2009年07月一覧

アベフトシ死去

http://natalie.mu/news/show/id/18966

職場のパソコンでInternet Explorerを起動したら、デフォルトサイトでmsnが表示されて、気になる言葉ということろに「アベフトシ」とあったので、珍しいと思って何気なくクリックしてみたら、飛び込んできたのは訃報だった。あんまりだ。

もう、ショックとしか言いようがない。今日はthee michelle gun elephantのCDを聴いて偲びます。


山陽+αの旅5日目

昨日は北九州空港の近くに泊まって、今日は北九州空港から東京羽田空港に飛んだ。飛行機通勤。しかし、朝4時起きなので毎日通勤するとなると辛い。昨日、普通に帰るよりも、一泊して今朝帰ったほうが若干安かったので。スカイフライヤーには初めて乗る。座席はわりとゆったりしている。90%くらい乗っていた。座席の前部にテレビモニターがついていて、ビデオが見られるが、コマーシャルも流れる。飛行機が遅れて遅刻したらしゃれにならないと思っていたが、定刻に着いた。


山陽+αの旅4日目

今日は山口から福岡に移動。とうとう雨に降られたが、雨の中を歩いたのはほんのわずかだった。雨が降ったかと思えば、晴れたりして、どちらにしても蒸し暑くて、変な天気だった。

今年の4月にできた平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線に乗ってみる。めかり側からの一番列車に乗る。自由席はほぼ満席。指定席は半分くらいが埋まっていた。家族連れの客が多かった。ほとんどの人が始点から終点まで乗った。九州鉄道記念館駅に着いて、折り返しの列車に乗る人が列をなしていた。両駅とも乗車を管理されているので、なんか写真も撮りにくい。門司港レトロは開発された観光地の中ではけっこう成功しているほうだと想うのだが、そこにまた観光の要素ができたわけだ。

飯塚に少し立ち寄る。麻生首相の地元だ。駅のすぐ近くに幸福実現党の事務所があった。マンガ対決と言っているわりには、大川きょう子代表のポスターしか貼っていなかった。それにしても、幸福実現党、今回旅したところにはだいたいポスターが貼ってあった。大崎下島にもあったし。

明日は仕事なのだが、今日は…


山陽+αの旅3日目

広島から高速バスで岩国まで行く。客はそれほどいなかった。この時間だと、岩国から広島に向かう人が多いのだろう。岩国では、立派な市役所とか、米軍基地とかを見る。沖縄の米軍基地はいかにもむき出し、という感じだが、岩国の米軍基地はちょっと奥まっていた。他所では見られないナンバーの車が走っていたり、そういう需要を目的とした店が多く並んでいたのは、いかにもである。

岩国から錦川鉄道に乗る。それほど客は多くはないのかと思ったがそうでもなく客は多かった。客層は観光客らしきが多くを占めていた。廃止にするという声も聞かないので、それなりに賑わいもあるのだろう。それでも1両編成なのは、ローカル線たる所以である。御庄で降りる。御庄→新岩国の乗り換えは、宮脇俊三さんの本でその記述を読んで以来、してみたいと思っていた。新幹線は1時間に1本だが、錦川鉄道のほうが、新幹線発車の5分前に着く、というダイヤだった。5分乗り換えはかなりきつい。走ってなんとか間に合うというくらいだと思う。錦川鉄道の車内に貼ってあった時刻表には1時間5分後の新幹線が書いてあったので、5分乗り換えは奨められていないのだろう。もう少し時刻をずらしてくれればいいと思うのだが、錦川鉄道も何に合わせてダイヤを組んでいるのか不明である。たまたまそうなったということか。

今日は小郡で泊まる。福岡県ではない。要は新山口。まあ、交通の要衝だし便利な場所ではある。


山陽+αの旅2日目

ホテルに前泊で出発予定時刻も早いということで、寝過ごしが心配だったが、予定の時刻に起きることができた。体調もまずまずである。

今日は福山から竹原に出て、高速船に乗って大崎下島に行く。この日に山陽地方に行くことは早くから決めていて、本来は岡山から西に進んでいこうと思っていたのだが、旅行先の周辺を調べていくうちに安芸灘諸島に興味を持った。このあたり、私は全然知らなかったのだが、本州から愛媛県の岡村島まで東西に島々が橋でつながっているのだ。そういうことで、岡山をカットして、安芸灘諸島に行くことにした。

竹原から乗った高速船だが、大崎下島、大崎上島方面から乗ってくる人は多かったが、竹原から乗る人は私を含め4人しかいなかった。少ない。片輸送ということか。途中から3人が乗ってくる。

大崎下島の大長港に着いて、近くの店で自転車を借りる。これが何時間でも500円と安い。まず岡村島のほうに行く。岡村島は愛媛県にあたる。関前村は今では今治市になっているが、人口1000人に満たない村で、以前から気にはなっていた。ただ、まさか広島県側から自転車で行くとは思わなかった。村の中心部までは行かず、途中で引き返す。

その後、大島下島と言えばこの場所という、御手洗に行く。このあたりは昔は船が寄って賑やかだったところで、その頃の町並みが残っている。自転車で走るような憚れるような細い道に人家が集まっていた。個人的には興味深い集落だったが、一応観光バスの駐車場があるものの、たくさんの観光客を集めるほど規模の大きな観光地ではない。知る人ぞ知る、くらいのレベルでいいのではないか。ここであなごめしを食べる。おいしかった。大崎下島をこの後自転車で一周したが、ぱっと見た感じだと、昼ご飯を食べられそうな店は島には御手洗くらいにしかないのではないだろうか。小長港に「海の駅」があってそこで食べられるという事前情報を得てあてにしていたのだが、今年に閉めたようだ。

大長港からバスに乗って呉へ出る。橋が通じて本州までバスまで出られるようになった。橋でつながるということは便利な反面、運行していたフェリーが廃止に追い込まれるなど、負の影響もある。

今日は広島に泊まる。今日は広島で野球の試合があるらしく、広島駅には観戦客がたくさんいた。人も多いし、疲れているしだが、やはりお好み焼きは食べたい。適当な店に入って食べた。


山陽+αの旅1日目

今日は本当は夜行バスに乗る予定だったのだが、どうも体調が思わしくない。仕事も午前中は休んだ。午後は出たけど、完全に回復してはいない。明日も朝から行動する予定で、夜行明けの体には辛い行程である。そういうわけで、今日のうちに新幹線で移動してしまうことにした。宿で横になって眠れる分、回復の可能性はあるだろう。新幹線は昼のうちに指定券をとっておいた。夜になると満席になっていた。

新幹線はN700系という新しいやつだった。窓際座席の下にコンセントがあるのだが、私の座席は通路側だったので使えなかった。窓際に人がいなければ使ったが、終始人がいた。今日は福山泊。


大雪山系登山客が悪天候で下山できず

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090717k0000m040103000c.html

記事に書かれているツアーはこのツアーだろうか。「体力度★★★ 技術度★ 危険度★」と書いてあるけど、危険じゃないか。もっとも、この危険度は登山路に危険な箇所が多いか少ないか、という意味らしいけど。少し調べてみたけど、こういうツアーはけっこうあるようだ。

山の天気は変わりやすいというし、雨天中止の日帰り登山であればまだしも、山で泊まるような複数日かけた登山というのは危険がつきまとう。生命の危険を覚悟が必要だ。そして、本当に生命が危険にならないためには、危険な兆候があればその場から撤退すべきなのだろう。ツアーの場合、遠くから来ているし、客は運営者側を頼るし、運営者側はビジネスだし、で、そのあたりが甘くなってしまうのではないだろうか。


日本共産党の体たらく

先日の東京都議選の結果を受けて、蟹工船ブーム、党員が増えたと言っても、日本共産党は不振である、という意見に対して、そんなことはない、票数は増えている、という意見もあって、そりゃあ投票率が上がっているんだから票数も増えるよね、と思っていたら、日本共産党が赤旗に前回よりも票数が増えている、という記事を出してきた。

12日投開票の東京都議会議員選挙で、日本共産党は8人が当選しました(前回13人)。得票は70万7602票(得票率12・56%)で前回68万200票(同15・57%)より得票で2万7402票ふやしました。

(中略)

都議選直近の国政選挙である2007年参院選比例票と比べ、日本共産党の得票は各党のなかで顕著にのびています。共産党は比例票55万4601票ですが、都議選得票はそれを15万3001票上回り、127・59%でした。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-14/2009071401_05_0.html

なぜ、参院選比例票と比べるのか不明である。各選挙の票数を調べてみた。(括弧内は得票率)

都議選 参院選比例票(東京都)
2009年・707602票(12.56%) 2007年・554601票(9.39%)
2005年・682000票(15.57%) 2004年・519531票(9.40%)
2001年・748085票(15.63%) 2001年・546073票(10.65%)

2001年は都議選の1ヶ月後に参院選が行われたのだが、直近の都議選と参院選比例票を比べてみると、毎回都議選票のほうが多い。(都議選では社民党が候補者をほとんど立てないからだろうか。)「15万3001票上回り、127.59%でした」と書いてはいるが、2004年→2005年は「16万2469票上回り、131.27%」なので、むしろ減っている。いや、こんな数字、本当に意味がないと思うけど。

投票率が上がって前回よりも全体で100万票以上の票が増えたにも関わらず、共産党は3万票弱しか増えなかった、という点に問題を感じないのだろうか。結局、固定票頼みで浮動票を掴めない政党だということだろう。この記事はなんか戦中の日本の新聞みたいだ。こんな総括しかできないようだと、共産党に投票してもいいと思っている人も愛想を尽かすだろう。

一方、熊本では共産党候補が無免許運転で候補者差し替え、ということが。これ、無免許運転も問題だが、山本さんでも上野さんでもたいして変わらないだろう、と思わせるというのも問題だ。


花畑牧場の生キャラメル

先日、もらい物だという花畑牧場の生キャラメルをもらって食べた。すぐに口で溶けて味がわかりにくい。くどさはなかった。人が大勢集まっている場で配られて食べたので、話題にはなった。もらえば喜んで食べるけど、自分で並んで買って食べようとまでは思わない。それでもすごい人気らしいが、おそらく並んで買って食べたい人は魔法にかかっているのだろう。

花畑牧場といえば、辛酸なめ子の花畑牧場のアイス屋レポートがおもしろかった。アイスクリームにキャラメルをかけたの、って、田中義剛がテレビ番組で得意気に紹介していたやつだ。これも魔法にかかっている人がおいしがっているのだと思う。話の種に一回行ってみたい気がするけど、男性には敷居が高い。しかも警戒されるのではないだろうか。


松村劭「新・戦争学」

歴史を学ぶにあたって必ずついてまわるのが戦争である。私は、近代戦は全く疎いのでそれについて書かれている本書を読んでみた。いくつか出てくるたとえ話(ビジネスとか相撲とか)がちょっと要らないなとか、書かれていることが一文民には考え方が及ばない部分もあったりするが、あとは概ね肯定的に読むことができた。戦術面はもとより、戦略面でも、韓国の併合を、海洋国家の日本が大陸国家の性格もあわせもつ「両棲国家」になってしまったということで、二十世紀最大の失敗と断じているあたりは成る程と思った。当時の日本の国家戦略の稚拙さを思う。今もあまり変わっていないのかもしれないが。

また、本書では戦争の主たる原因は心理的理由であり、その多くは「恐怖」であると記している。この言も心に留めておくべきであろう。

私はどちらかと言えば非戦主義者で、そういう人は日本にも多いと思うのだが、「戦争はいけません」だけで終わってしまうと、歴史は繰り返されてしまうように思うのだ。外国との交戦経験が極端に少ない日本だからこそ、有事になる前の段階で、戦争に対して客観的な分析、理解を充分に行う必要があるように思う。

新・戦争学 (文春新書)

新・戦争学 (文春新書)