Views: 18
http://www.asahi.com/politics/update/0315/TKY201003150280.html
自民党の鳩山邦夫元総務相が離党し、4月の連休前には新党を結成するという意向を表明。新党のメンバーに与謝野馨元財務相や舛添要一前厚生労働相を挙げたという。
口で新党結成をほのめかして全く行動しないよりはいいのではないかと思う。反執行部の態度をとっている与謝野、舛添の両氏が本当に自民党を離党して新党に合流するのであれば、有言実行で文句のつけようはない。これが、もし自民党に残るとなると何だあいつは、ということになる。違う見方をすれば、鳩山氏の離党行動は前述の両氏に対して決断を迫るものである。
自民党としては、もし鳩山氏単騎の行動に終わるのであれば、さほどダメージはないと思う。しかし、まとまって新党に合流するようなことがあれば、さすがにもう終わりかもしれない。折しも、去年まで友党だった公明党は次期参院選で他党の公認候補に推薦を出さないことを表明している。現時点での次期参院選での目標は民主党の単独過半数阻止と低いものだが、単独過半数は阻止しても自党が壊滅的になればどうしようもないだろう。
他の影響としては、鳩山邦夫新党が第三極色を打ち出すと、現時点で第三極としての期待を集めているみんなの党への影響があるかもしれない。第三極に期待する人の票が割れることになるかもしれない。いずれにせよ、新党を作る作ると言って一向に作らない平沼グループは置いてけぼりだろうが。