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去年の5月に来たとき、美ら海水族館に行こうとした。しかし、渋滞に巻き込まれて名護で引き返してきた。そのときは是非行きたいというわけではなくいい機会だから行ってみるか、くらいの気持ちだったのだが、事前に前売券を買っていて、その券の有効期限が切れるまでには再訪したいものだと考えていた。今日、満を持して美ら海水族館に行くことにした。
名護の宿泊地からバイクで走って到着。8時半開館の20分くらい前には着いた。このあたりは海洋博公園ということになっているので、開館まで公園をぶらつくこともできる。公園が開くのは8時からとのこと。
開館と同時に入ったのは50人程度だったか。いきなり最初に海の生き物が触れるコーナーがあって、子供はここで足止めになってしまうだろう。私はそのまま進んだ。いろいろな種類の魚がいっぱいいる水槽はちょっと興奮した。美ら海水族館といえば、ジンベエザメやマンタがいる大きな水槽なのだけど、最初見たときは、正直なところそれほどでもなかった。魚よりも水槽の掃除をしているダイバーのほうが気になる始末だ。しかし、水槽を上から見られるコースがあって、そこは本当は受付が必要らしいが、期間限定で受付なしで自由に入れることができた。これが、普段水槽を上から見るなんてことはしないだけに、おもしろかった。表よりも裏が気になる性格なのだ。そして、戻ってきてもう一度見てみると、別の角度から一度見たという経験が、違った感想をもたらした。あと、もう一カ所別の角度からも見ることができて、何度か位置を変えて水槽を見たりした。確かにこれ人気がでるわけだよ。他にも光る魚が興味深かった。
朝一で入ったので、それほど混まなかった。時間が経つにつれ人は増えたが、それほど多くない。入れ替わって団体客が入っていったので、10時前後から混んでくるのだろう。時間が早いとショーとかを見られないのだが、見る気がないのであれば、早くに行ったほうがいいと思う。
その後、同じ公園内にある海洋文化館に入館料170円と安かったので行ってみたのだが、見事に人がいなかった。昔の船や民俗学的な資料などを展示していた。展示の仕方もあまりいいとはいえないものだった。それにしても人気の格差がありすぎる。
その後、時間が余り気味だったので、昨日行った古宇利島行きの船が出ていた運天港に行ってみる。私が13年前に行ったときはかなりぼろい待合所だったのだが、新しい待合所ができていた。バイクを停めづらい雰囲気だったので、外だけ見てひき返してきた。
次は今帰仁城跡に行く。まず今帰仁村歴史文化センターに行った。ここは北部を中心とした沖縄の歴史がわかる展示でためになった。また、今帰仁村の歴史についての展示もあり、古宇利島行きの船の写真が展示されていた。白黒だったが、私が見た船そのものだった。車一台入れるくらいの幅の船である。この写真を見られただけでもここに来てよかったと思った。あと、運天が古くから今帰仁の要所であり、大正5年に運天から仲宗根に役場が移ったことを知った。私としてはかなり得ることが多い施設であったが、他の観光客からすればそれほどでもない施設かもしれない。
その後、今帰仁城跡に足を運ぶ。古い石垣が残っているが、なんか「兵どもの夢のあと」の跡地という印象だ。上空から俯瞰して見ることができればよりおもしろいのかな、と思った。訪問者の話を聞くと「世界遺産」という言葉が重いようだ。
その後は瀬底島という島に行く。作りかけのリゾートホテルがあって、今私が読んでいる沖縄の本によると、作っていた会社がサブプライムローン問題のあおりを受けて倒産したらしい。ここは瀬底ビーチというビーチがあって、冬でも訪れる人は少なからずいるのだが、駐車場を閉鎖しているので、行き止まりの道に車を停めるしかないというような状態になっていた。また、最近話題の辺野古にも行ってみた。行ってみたといっても、集落内を少しバイクで走ったという程度だが。昔は米兵で賑わっていたという話は知っていたので、そういう面影が残っていることは確認した。あと、ハコモノがやたらと目立つ。沖縄工業高専はびっくりするくらい立派な建物だったし、情報通信・金融特区がらみの建物もいくつか建っていた。
昨日、今日と沖縄本島北部をバイクでまわったのだが、バイクを使って観光している人は皆無だった。やはり多いのはレンタカーである。駐車場に停められる車の台数がそれほど多くない程度の観光名所に停まっているナンバーのほとんどが「わ」ナンバーである。美ら海水族館に行って、それだけではもったいないから、今帰仁城跡などの観光地を見てまわるというパターンなのだろう。