奥野修司「沖縄幻想」

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今回、沖縄に行くにあたって事前に読んでみた。若干話が脱線したり、交通に対する見解については違和感を感じる部分もあったが、あまり報じられない沖縄の問題について、筆者ならではの視線で多々書かれており、参考になった。補助金漬けの実態についても書かれており、今までの沖縄振興策のあり方の問題にも言及している。米軍基地移設問題も連日報道されているが、それらも含め沖縄にまつわる問題はなかなか複雑で根深いものがあると感じた。

沖縄幻想 (新書y 219)

沖縄幻想 (新書y 219)


さくらやが全店閉店

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http://mainichi.jp/select/biz/news/20100113ddm008020082000c.html

ベスト電器の子会社になっているさくらやが全店閉店するとのこと。一部の店舗はビックカメラが引き継ぐという。またビックが増殖するのか。

私とさくらやの関わりは、2002年にパソコンを買ったときから。15%のポイントがついてかなり得だったので、ここで買ったのだ。そのとき店員のほうがあまりにポイントがつくので驚いていた。池袋、新宿(小田急ハルクの向かい)、浦和のさくらやをよく使っていたが、浦和は閉店、新宿もユニクロになった。私としても2008年1月に浦和店に行ってから1回も言っておらず、今月6日に190ポイント入っていたポイントカードが無効になっていた。

そのさくらやだが、やはり品揃えがいまいちだった気がする。あと、全体的に他の大型店と比べると活気がなかった。競争が激化しているので、そこで生き残るのは難しいのだろう。


梅田望夫「ウェブ進化論-本当の大変化はこれから始まる」

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有名な本ですね。2006年に出された本であり、その後に出てきたYoutubeやTwitterなどの新しいサービスについての記述はもちろんないが、GoogleやAmazonなどの記述は現在読んでも意味がある内容になっている。今後のウェブの進化の方向性として「ネットのあちら側」「不特定多数無限大への信頼性有り」のボックスが牽引していくと記されているが、これがまさにYoutubeなりTwitterではないかと感じた。ウェブの世界を全く知らない人が読むのは難しい内容ではあるが、ウェブの世界の潮流について知りたいのであれば、今読んでも損はないと思う。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)


2010年沖縄の旅 4日目

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今日は名護を後にする。今まで、沖縄を訪れた際には何故か必ず名護を訪れているのだが、市中心部から北側の国道58号線沿いの商業施設が連なっているあたりに行くのは初めてだった。このあたりは、全国どこにでもあるような大型施設が連なるエリアになっていて、名護十字路のある昔からの中心街よりも多くの人が集まっていた。やんばると言われた名護も例外ではないということだ。

今回の旅の目的は、古宇利島と美ら海水族館だった。どちらも北部に位置しているので、名護あたりでバイクが借りられればいいと思っていた。しかし、名護にはバイクを借りられる店がなさそうだった。そうなると、那覇から名護までバイクで移動しなければならない。そこでその途中で立ち寄る場所の第一候補として挙げたのが、与勝半島から海中道路でつながっている平安座島、宮城島、伊計島、浜比嘉島である。行ってみて初めて知ったのだが、この四島では小中学校を統合する計画があるようで、統合反対の看板が至るところに立っていた。調べてみると、小学校を平安座島に一校、中学校は島外の与勝中学校に統合するとのこと。この方針を去年の12月に決めて、今年4月から始めるという。これは大規模な上に性急すぎるのではないだろうかと思った。

平安座島から宮城島を通って、伊計島まで足を延ばして、戻ってきて、浜比嘉島に行く。そういえば浜比嘉島についてはこの記事があったと思い出し、その場所に行ってみる。「マブイを落とす」という言葉が使われているが、確かに、気を強く持っていないと気持ちを持って行かれそうな雰囲気がある景色であった。長居するとやばいかもしれない。これから先も予定があるのだ、と、その場所を後にした。近くにシルミチューという霊場があり、その入口でお祈りをしている人がいてびびる。よそ者が入るべきではないのかとも思ったが、会釈をしたら好意的な感じだったので、大丈夫らしい。

昼食は海の駅あやはし館のレストランでバイキングを食べた。沖縄っぽい料理がいくつかあって、いろいろな種類を食べられるので、よかった。990円とお値打ち価格である。

今日は帰る日であり、時間が間に合わないのもいけないが、時間が余りすぎるのもいけない。そういう結果、沖縄本島の南部をぐるっと半周して那覇に戻ってくることになった。まず、勝連城跡に行く。ここも世界遺産ということだが、今帰仁城ほどは観光地化されてはいない。それでも、それなりに訪れる人はいた。そこからいくつか寄り道をして、平和記念公園まで行く。時間がなかったので、中の建物までには入らなかった。修学旅行生らしき団体がいた。ひめゆりの塔は行ったことがあるのでスルー。私が前に行ったときよりもさらに周辺が観光地化しているように思った。そして、喜屋武岬に足を向けたのだが、ここに至る道は思ったよりも細い道だった。バイクなので比較的楽だが、車だと運転に慣れていなければ辛いかもしれない。ここは、わりと観光地化されていない場所で、見るべきものも景色くらいしかなかったが、景色はよかった。

そして、那覇市内に行き、夕飯を食べて、バイクを返した。今回、初めて3日間ずっとバイクを走らせるという体験をしたのだが、無事故で無事バイクを返すことができたのはよかった。それにしても、那覇市内でバイクを運転する人はアグレッシブというか、怖い。アジアではよくある光景なのだろうが、他の日本ではあんなに無軌道な運転はしないと思う。とにかく空いている隙間を狙ってなるべく前に出て車を出し抜く、みたいな運転をしている。その分、車はバイクを警戒して運転しているような感じがした。もっとも、北部に行くと、走っているバイクを見ることすら稀になる。みんな車を使っている。

帰りの飛行機は当たり前のように満席。羽田空港からはバスで帰りたかったが、時間があわなかったので、電車を乗り継いで帰った。


2010年沖縄の旅 3日目

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去年の5月に来たとき、美ら海水族館に行こうとした。しかし、渋滞に巻き込まれて名護で引き返してきた。そのときは是非行きたいというわけではなくいい機会だから行ってみるか、くらいの気持ちだったのだが、事前に前売券を買っていて、その券の有効期限が切れるまでには再訪したいものだと考えていた。今日、満を持して美ら海水族館に行くことにした。

名護の宿泊地からバイクで走って到着。8時半開館の20分くらい前には着いた。このあたりは海洋博公園ということになっているので、開館まで公園をぶらつくこともできる。公園が開くのは8時からとのこと。

開館と同時に入ったのは50人程度だったか。いきなり最初に海の生き物が触れるコーナーがあって、子供はここで足止めになってしまうだろう。私はそのまま進んだ。いろいろな種類の魚がいっぱいいる水槽はちょっと興奮した。美ら海水族館といえば、ジンベエザメやマンタがいる大きな水槽なのだけど、最初見たときは、正直なところそれほどでもなかった。魚よりも水槽の掃除をしているダイバーのほうが気になる始末だ。しかし、水槽を上から見られるコースがあって、そこは本当は受付が必要らしいが、期間限定で受付なしで自由に入れることができた。これが、普段水槽を上から見るなんてことはしないだけに、おもしろかった。表よりも裏が気になる性格なのだ。そして、戻ってきてもう一度見てみると、別の角度から一度見たという経験が、違った感想をもたらした。あと、もう一カ所別の角度からも見ることができて、何度か位置を変えて水槽を見たりした。確かにこれ人気がでるわけだよ。他にも光る魚が興味深かった。

朝一で入ったので、それほど混まなかった。時間が経つにつれ人は増えたが、それほど多くない。入れ替わって団体客が入っていったので、10時前後から混んでくるのだろう。時間が早いとショーとかを見られないのだが、見る気がないのであれば、早くに行ったほうがいいと思う。

その後、同じ公園内にある海洋文化館に入館料170円と安かったので行ってみたのだが、見事に人がいなかった。昔の船や民俗学的な資料などを展示していた。展示の仕方もあまりいいとはいえないものだった。それにしても人気の格差がありすぎる。

その後、時間が余り気味だったので、昨日行った古宇利島行きの船が出ていた運天港に行ってみる。私が13年前に行ったときはかなりぼろい待合所だったのだが、新しい待合所ができていた。バイクを停めづらい雰囲気だったので、外だけ見てひき返してきた。

次は今帰仁城跡に行く。まず今帰仁村歴史文化センターに行った。ここは北部を中心とした沖縄の歴史がわかる展示でためになった。また、今帰仁村の歴史についての展示もあり、古宇利島行きの船の写真が展示されていた。白黒だったが、私が見た船そのものだった。車一台入れるくらいの幅の船である。この写真を見られただけでもここに来てよかったと思った。あと、運天が古くから今帰仁の要所であり、大正5年に運天から仲宗根に役場が移ったことを知った。私としてはかなり得ることが多い施設であったが、他の観光客からすればそれほどでもない施設かもしれない。

その後、今帰仁城跡に足を運ぶ。古い石垣が残っているが、なんか「兵どもの夢のあと」の跡地という印象だ。上空から俯瞰して見ることができればよりおもしろいのかな、と思った。訪問者の話を聞くと「世界遺産」という言葉が重いようだ。

その後は瀬底島という島に行く。作りかけのリゾートホテルがあって、今私が読んでいる沖縄の本によると、作っていた会社がサブプライムローン問題のあおりを受けて倒産したらしい。ここは瀬底ビーチというビーチがあって、冬でも訪れる人は少なからずいるのだが、駐車場を閉鎖しているので、行き止まりの道に車を停めるしかないというような状態になっていた。また、最近話題の辺野古にも行ってみた。行ってみたといっても、集落内を少しバイクで走ったという程度だが。昔は米兵で賑わっていたという話は知っていたので、そういう面影が残っていることは確認した。あと、ハコモノがやたらと目立つ。沖縄工業高専はびっくりするくらい立派な建物だったし、情報通信・金融特区がらみの建物もいくつか建っていた。

昨日、今日と沖縄本島北部をバイクでまわったのだが、バイクを使って観光している人は皆無だった。やはり多いのはレンタカーである。駐車場に停められる車の台数がそれほど多くない程度の観光名所に停まっているナンバーのほとんどが「わ」ナンバーである。美ら海水族館に行って、それだけではもったいないから、今帰仁城跡などの観光地を見てまわるというパターンなのだろう。


2010年沖縄の旅 1・2日目-主に古宇利島について

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昨日から沖縄に来ている。昨日仕事が終わって直で羽田空港に向かい那覇空港に飛んだ。私の隣は空席だったが、座席はあらかた埋まっていた。三連休を沖縄で過ごすため、前日に入っていく人たちがその多くだろう。

今日は朝にバイクを借りる。3日間で6000円台。レンタカーだと1日間くらいの値段ではないか。

沖縄本島を北上する。昼ごはんはここで紹介されていたなかむらそばで三枚肉そばを食べた。紹介されたいたのは忘れていたのだが、店に入って限定のそばがあったので思い出した。700円で1日10食限定になっていた。三枚肉はかなりおいしかった。脂の甘みがたまらない。そばは素朴な感じで手作りの味という印象。

今日のメインは古宇利島に行くことである。今から約13年前、1997年の夏、伊平屋島に行ったとき、運天港で古宇利島に向かう小さな船が客を乗せてゆっくり進んでいくのを見た。そのときから古宇利島に対して行ってはみたいが行けないであろうという思いを抱いていた。しかし、2005年に古宇利大橋が開通。古宇利島に断然と行きやすくなった。それで訪問客も増えたということで、あの頃の古宇利島とは変わっただろうが、まず行ってみることにした。

古宇利大橋の手前に、小さな駐車場があって、けっこう車が停まっている。見ると「わナンバー」が多い。古宇利大橋を渡る。さすがに長い。島に入ってすぐのところに観光施設があった。おそらく、以前ここに運天港に行く船が発着していたのだろう。ここも客が多かった。駐車場には大型バスも停まっていた。島内に何の条件もなく使えるトイレはここにしかないのであろうか。女性のトイレには行列ができていた。せめてにもと、古宇利島の人が作ったというお菓子を買うことにする。その後、島内を一周してみる。ここまで来る人はあまりいないようだ。飲食店はいくつかあったが、それ以外は観光客が見るようなものは特にない。遠くに海があって、近くに畑がある。ホテル建設反対という看板も立っていたが、その計画はおそらく景気のいいときの話なのではないかと思う。島の規模からして、大きなホテルを建てるのは非現実的だろう。

離島に橋を架けることの是非について結論を出すのは難しいが、少なくとも費用を人口で割るような計算をして数字を出すのはナンセンスなことだと思う。橋が架かっている島、橋が架かっていない島の将来についてイメージして、どちらがいいのかを考えること、費用についてはその投資に見合った効果があるのかを考えることが必要なのではないか。

今日、明日と名護市に泊まる。今まで沖縄に何度か来たが、必ず那覇市に来たのはいいとして、必ず名護市にも来ている。名護については、明日も滞在するので、明日書くことにする。


日本訪問記録

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日本訪問記録というコンテンツを作った。都道府県別に訪問具合を点数化したのだが、いちばん点数が高かったのがなんと島根県。これは意外だった。ポイントとしては、市町村数が少ないこと、五つの市に泊まっていること、隠岐まで行って泊まっていること、か。宿泊している市町村が多いとポイントが高くなる。関東近郊だと訪問の頻度は高いが、わざわざ泊まることはあまりしないので、点数が高くならない。

この中で、未踏の市についてはいつか全て訪問したいと思う。さすがに町村は無理だと思う。


誕生日なので今年一年の計をたてる

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今年はちょっとがんばって今までと違う方面で活動したいという気持ちもあるのだが、結局、特に変わらない一年になりそうで怖い。最低、準備くらいはしておかないと。と、すごい曖昧な目標を立ててみる。

ブログについては、今年も毎日更新することを目指したい。毎日更新するということは、毎日更新できるような状態で自分がいられるということだからな。これひそかに重要だ。

結局、出たとこ勝負になってしまいそうだ。


阪神タイガースでメール禁止令

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100106-00000515-sanspo-base

サンケイスポーツの記事だけど、記事の内容を見ると、メール禁止=いいこと、と思っている節がある。メールでコミュニケーションをとったほうがいい場合もあるし、直接顔を合わせてコミュニケーションをとったほうがいい場合もある。ケースバイケースだと思うんだけど。その判断ができないから、杓子定規にメール禁止ということなのか。

球団も新聞社も古い体制から脱却できていないことを感じる記事であった。


古川愛哲「九代将軍は女だった! 平成になって覆された江戸の歴史」

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九代将軍徳川家重は女性だったという説について書かれているが、それは第一章に記されているのみで、第二章は徳川家康について、第三章から第五章には江戸時代の事柄についての小話が雑多に並べて書かれている。書名の内容は本書全体の30%くらいか。正直な感想として、あまり労力がかかっていなさそうな本だった。