自民党が参院選候補者の信任投票を検討

Views: 19

http://www.asahi.com/politics/update/1030/TKY200910300240.html

自民党が次期参院選の候補者に対して、前もって党員による信任投票を実施することを検討しているとのこと。変えようという姿勢は評価するが、これはなかなか難しいのでは。まずルール作りにも時間がかかるだろうし、仮に不信任となった場合、また別の候補を見つけてきて信任投票にかけなければならない。もし信任できる候補者がいなかった場合、党公認の候補者を立てないのか?参院選までに時間がない中で、そういうことをできる余裕があるのか疑問。そして、不信任になった候補がいなかった場合「何のためにやったの?」という感じになる。

小沢流のトップダウンの手法に対抗してボトムアップの手法をとるということなのだろうが、短期的にみて成果がでやすいのはトップダウンの手法であろう。「自民党はじっくり立て直す、十年くらいは野党でいる」と宣言した上で長期的な党の立て直しに取り組むのであればいいのだが、そういうわけにもいかないだろうから、なかなか難しい。それでも、政権奪還を目指す時期くらいは早急に打ち出しておいたほうがいいのではないか。民主党も批判は受けていたが「何が何でも政権交代」という強い姿勢がなかったら政権につけなかっただろうし。