5連休4・5日目

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4日目、すなわち昨日は壱岐へと渡った。去年行こうと思ったのだが、臨時ダイヤで船に乗れずに行けなかった、という苦い経験がある。今回はジェットフォイルを事前に予約して臨むという念の入れようだったが、ジェットフォイルはそれほど混んでおらず、予約なしでも問題なかったようだ。ただ、壱岐から博多方面に向かう人は多かった。

郷ノ浦港に着くと郷ノ浦中心部へと行くバスが接続している。バスに乗る距離ではないが、各地へと行くバスに乗り継ぐ場合はバスに乗らないと間に合わなくなる。中心部にある営業所では島外の人が利用できる1日乗車券が1000円で売っている。壱岐をバスで回るには必須アイテムだ。これを買おうと思えば余計時間がないので、港からのバスには乗っておいたほうがいいだろう。

まず勝本行きのバスに乗る。勝本行きのバスの本数は多い。那賀経由と湯ノ本経由の二系統がある。行きに乗ったのは那賀行きで客はそれなりにいた。勝本は朝市が有名ということで言ってみたが、他の有名な朝市と比較するとちょっとずっこける。時間が遅いということがあるのかもしれないが。壱岐では至る所でうにという文字を目にする。生うにを食べないと壱岐に来た価値がない、というくらいで、私はうにはあまり好きではないのだが、折角なので勝本で生うに定食なるものを食べた。生うに丼とさざえの刺身と他の刺身。うには確かにおいしい。自然なおいしさがした。さざえの刺身は珍しいと思うが、焼いたほうがいいように思う。

ここで芦辺行きのバスに乗るつもりだったのだが、雨が降ってきたのですぐに来たバスに乗る。これが湯ノ本経由の郷ノ浦行き。すなわち逆戻り。あまり客はいなかった。

あと壱岐で有名スポットといえば原の辻遺跡がある。郷ノ浦から印通寺経由の芦辺行きのバスに乗る。このバスの本数は多くない。原の辻遺跡は資料館入館料無料、というくらいの場所だった。見学時間30分で充分だった。ただ、ここはこれから整備するようである。また郷ノ浦に戻る。風雨が強くなってきていて、野ざらしで待っているのが辛かった。

芦辺の街まで行ってみようと思ったのだが、天気がだいぶ悪くなってきたので、郷ノ浦にとどまることにする。ホテルに入れるまでの時間を、壱岐郷土館で過ごす。壱岐の歴史などがわかる施設で、けっこう勉強になった。壱岐がなぜ長崎県かというと、平戸藩の支配下にあったからとのこと。そして、明治期には平戸との航路があったとのこと。美術館もあって地元の美術家の作品が展示されていた。経歴を見ると第三文明賞やSGI文化大賞を受賞していた。

あとは、ホテルに引きこもっていた。軽い台風並の風雨だった。あと、体調がよくなかったというのものある。地元の人は雨でもあまり傘をささない。制服姿の女子高生も傘をささない。雨曝しなら濡れるがいいさ、と言わんばかりだ。

翌日、すなわち今日は印通寺港から船で呼子へと出る。呼子に着いて、街を歩く。呼子と言えば朝市。ここはそれなりの規模だった。観光客がけっこう来ていた。くじらカツといかしゅうまいを食べる。

バスで唐津に出て唐津から高速バスで福岡まで出る。このバスが混んでいた。ほぼ満席だ。余っていた紙回数券を消費するためということもあってバスを選んだのだが、JR筑肥線も筑前前原乗り継ぎを強いられるケースがあるから、あまり勝手がいいとは言えない。

天神で降りて、ここから小倉でやはりバスで行く。このバスが空いていた。乗客が延べ4人。

今日は北九州空港から飛行機で飛ぶことになっていたが、時間が有り余っているので、下関まで足を延ばすことにする。火事になった下関駅だが、一部を除くと通常どおりだった。唐戸まで歩く。人がけっこういた。門司港に行く船に乗ったが、かなり混んでいた。高い桟敷席みたいなところに尻を乗せているようにして乗っている客もいた。立たせてはまずいと思うのだが。20分に1本だから次の便に乗せるというわけにはいかないか。

門司港界隈も人がいた。新しい名所となった門司港メトロだが、パッと見た感じでは、整備するのにかなり金をかけている。費用対効果という点ではどうなのかわからないが、いずれにせよ、やるのであれば徹底的にやらないとだめだということだ。

小倉に戻って、ごはんを食べて苅田駅へと行く。ここから北九州空港行きのバスに乗る。行橋から来たバスだが、そこそこ客はいた。あと、実は朽網駅からのほうがバスの本数は多いようだ。

新しくなった北九州空港に行く。空港島とそれに至る道はかなり立派だったが、空港ターミナル自体は思ったよりも狭い。待合室も余裕なしという感じで、もう少し広々と作ればいいのにと思う。

想定の範囲内だが出発時刻は遅れた。前便の到着の遅れがそのまま出発の遅れになるような運用はやめてほしいものだ。それにしても、21時30分羽田着が、25分遅れで21時55分着になったというのに、なぜ21時55分になっても空の上にいますか?22時15分の志木行きのバスには余裕で間に合う、むしろ飛行機が定時で着いたらかなり待つくらいだから、飛行機の到着が遅れたらバスに乗ろうと思っていたのに、なぜバスに乗るために羽田空港の中を走らなければならないのですか?なぜ、22時7分という微妙な時刻に着くのですか?もう少し早く着けば余裕で間に合う。もう少し遅ければあきらめる。本当に走って走ってなんとか間に合った。

ゴールデンウィーク最終便の朝霞・志木行きのバスは乗客十人程度。現在、順調に走行中。