2010年05月一覧

iPadで京極夏彦氏の新刊発売

http://book.asahi.com/news/TKY201005200310.html

書名「死ねばいいのに」とはまたすごい名前。

iPad等で読める電子書籍版は紙の本の半額くらいで買うことができる。製本・印刷費、運送費、倉庫など管理費、取次会社や書店への報酬がいらないため安くできるという。こうしてみると、電子書籍が普及することで困るのは、作家や出版社ではなく、取次会社や書店ということになるのか。

携帯電話でコミックというのはわりと普及しているようで、iPadなどの電子書籍リーダーが普及することで、更に裾野が広がるか。基本的には、パイを広げる意味でも、新しい規格で成功しそうなものに手を広げるのはいいことだと思う。


次期参院選は7月11日の見通し

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052001000860.html

次期参院選は6月24日公示、7月11日投票の見通し、と民主党の小沢幹事長。最近では参院選は7月に行うのが暗黙の了解となっているが、以前は6月にも行われていた。後に引っ張ってあまりいいことはないと思う。三連休の中日に投票になればひどいが、その翌週もぎりぎりなので、11日が妥当といったところか。

どこが勝ったかわからないような、しぶーい結果になるのではないかと予想。

いつもの選挙特集だが、6月に入ってから様子をみつつ開始していきたいと思う。


携帯電話の操作に気を取られて電車と接触して死亡

http://www.asahi.com/national/update/0519/TKY201005180562.html

JR中央線のホームにいた女性が、携帯電話の操作に気を取られて電車の接近に気づかず、電車に接触して死亡したとのこと。

確かに、携帯電話に集中してまわりのことを見ていない人って、けっこういる。混雑している駅のホームなどでそれをやられると、移動に集中しろと言いたくなる。基本的には、私は混雑している場所では携帯電話を操作しないし、それほどまわりに人がいない場所で歩きながら操作する場合でも、数秒に一回にはまわりの様子を確認するようにしている。

ホームで電車と接触という例はないのかもしれないが、携帯電話に夢中で何か事故にあったという例は過去にもいくつか報道されていたと思う。もっとそういう事例が周知されるべきではないか。


消防庁がツイッターを使った「災害情報タイムライン」を開始

http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201005180315.html

http://twitter.com/FDMA_JAPAN ですね。「利用者からの情報はタイムラインの画面上には流れず、消防庁の情報収集に役立てるという。」とあるのは、利用者がDMを送るということではなくて、利用者が、@FDMA_JAPANにあてたツイートを、@FDMA_JAPANがリツイートすることはない、ということのようだ。

しかし、災害時はTwitterが使えるようなインフラ自体が被害を受けていて使えないこともあると思うのだが。最近、やけにTwitterが特別視されているような感じを受けるが、所詮は特定団体が行っているサービスだし、けっこう不安定だし、あまり頼るのもどうなのか、という気になっている。


ウコンのばか力

ウコンの力という商品があるのは知っているが、ウコンのばか力は知らなかった。どっちが後発なんだろう。それにしても、ウコンのばか力というのもすごい商品名だ。

ウコンといえば、沖縄では「うっちん茶」というのがあるが、あれは不味かった。ウコンはすなわちターメリックでだから、カレーを食うでいいのではないか。カレーはだいたい旨い。


週末日記-昭和

昨日は東京メトロに乗ってぐるぐると。今年の年始(1月3日)に行ってみたら参拝客で行列もできていたという、深川不動尊に行ってみる。さすがに行列はできていなかったが、参拝客はことのほか多かった。なかなか活気があった。他にも、青山とか表参道とか、普段縁遠いところにも瞬間的に立ち寄った。

今日は、1ヶ月に1回温泉に行こう企画第5弾ということで、綱島温泉に行った。東急東横線の綱島である。古い情報を元にして10時から開くと思っていたら、10時半からだった。10時10分頃に行ったのだが、年寄りが何人か待っていた。暇なのか。まあ、年寄りはわりと早く早くという傾向があるが。あたりをぶらついて開店間際に行ってみると、30人くらいの人がいた。ほとんどが年寄りである。中には若めの人もいたが、待っていた年寄り客に何か言われたらしく、何か文句を言っていた。入場料は900円だが、利用時間が1時間半以内だと出るときに400円返ってくる。私より先に男性客も何人も入ったはずだが、脱衣場には1人しかいなかった。まず休憩所に向かったのだろう。お湯は黒っぽい感じで、けっこうよかった。浴室も広くはないが、さすがに後からぞくぞくと入ってきたものの、それほど混んでいなかったのでゆっくりできた。休憩設備のほうが充実していて、お総菜なんかを売っているコーナーもある。昭和の、ある意味今よりもゆとりがあった時代を彷彿とさせるような施設だった。


去年以降にできた主な新党

去年から今年にかけてできた新党をまとめてみた。新党改革は2008年にできた改革クラブが名称変更したものだが、実質新党として含めている。

政党名 成立年月日 代表者 所属国会議員 他の主な関係者
みんなの党 2009年8月8日 渡辺喜美(衆・栃木3) 江田憲司(衆・神奈川8)
山内康一(衆・比例北関東)
柿沢未途(衆・比例東京)
浅尾慶一郎(衆・比例南関東)
川田龍平(参・東京)
水野賢一、小野次郎、清水鴻一郎
小熊慎司、柴田巧、桜内文城
菊地文博、宮越馨、真山勇一、井坂信彦、佐藤正夫
松田公太、江口克彦
新党改革 2010年4月23日
(改革クラブから党名変更)
舛添要一(参・比例) 渡辺秀央(参・比例)
荒井広幸(参・比例)
矢野哲朗(参・栃木)
小池正勝(参・徳島)
山内俊夫(参・香川)
たちあがれ日本 2010年4月10日 平沼赳夫(衆・岡山3) 園田博之(衆・熊本4)
与謝野馨(衆・比例東京)
中川義雄(参・北海道)
藤井孝男(参・岐阜)
升田世喜男、岡佑樹、村岡敏英
三木圭恵
中畑清
幸福実現党 2009年5月23日 石川悦男(非議員) 大江康弘(参・比例) 大川隆法、ドクター・中松
日本創新党 2010年4月18日 山田宏(杉並区長) なし 中田宏、斎藤弘
岡野俊昭、清水哲

この中で頭一つ抜け出しているのは、やはりみんなの党であろう。次期参院選への候補者擁立も進んでいる。ただ、全選挙区に候補者を擁立する目標は掲げているが、支持率が高いと言っても民主党、自民党には及ばず、また、組織的にも脆弱で、ほとんどの選挙区で落選するであろう。比例票の掘り起こしという目的もあるだろうが、あまりに結果を出せないと今の追い風ムードがしぼむこともあり得る。比例では民主、自民、公明に次ぐ議席数を得るのではないかと勝手に予想。

新党改革はまさに舛添さんが新党を作りたくて改革クラブを居抜きで使ったという、「ロードサイドのハイエナ」ならぬ「政党政治のハイエナ」と言ったら怒られるかもしれないが、そんな感じだ。未だ次期参院選の候補者も正式に発表していない。(小池正勝議員は立候補するようだが。)あと、多くの人が思い違いをしているかもしれないが、舛添氏本人は非改選なので次期参院選には立候補しない予定である。他の5人は改選である。このままだと、次期参院選以降政党要件を維持するのは難しいか。

たちあがれ日本は、古い自民党色を出していけばそれなりに支持を集めるのかもしれないと思った。新党の中で、復古的な要素があるのはたちあがれ日本くらいしかない。これは逆に他党との差別化につながる。今まで発表している立候補者は、平沼系と与謝野系でけっこうはっきり分かれていて、平沼派、与謝野派と考えれば、ますます古い自民党っぽくなるか。1議席獲得できると政党要件は維持できるので、現有議席死守が至上命題になるか。

幸福実現党をここで書くことになるとは思わなかったのだけど、国会議員1人所属しているわけだから仕方がない。とにかくこの党は代表も方針もころころ変えるし、どうなるかわからない。さすがに選挙で議席を獲ることはないとは思うが、政党要件を狙いにいくのかが焦点の一つになると思う。

日本創新党は地方首長経験者が中心となっており、現役知事も支援はしているようだが、今のところは様子見をされている状態ではないか。選挙で惨敗したらもう終わりになると思う。今のところあまりインパクトはないと感じる。元銚子市長の名前が出てきたのはプチ・サプライズではあったが。

他にも、少なくとも、民主党、自由民主党、公明党、国民新党、社会民主党、日本共産党が次期参院選に候補を擁立するわけで、次期参院選はかなりの候補者乱立の選挙になりそうだ。


大江康弘参議院議員が幸福実現党に入党

http://www.asahi.com/politics/update/0514/TKY201005140491.html

「入信はしない」らしい。しかし、入党の会見で、「入信はしない」と言うこと自体異例だよな。

数日前にこの報を聞いたときは、ちょっと信じられなかった。ドクター・中松を入れるくらいだから幸福実現党自体は外部の人を入れることを厭わないのだろうが、そこに入っていく国会議員がいるとは。

これで幸福実現党が次期参院選で選挙区か比例区で2%の得票率を獲ると政党要件を満たすことになる。全選挙区で候補を擁立すれば、比例区よりは選挙区のほうが得票率は高くなると思う。幸福実現党は全ての選挙区で候補を擁立する方針だったが、お得意の方針転換でその方針を取りやめた。しかし、最近になって一度擁立を取りやめた選挙区に候補をまた立てている。2%を目指すのであれば全選挙区に候補を立てるだろうが、幸福実現党のことだからどうなるかわからない。2%獲らなくても4人当選すれば政党要件を満たすことになるが、それはないだろう。

報道機関は政党要件を満たしていないと諸派扱いだが、私が管理している政治情報ライブラリでは、1人以上国会議員が所属していれば諸派扱いしないことにしているので、幸福実現党を諸派から諸派以外にする作業をする必要がでてきた。それにしても、幸福実現党が諸派でなくなるとは思わなかった。


gooメールの不具合

http://www.asahi.com/national/update/0513/TKY201005130225.html

gooメールが3月31日のリニューアル以降、不具合が多数報告されていたのだが、ついに一般紙にまで記事になった。

おそらく見積もりが甘くて、工程が最後まで完了しないが、既にリニューアルの日程は発表してしまっていて、諸々の都合上延期もできずに、バグが残ったままサービスインしてしまったのだろう。

リニューアル後のサイトはAjaxなどを使って「高機能」になっているようだが、前のほうがシンプルでよかったという声を受けて、「シンプル版」を新規開発して5月末にはリリースするらしい。開発側の立場に立つ人間としては「うわぁ…」という感じだ。「なんとかしろ」は恐怖の合い言葉。その言葉を使わないようなプランニングをすべきなのだが。こういう失敗案件はどんどん晒して、同じような失敗を繰り返さないための他山の石にするのが、業界としても望ましいとは言える。

実際のところは、技術部門とは違うところでいろいろとあるのだろうと思うけど、そういうのは表にならないだろうな。ましてや天下のNTTグループだし。


インドで就労ビザ取得に条件

http://www.asahi.com/international/update/0509/TKY201005080318.html

インドで、外国人に就労ビザを与える際に「年収25000ドル(約230万円)」という条件を定めたとのこと。インド国内での雇用確保が目的とのこと。

IT業界の求人を見ていたら、日本の会社は最低でも月給20万円台なのに、インドの会社は3~8万円くらいだった。日本企業が外国で安い人件費で現地の人や日本人を雇用して作業をするという事例はありふれているが、日本としたら仕事と人が流出しているわけで、それに対して日本政府はあまり対策をとっていないように見える。もしくは、外国に仕事をもっていく企業に対して配慮しているのか。

別のインド事情の記事には、中国からインドへの労働者の大量流入が問題となって外国人労働者を制限、そのあおりを日本企業が受けている、とある。それに対して韓国は強い体制を敷いている、ともある。