去年以降にできた主な新党

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去年から今年にかけてできた新党をまとめてみた。新党改革は2008年にできた改革クラブが名称変更したものだが、実質新党として含めている。

政党名 成立年月日 代表者 所属国会議員 他の主な関係者
みんなの党 2009年8月8日 渡辺喜美(衆・栃木3) 江田憲司(衆・神奈川8)
山内康一(衆・比例北関東)
柿沢未途(衆・比例東京)
浅尾慶一郎(衆・比例南関東)
川田龍平(参・東京)
水野賢一、小野次郎、清水鴻一郎
小熊慎司、柴田巧、桜内文城
菊地文博、宮越馨、真山勇一、井坂信彦、佐藤正夫
松田公太、江口克彦
新党改革 2010年4月23日
(改革クラブから党名変更)
舛添要一(参・比例) 渡辺秀央(参・比例)
荒井広幸(参・比例)
矢野哲朗(参・栃木)
小池正勝(参・徳島)
山内俊夫(参・香川)
たちあがれ日本 2010年4月10日 平沼赳夫(衆・岡山3) 園田博之(衆・熊本4)
与謝野馨(衆・比例東京)
中川義雄(参・北海道)
藤井孝男(参・岐阜)
升田世喜男、岡佑樹、村岡敏英
三木圭恵
中畑清
幸福実現党 2009年5月23日 石川悦男(非議員) 大江康弘(参・比例) 大川隆法、ドクター・中松
日本創新党 2010年4月18日 山田宏(杉並区長) なし 中田宏、斎藤弘
岡野俊昭、清水哲

この中で頭一つ抜け出しているのは、やはりみんなの党であろう。次期参院選への候補者擁立も進んでいる。ただ、全選挙区に候補者を擁立する目標は掲げているが、支持率が高いと言っても民主党、自民党には及ばず、また、組織的にも脆弱で、ほとんどの選挙区で落選するであろう。比例票の掘り起こしという目的もあるだろうが、あまりに結果を出せないと今の追い風ムードがしぼむこともあり得る。比例では民主、自民、公明に次ぐ議席数を得るのではないかと勝手に予想。

新党改革はまさに舛添さんが新党を作りたくて改革クラブを居抜きで使ったという、「ロードサイドのハイエナ」ならぬ「政党政治のハイエナ」と言ったら怒られるかもしれないが、そんな感じだ。未だ次期参院選の候補者も正式に発表していない。(小池正勝議員は立候補するようだが。)あと、多くの人が思い違いをしているかもしれないが、舛添氏本人は非改選なので次期参院選には立候補しない予定である。他の5人は改選である。このままだと、次期参院選以降政党要件を維持するのは難しいか。

たちあがれ日本は、古い自民党色を出していけばそれなりに支持を集めるのかもしれないと思った。新党の中で、復古的な要素があるのはたちあがれ日本くらいしかない。これは逆に他党との差別化につながる。今まで発表している立候補者は、平沼系と与謝野系でけっこうはっきり分かれていて、平沼派、与謝野派と考えれば、ますます古い自民党っぽくなるか。1議席獲得できると政党要件は維持できるので、現有議席死守が至上命題になるか。

幸福実現党をここで書くことになるとは思わなかったのだけど、国会議員1人所属しているわけだから仕方がない。とにかくこの党は代表も方針もころころ変えるし、どうなるかわからない。さすがに選挙で議席を獲ることはないとは思うが、政党要件を狙いにいくのかが焦点の一つになると思う。

日本創新党は地方首長経験者が中心となっており、現役知事も支援はしているようだが、今のところは様子見をされている状態ではないか。選挙で惨敗したらもう終わりになると思う。今のところあまりインパクトはないと感じる。元銚子市長の名前が出てきたのはプチ・サプライズではあったが。

他にも、少なくとも、民主党、自由民主党、公明党、国民新党、社会民主党、日本共産党が次期参院選に候補を擁立するわけで、次期参院選はかなりの候補者乱立の選挙になりそうだ。