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赤沢宿は身延山、七面山参拝客の宿泊者で栄えた宿場である。今は重要伝統的建造物群保存地区となっている。
ストリートビューでは、七面山登山口・赤沢入口バス停から赤沢宿に向かって行く。このバス停付近にも旅館やタクシー乗り場などがある。”入口”バス停が本当に入口として機能している。春木川に架かる橋を渡ると赤沢宿と集落内にある妙福寺の看板が立っている。そこから先は細い上り坂が続いていく。歩いて上るのはなかなかたいへんそうだ。やがて集落に到着。集落の入口に近い江戸屋旅館は唯一今でも営業している旅館とのことだが、見た目は普通の民家のようである。この記事によると一日一組しか客をとっていないとのこと。また大阪屋旅館はいったん閉業したが、今はゲストハウスになっているとのこと。ストリートビューのデータが2015年でゲストハウスとして開業したのが2016年なので、当時は空き家だったのかリニューアル中だったのか。他にも喫茶店、蕎麦屋がある。かつては9軒の宿がありそれでも最盛期は足りなかったというが、今は静かな山村といった様相だ。ストリートビューデータ上での頂点の舗装の道との石畳の道の交点に若山牧水の歌碑がある。更にその上には宗説坊、十萬部寺を経由し身延山に通じる道があるというが、崖崩れで通れないという情報もある。かつての参詣のメインルートも今は昔、だ。