山陽+αの旅2日目

ホテルに前泊で出発予定時刻も早いということで、寝過ごしが心配だったが、予定の時刻に起きることができた。体調もまずまずである。

今日は福山から竹原に出て、高速船に乗って大崎下島に行く。この日に山陽地方に行くことは早くから決めていて、本来は岡山から西に進んでいこうと思っていたのだが、旅行先の周辺を調べていくうちに安芸灘諸島に興味を持った。このあたり、私は全然知らなかったのだが、本州から愛媛県の岡村島まで東西に島々が橋でつながっているのだ。そういうことで、岡山をカットして、安芸灘諸島に行くことにした。

竹原から乗った高速船だが、大崎下島、大崎上島方面から乗ってくる人は多かったが、竹原から乗る人は私を含め4人しかいなかった。少ない。片輸送ということか。途中から3人が乗ってくる。

大崎下島の大長港に着いて、近くの店で自転車を借りる。これが何時間でも500円と安い。まず岡村島のほうに行く。岡村島は愛媛県にあたる。関前村は今では今治市になっているが、人口1000人に満たない村で、以前から気にはなっていた。ただ、まさか広島県側から自転車で行くとは思わなかった。村の中心部までは行かず、途中で引き返す。

その後、大島下島と言えばこの場所という、御手洗に行く。このあたりは昔は船が寄って賑やかだったところで、その頃の町並みが残っている。自転車で走るような憚れるような細い道に人家が集まっていた。個人的には興味深い集落だったが、一応観光バスの駐車場があるものの、たくさんの観光客を集めるほど規模の大きな観光地ではない。知る人ぞ知る、くらいのレベルでいいのではないか。ここであなごめしを食べる。おいしかった。大崎下島をこの後自転車で一周したが、ぱっと見た感じだと、昼ご飯を食べられそうな店は島には御手洗くらいにしかないのではないだろうか。小長港に「海の駅」があってそこで食べられるという事前情報を得てあてにしていたのだが、今年に閉めたようだ。

大長港からバスに乗って呉へ出る。橋が通じて本州までバスまで出られるようになった。橋でつながるということは便利な反面、運行していたフェリーが廃止に追い込まれるなど、負の影響もある。

今日は広島に泊まる。今日は広島で野球の試合があるらしく、広島駅には観戦客がたくさんいた。人も多いし、疲れているしだが、やはりお好み焼きは食べたい。適当な店に入って食べた。