010238.html

現在建設中の東京スカイツリーの高さが600メートルを超え、ワイヤで支えない電波塔としては世界一の高さになったとのこと。

東京スカイツリーでちょっとださいな、と思うのは、「むさし」の語呂合わせで全長が634メートルになることか。あと、周辺では、東武鉄道業平橋駅が、とうきょうスカイツリー駅になるという。なんだそれ。やめてほしい。


大学入試問題の一部が試験時間内に流出

http://www.asahi.com/special/cheating/OSK201102280044.html

京都大学の入試問題の一部が試験中に「Yahoo!知恵袋」に投稿されていたという。同志社大学、早稲田大学、立教大学の問題も同じように投稿されていたとのことだ。

十数年くらい前に、未来の入学試験は小型コンピュータによるカンニングが当たり前になって、そのコンピュータを使っても解けないマイナーな知識を問う問題が入試に出され、いかにそのコンピュータに問題を予想した情報を詰め込めるかが鍵になる、という内容の短編小説を読んだことがあるが、時代はもっと進んで、インターネットで問題を試験時間中に流してその解答を回答してもらう、ということが現実に起こったわけだ。

携帯電話を使ったということで、携帯電話の持ち込みを禁止するとか、預けさせるとかいった対策案が出されているが、この手口を使う気満々の人はおいそれと従うとは限らないだろう。携帯電話を2台持っていって、1台は預けて、もう1台を使うということも考えられるし、通信の道具は携帯電話だけではない。あと、今回は「Yahoo!知恵袋」という誰でも見られる場所を使ったわけだが、限られた人しか見られないメンバー制の掲示板などを使うと、不正が発覚することすら難しくなる。

それではどうするのか?という話になるが、個人的な意見を言わせてもらえば、こういう不正をしても意味がないような問題を出せばいいのでは?ということになる。小論文とか。私の母校の二次試験が「総合問題」と銘打っていて、単純な漢字の問題もあったけど、大半が現代社会の問題について論述するような問題だった。そういう問題にする、と。そうすると、こういう不正はあまり意味をなさないのではないでしょうか。