埼玉県議選の区割り変更

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http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/10/09/03.html

次期の選挙から適用となる埼玉県議選の区割りが変更された。

今までは平成の市町村合併前の市町村の境界線で区割りがなされていたため、同じ市でも選挙区が異なる、というケースがあった。これは全面的に解消された。あと、有権者が少ない選挙区のほうが定数が多いという逆転現象も解消された。

区割りが変わっているので前と単純には比較できないが、大ざっぱに言うと、鴻巣1増、岩槻1減、北葛飾1減(旧庄和が春日部、杉戸が幸手、松伏が吉川とくっつく)と言ったところか。あと、ふじみ野、東松山、本庄、加須、久喜が実質的に合区した選挙区というところか。定数2になってどういう勢力図になるかというのも焦点である。

あと、さいたま市の区ごとになっている選挙区を合区するという議論もあったが、これは見送られた。多数派(自民党)としては合区するよりも定数が少ないほうが好ましいというのは事実だろう。全国的に見ても、政令指定都市の区で合区しているのは堺市東区・美原区選挙区くらいではないか。なおここは定数1である。

あと、選挙区の名称が変わるという報道もあった。現行の「南1区」などに市町村名を加え「南1区 草加市」などとするという。そもそも南1区とか言われてもどの市町村の選挙区かわからない。前に比べればわかりやすくなったとは言えるが、長ったらしいのは確かである。そもそもこの選挙区名の東西南北って、中選挙区制時代の衆院選埼玉1~4区の枠組みなのである。いつの時代だよ、という話だ。このように都道府県議選の選挙区名が独自なのは埼玉県だけである。