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今日はまず仙石線に乗って石巻まで行く。部活っぽい団体がたくさん乗って辟易したが、彼ら彼女らが宮城野原で降りると、静かになった。松島海岸で代行バスに乗り換える。仙石線は高城町~陸前小野まで不通区間になっているが、代行バスは松島海岸~矢本で運行している。高城町から代行バスを走らせていない理由は、高城町駅前にバスをつけるスペースがないからかと思っていたが、高城町駅が業務委託駅で駅員が不在になる時間帯があるというのも関係しているのかもしれない。代行バスの乗り継ぎの取り扱いをするのに、駅員がいないと何かと困ることがある。松島海岸駅、矢本駅、両駅とも直営駅である。代行バスは1台で運行。十分余裕がある程度の乗客数だった。手樽駅ですれ違った代行バスは2台運行だった。途中、時間調整などもしながら、矢本駅に到着。なお、仙石線の復旧は2015年になるという。まだ先の話だ。
石巻の街を歩いてみたが、石巻駅のあたりはわりと地震の爪痕のようなものは感じなかったのだが、海側はそれが生々しく、特に南浜町のあたりは「街が消えた」としか言いようがないような状態だった。一方で、高台にある集落は昔と変わらなさそうな感じで、少しの場所の違いでかなり被害の状況が違うということを目の当たりにした。
仙台-石巻間の輸送について、JR仙石線は1時間に1本で代行バスを乗り継ぐ必要があるのに対し、高速バスは30分に1本で直通だから適わない。ただ、JRも本数は少ないが、小牛田まわりでノンストップで仙台に直通する列車を運行している。
時間があったので渡波まで行って折り返す。渡波では女川方面に行く代行バスに乗り継ぐ人が多かった。小牛田経由で一ノ関まで行って今日は泊。仙台から来た一ノ関行きは、4両編成の半分を小牛田で切り離すという運用でそこそこ混んだが、瀬峰で降りる人が多かった。