横田好太郎「キヤノンとカネボウ」

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カネボウを辞めてキヤノンに入社した人が書いた本。キヤノン在職中ということで、予想どおりキヤノンの悪いところはほとんど書かれていない。朝、下丸子駅からキヤノン本社までが混雑することと、長時間労働をしていること(もっともこの件については著者は問題ととらえていないようだが)くらいか。キヤノンについてはまるで会社の宣伝をしているようである。カネボウの昔の話は興味深く読めたので、一冊カネボウのことを書いたほうがよかったと思う。あと、言うなれば普通のサラリーマンが書いた本なので、筆力を期待してはいけない。

キヤノンとカネボウ (新潮新書)

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