美容室経営会社がグルーポンを提訴

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http://www.asahi.com/national/update/0629/OSK201106290052.html

美容室経営会社がグルーポンのクーポンを大量に発行して赤字が出て「説明が不十分だった」ということで損害賠償を求める訴えをしたとのこと。

クーポンビジネスではグルーポンなどのクーポンサイト運営会社は損をしないようにできている。クーポンによるサービスを提供する会社は、集客を見込めるというクーポンサイト運営会社の説明に従って自社のサービスなり商品なりを格安で提供するクーポンを発行するわけだが、基本的に集客が目的であり採算は度返しになる。千客万来とは言っても、コストを超えた儲けにならない客ばかり来ても困ってしまう。よってクーポンの発行枚数の調整が重要になってくるのだが、このあたり想像だけどはクーポンサイト運営会社がなるべく多くの枚数を発行するような提案をするのであろう。その提案に従ってしまった結果赤字になってしまったのだろう。

クーポンビジネスも最初は目新しさがあったので受け入れられたが、こうなってくるとそろそろ終わりなのかと思う。通常、店と顧客の二者がいればいいものの、クーポンサイト運営会社という第三者が間に入ってくる。ここも収益を得るわけだから、ある程度のひずみはどうしても生じてくるだろう。しかも、グルーポンは今はわからないが、一時期は毎月50~60人が入社していて、急成長であるものの地に足がついていない感は否めなかった。

私個人としては、クーポンも利用しないのであまり関係はないのだが、あるビジネスの興亡という点では興味深いかな、と。