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http://www.asahi.com/politics/update/0910/TKY201109100390.html
鉢呂経済産業相が、自身の一連の発言の責任をとって辞任した。
最初の「死のまち」は公式の場での発言であり、本人の発言であることは間違えない。問題とするかは人それぞれだが、この発言については撤回し謝罪している。
次の「放射能をつけちゃうぞ」(この発言自体あやふやなのだが後述)発言については経緯が不可解。まず、報道されたのは「死のまち」発言の後だが、実際は「死のまち」の前日に「放射能」を発言したそうだ。最初読売新聞のネットの記事を見たとき、時系列がまるでわからなかった。(今探したがその記事は見つからなかった。)しかも、「放射能」発言については報道各社の表現がばらばらで本当のところ何と発言したのかがわからない。おそらく発言した本人も覚えていないし、まわりにいたという記者たちも覚えていないのだろう。以降は憶測だが、その場ではスルーされていたのが、後になってこの発言も問題にしようということになって、思い出して記事を書いたら、見事に各社の表現がばらばらだったということなのだろう。
しかも、これは真偽が不明だが、まわりにいた記者たちが鉢呂大臣を煽って問題発言を引き出した、という情報もある。そうなると問題の発端はまわりにいた記者ということになるが、なんせ未確認情報だし、マスコミ側からはそういう情報は出てくるはずがない。何らかの形で情報が出てくることを望む。
そういうあやふやな報道を元に辞任するのもどうかと思うのだが、鉢呂氏自体、今回乗り切ったとしても、今後のことを考えて辞めておいたほうがいいと考えたのだろうか。
それにしても、鉢呂大臣脱原発発言→読売新聞原発素敵社説→鉢呂大臣辞めさせようキャンペーン、と考えると、わかりやすいと言えばわかりやすい。実際のところ本当にそうなのかはわからないし、読売側は否定するに決まっているから、そこを突き詰める意味はない。いくらなんでも単純すぎる図式だとは思うが、そう勘ぐられても仕方がない面はある。
個人的には一川防衛大臣も「自分は素人」発言のほうが辞任に値すると思う。あの発言をして辞めさせなかったので、野田内閣は無闇に大臣を辞めさせるようなことはしない内閣だと思っていたのだが…。