吉田初三郎式鳥瞰図「織物と観光の都留市」

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“都留市”と銘打っているだけあって、市制施行後に作られたものであり、比較的新しい。ただ、織物はわかるが、観光に関して言えば、都留市にはそんなに観光要素ないだろうとは思う。図を見てもあまり大きな観光地はないだろうと感じる。都留文科大学は当時は都留短期大学で、谷村町の駅前、今の市役所の場所にあった。逆に、今都留文科大学がある場所はなにも描かれていない。手狭になって移転したのだろうが、その後都留文科大学前駅までできるようになったのだから、発展したものである。
あと、小学校が逐一描かれているが、宝鉱山の近くに高畑小学校がある。宝鉱山は1970年に閉山したが、それまでは周辺に鉱山町が形成され、学校もあったということなのだろう。また他にも旧宝村域には平栗小学校があるが、現在ではともに廃校となり宝小学校に集約されている。旧盛里村には旭小学校、輿縄分校が描かれているが、こちらはどちらも廃校になっている。旭小学校は今年の3月までは存在していた。また、谷村第三小学校は今は都留文科大学附属小学校となっている。