JR特定区間・運賃格差問題の埼玉県の姿勢

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http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saitama/archive/news/2006/07/09/20060709ddlk11020155000c.html

電車特定区間が神奈川県などと比べると短く設定されているということで、埼玉県が文句を言っている。単純に言えばもっとまけろということか。久里浜と籠原を比較しているが、久里浜は京急が通っているが、籠原はJRしか通っていない。そういう経緯から生まれた特定区間の制度であろう。「乗車数が多い方が運賃が安くなるはずだ」という論理に至っては意味がわからない。単純に言って久里浜よりも籠原のほうが列車の運転本数が多い。運転本数が多いから乗車数が多いのだと思うが、それでどうして安くなるはずだと言えるのであろうか。

本来であれば、制度は容認した上で設備投資をもっとしてくれ、とJRに要望を出すとか、そういう施策をとるべきだと思うのだが、単にJRの減収になるようなことを要望するだけでは、JRが首を縦に振るはずがない。だいたい、埼玉県はJRの依存度が高いのだから、変な要望をして関係を悪くすべきではないと思う。